「可愛がっていたペットが亡くなったらお墓を作ってあげたい!」
愛するペットが亡くなった後、ペットのお墓を用意する方法を知らないと困りますよね。
実は、ペットが亡くなった時の供養にはいくつかの方法があります。
本記事では、ペットが亡くなった時の供養の方法と、お墓選びのポイントを解説します。
ペットが亡くなった時に供養してあげたい方は参考にしてくださいね。
ペットのお墓は必要?愛するペットが亡くなった時の供養の方法
愛するペットが亡くなった時は、どのように供養したらよいのでしょうか?
ペットが亡くなった時の供養には、下記の5つの方法があります。
- 自宅の庭にお墓を建てて供養する
- 自宅の室内やベランダで供養する
- ペット霊園で供養する
- 一般の墓で供養する
- その他の方法で供養する
詳しく説明します。
自宅の庭にお墓を建てて供養する
愛するペットが亡くなった時、自宅の庭にお墓を立てて供養する方法があります。
自宅の庭であれば、愛するペットが亡くなった後いつでも会いに行けるからです。
特に庭いじりをする人であれば、庭をきれいにするとともに、お墓もきれいな状態を保つことができます。
しかし、自宅の庭にお墓を建てる際には注意することがあります。
お墓を建てる場所が、私有地であれば法律に抵触することはありません。
ですが、賃貸マンションや社宅の庭の場合は、土地を自由にする権利がないので庭にお墓を作れないので気をつけましょう。
最近では、ペット用の墓石も多く販売されており、自宅の庭でもお墓を建てて供養できるのは嬉しいですね。
自宅の室内やベランダで供養する
自宅の室内やベランダで供養することも、愛するペットが亡くなった時の方法の1つです。
自宅に庭がない場合でも、自宅の室内やベランダに人間同様に仏壇を作り、お骨をおいて供養する人も増えています。
ベランダでの供養は一般的にはプランター葬と言われる方法です。
土の中に遺骨を埋葬し、花や観葉植物を植えて育てる供養方法になります。
最近では、プランターと一体型になっている遺骨入れなど、室内やベランダに置いても違和感のないものが販売されています。
注意することは、ペットの遺骨を自宅の室内やベランダで供養する場合は、ご家族と供養方法を話し合ってからにしましょう。
ペット霊園で供養する
愛するペットが亡くなった時、ペット霊園で供養する方法もあります。
ペット霊園では、ペットの大きさに関わらず供養できるからです。
自宅で供養する場合は、小鳥や猫・小型犬は可能ですが、大型犬になってしまうと難しくなってしまいます。
しかし、ペット霊園であれば、大型のペットも窮屈な思いをさせずに供養できます。
また、霊園によっては供養祭などを行い、同じようにペットを亡くした人たちと交流することも可能です。
自宅の近くにペット霊園がある・今後も引っ越す予定がないなどの場合は、予めペット霊園に供養について相談することをおすすめします。
一般の墓で供養する
愛するペットが亡くなった時、人間と同じ一般の墓で供養することも一つの選択肢です。
ペットの埋葬に関しては、法律上の制限がないため、人間のお墓に納骨もできます。
愛するペットと一緒のお墓に入りたいと考える人には嬉しい話ですが、墓の管理するお寺や宗派によってはペットの埋葬が認められないことも。
また、先祖代々の墓の場合には、家族や親戚からの同意を得なければいけないこともあります。
ペットが亡くなった時に一般の墓で供養したい場合、無断でペットを納骨すると問題になることもあるので、管理する霊園に事前に相談しましょう。
その他の方法で供養する
愛するペットが亡くなった時には、その他の方法で供養するやり方もあります。
前途した方法が、場所の問題や心情的に難しい場合もあり、飼い主が納得する別の方法を選ぶことも可能です。
その他の供養する方法は以下のようなものがあります。
- 飼い主と一緒に永代供養(納骨堂・樹木葬など)
- 他のペットと一緒に納骨堂や合同墓に納める
- 指定された場所での散骨
- ペットの骨でアクセサリーやダイヤモンドを作る など
ペットが亡くなった時の供養する方法の1つとして覚えておくと、飼い主にとって納得できる方法を選べます。
事前に家族の了解を得ることが必要な場合もあるので、自分一人で決めてしまう前に相談するようにしましょう。
ペットのお墓選びのポイント
実際にペットのお墓を決めるときは、何を基準に決めたらよいのでしょう?
