「パサつかない胸肉の唐揚げを作りたい!」
そんなとき、胸肉を柔らかくするコツを知らないと、おいしい唐揚げが作れませんよね。
実は胸肉は切り方や下味を工夫すれば、もも肉に負けないくらいジューシーで柔らかくできるんです。
本記事ではコスパの良い胸肉を使って、柔らかくジューシーな唐揚げを作る方法を紹介します。
胸肉でパサつかない唐揚げを作りたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
鶏胸肉の唐揚げを柔らかくする方法
鶏胸肉の唐揚げを柔らかくするには、どのような方法があるのでしょうか?
おすすめの方法を6つ紹介します。
- 繊維を断つように切る
- 下味にマヨネーズを使う
- 下味に砂糖を使う
- 下味に塩麹を使う
- ブライン液に漬け込む
- 片栗粉をまぶす
繊維を断つように切る
胸肉の繊維を断つように切ると、胸肉が柔らかくなります。
繊維を断つと、火を通したときに繊維が縮むのを防げるのです。
まずは胸肉の皮目を下にし、付け根の太い部分を左側に置いて切り離します。
次に、残った部分は上下を分断するように二等分にします。
最後に包丁を斜めに入れ、繊維を断つようにそぎ切りにしましょう。
調味料も馴染みやすく、柔らかく調理できます。
下味にマヨネーズを使う
下味にマヨネーズを使うと、胸肉が柔らかくジューシーになります。
マヨネーズに含まれているお酢が、胸肉のタンパク質を分解して柔らかくしてくれるのです。
また、マヨネーズに含まれる油分が、胸肉をコーティングして水分が逃げにくくなり、ジューシーに仕上がります。
マヨネーズを下味にすると、マヨネーズのコクもプラスされて、さらにおいしくなるメリットも。
唐揚げの下味にマヨネーズを使うのもおすすめの方法です。
下味に砂糖を使う
胸肉を柔らかくするために、下味に砂糖を使うのもおすすめです。
砂糖はタンパク質と水分を繋いで保湿するので、ジューシーに仕上がります。
砂糖をよく揉み込んで少し置いてから、他の調味料で下味を付けるのも良いですね。
いつも使う砂糖だけで柔らかくできるのは、便利ですね。
下味に塩麹を使う
下味に塩麴を使うと、胸肉が柔らかくなっておすすめです。
塩麹に含まれる酵素で、タンパク質を分解してアミノ酸に変化し、柔らかくなるのです。
「アミラーゼ」はデンプンをブドウ糖に分解し、甘味を出す働きをします。
さらに、プロテアーゼはタンパク質を分解し、旨味成分のアミノ酸に変化させます。
つまり、胸肉を柔らかくするだけでなく、旨味も増すという良い方法です。
ブライン液に漬け込む
胸肉を柔らかくするためには、ブライン液に漬け込むのもおすすめの方法です。
水と塩、砂糖から作られたブライン液は、それぞれの材料に胸肉をジューシーで柔らかくする力があるのです。
まず、塩が胸肉のタンパク質を分解し、水分が中に入り込みます。
そして砂糖は水分を閉じ込めて保水し、ジューシーな胸肉になります。
さらに塩がタンパク質を分解したことで、加熱で肉が縮みにくくなり柔らかく仕上がるのです。
片栗粉をまぶす
胸肉に片栗粉をまぶしてから調理すると、柔らかく仕上げられます。
片栗粉が、胸肉に含まれている水分と脂肪分が外に出てしまうのを防いでくれるのです。
何も付けずに胸肉を焼くと、タンパク質が縮んで固くなり、水分や脂肪分が外に流れます。
片栗粉をまぶすと、本来胸肉が持っている水分と脂肪分を肉の中に閉じ込めるのです。
さらに調味料に漬けてから片栗粉をまぶすと、調味料の水分なども閉じ込められて、さらに柔らかくしっとり仕上がります。
鶏胸肉の柔らか唐揚げのレシピ
固くなりがちな胸肉の唐揚げを、柔らかくおいしく仕上げるにはどうすれば良いのでしょうか?
おすすめのレシピを4つ紹介します。
- 下味でしっとり!塩唐揚げ
- ブライン液で!胸肉の唐揚げ
- 揚げ時間がポイント!胸肉唐揚げ
- 揚げない!胸肉唐揚げ
下味でしっとり!塩唐揚げ
胸肉をマヨネーズなどを含む調味料に漬け込み、しっかりと保湿した塩唐揚げのレシピです。
低めの温度で揚げてから、もう一度揚げるとカリッとジューシーに仕上がります。
【材料】
- 鶏胸肉…1枚
- 片栗粉…大さじ1
- 揚げ油…適量
- ☆しょうゆ…大さじ1
- ☆マヨネーズ…大さじ1
- ☆酒…大さじ1/2
- ☆砂糖…小さじ1
- ☆にんにくチューブ…3cm
- ☆しょうがチューブ…3cm
【作り方】
- 鶏胸肉はフォークで数か所刺して穴をあけ、食べやすい大きさに切る
- ポリ袋に☆を入れて混ぜ、胸肉を加えて袋の上からよく揉み込み、冷蔵庫で30分以上漬ける
- 冷蔵庫から取り出し、片栗粉をまぶす
- 揚げ油を170度に熱して3を入れ、3分間揚げて一度取り出し3分休ませる
- 油の温度を180度にし、4を3~4分、こんがりと色付くまで揚げて完成
(参考:Nadia)
ブライン液で!胸肉の唐揚げ
ブライン液を使って作る、柔らかい胸肉唐揚げのレシピです。
もも肉と変わらないほど、ジューシーでおいしくなります。
【材料】2~3人分
- 鶏胸肉…350g
- ☆水…大さじ2
- ☆砂糖…小さじ1/3
- ☆塩…小さじ1/4
- ★しょうゆ…大さじ1.5
- ★酒…大さじ1
- ★サラダ油…大さじ1
- ★しょうがすりおろし…大さじ1/2
- ★にんにくすりおろし…大さじ1/2
- 片栗粉…大さじ7~
- 揚げ油…適量
【作り方】
- 胸肉は食べやすい大きさに切って、ポリ袋に入れる
- ポリ袋に☆を全て加えて揉み込み、空気を抜いて冷蔵庫で30~1時間漬けておく
ポリ袋に★を加え、よく揉み込んでさらに冷蔵庫で30分おく - 胸肉に片栗粉をしっかりと付け、180度に加熱した揚げ油で揚げて完成
(参考:暮らしニスタ)
揚げ時間がポイント!胸肉唐揚げ
マヨネーズや塩、砂糖で下味をつけて柔らかくした胸肉の唐揚げのレシピです。
室温に置く時間を作って揚げ時間をなるべく短くし、パサつきを防ぎます。
【材料】
- 鶏胸肉…300~330g
- 砂糖…小さじ2
- 塩こしょう…小さじ1/3
- マヨネーズ…大さじ1
- ☆しょうゆ…大さじ1
- ☆にんにくチューブ…3センチ
- ☆しょうがチューブ…3センチ
- 小麦粉…大さじ1
- 片栗粉…大さじ2
- 揚げ油…適量
【作り方】
- 鶏胸肉は繊維を断つように、1cm幅の削ぎ切りにしてボウルに入れる
- ボウルに砂糖と塩こしょうを入れ、菜箸でかき混ぜる
- マヨネーズを加えてさらに菜箸で混ぜ、☆も加えてよくかき混ぜる
- 小麦粉を入れてかき混ぜ、片栗粉を入れて菜箸でかき混ぜる
- ラップをかぶせて室温に10分置いておく
- フライパンに揚げ油を1cmほどの高さまで入れ、170~180度に加熱して5を入れて2分揚げる
- 胸肉をひっくり返してさらに1分ほど揚げて完成
(参考:つくりおき食堂)
揚げない!胸肉唐揚げ
下味に漬け込んで片栗粉でコーティングし、焼いて作る唐揚げのレシピです。
カリッとジューシーな胸肉の唐揚げが甘辛いタレに絡み、ご飯が止まらなくなります。
【材料】2人分
- 鶏胸肉…350g
- 油…大さじ1と1/3
- 白いりごま…適量
- 小口ねぎ…適量
- 片栗粉…大さじ6
- ☆酒…大さじ1
- ☆しょうゆ…小さじ
- ☆ごま油…小さじ1
- ☆しょうがチューブ…小さじ1
- ★しょうゆ…大さじ1と1/2
- ★砂糖…大さじ1と2/3
- ★酒…大さじ
- ★みりん…大さじ1
- ★水…大さじ1/2
- ★しょうがチューブ…小さじ1
【作り方】
- 鶏胸肉はキッチンバサミの先で斜めに刺して全体に穴を空け、ハサミでひと口大に切る
- 胸肉をポリ袋に入れ、☆を加えて揉み込んで5分おく
- ポリ袋に片栗粉を加え、袋を振って全体にまぶす
- フライパンに油を入れて中火で1分半程よく加熱し、3を入れて上下を返しながら8~9分焼く
- フライパンに混ぜた★を加え、強めの中火で煮絡めて白いりごまと小口ねぎを散らして完成
(参考:Nadia)
まとめ
胸肉はヘルシーでコスパが良いのですが、唐揚げにするとパサついて残念な仕上がりになりがちです。
しかし実は調理方法を工夫すると、胸肉に負けないジューシーで柔らかい唐揚げが作れます。
本記事では、胸肉を柔らかく調理する方法や、おいしい唐揚げを作るレシピを紹介しました。
胸肉を柔らかくしたい方は、ぜひ本記事を参考にしておいしい唐揚げを作ってくださいね。
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