お墓選びのポイントを3つあげます。
- お墓の種類で選ぶ
- 価格で選ぶ
- お墓参りに行きやすい場所かどうかで選ぶ
詳しく説明します。
お墓の種類で選ぶ
ペットのお墓を選ぶ際は、お墓の種類で選ぶ方法があります。
前述したように、ペットのお墓の種類は多種多様で、飼い主のライフスタイルにあわせられます。
飼い主のライフスタイルに合わないお墓を選ぶと後悔してしまう可能性も。
どのようなお墓を選ぶにしても、ペットが亡くなった場合、火葬にしてお骨を引き取る飼い主が多いです。
火葬にする際に他のペットとの合同火葬にすると個別に納骨ができないので注意しましょう。
また、他のペットとの合祀墓を選んだ場合も、後から取り出すことができません。
そのため、ペットのお墓の種類は、合同・個別、それぞれのメリット・デメリットを理解したうえで選ぶようにしましょう。
価格で選ぶ
ペットのお墓を選ぶ際は、価格で選ぶことも一つの方法です。
ペットだけのお墓の方が飼い主と一緒にお墓に入るより安く済むメリットがあるからです。
例えば、人間と同じお墓に入れる場合の墓地の相場は以下のように異なります。
お墓のタイプ | 墓地代の相場 |
一般的なお墓 | 150万円~200万円 |
樹木葬 | 70万円~ |
合葬 | 30万円~ |
また、ペットだけのお墓の場合の墓地の相場は以下の通りです。
お墓のタイプ | 墓地代の相場 |
個別墓 | 10万円~30万円 |
納骨堂 | 1.5万円/年間 |
合葬墓 | 5000円~1万円 |
自宅の庭・部屋・ベランダなどで供養する場合は、墓石やプランター・植物などでおよそ1万円〜5万円ほどになるようです。
どの方法が適しているか価格を比較することも重要です。
参照サイト:Life
お墓参りに行きやすい場所かどうかで選ぶ
お墓参りに行きやすい場所かどうかで選ぶことも、ペットのお墓選びには重要なことです。
遠い場所だと、お墓参りになかなか行けなくなってしまう可能性を考える必要があります。
また、就職・結婚などで引っ越してしまってお墓が遠くなってしまう場合も。
飼い主の現在や将来のライフスタイルにあわせて、お墓参りに行きやすい場所かどうかを考えてお墓を選びましょう。
ペットが亡くなった時にすることとは?
もしもペットが亡くなった時は、何をすれば良いのでしょうか。
以下の順番に沿って、供養をしてあげましょう。
- ご安置する
- 火葬する
- 遺骨を納骨する
詳しく説明します。
ご安置する
ペットが亡くなった時、まずはご安置しましょう。
なぜなら、動物は死亡後に死後硬直が始まってしまい、ペット用棺桶に収まらないこともあるからです。
犬やネコをぴんと足が伸びたままにしておくのではなく、優しくからだの内側に織り込むように曲げてあげるとよいです。
目が開きっぱなしになってしまっている場合は、そっと手をかざして閉じてあげましょう。
舌を出して口が開いてしまっている場合もあるので、口の中に戻してあげます。
死後硬直が終わったら、新聞紙やビニールシート・厚手のタオルを敷き、体をきれいに拭きます。
水分が残ると腐敗しやすくなるので、固く絞ったタオルで拭くとよいでしょう。
火葬する
次に、ペットの遺体を火葬します。
土葬には腐敗家庭での病原菌の発生・衛生面や埋葬する土地の問題があり、火葬が一般的です。
火葬施設は、ペット霊園や寺院が行っているケースと自治体が行っているケースがあります。
また、自治体に依頼すると、他の可燃物と一緒に焼却されてしまうこともあります。
そのため、ちゃんとした方法で供養する場合は、ペット霊園や寺院に連絡を取るとよいでしょう。
他のペットとの合同火葬の場合は、遺骨を取り出すことができないので、遺骨を引き取りたい場合は個別火葬を行いましょう。
遺骨を納骨する
最後に遺骨を納骨します。
自宅あるいは霊園で納骨し、亡くなったペットを供養するためです。
自宅で供養する場合や納骨堂・合葬墓は、火葬から納骨までその日1日で終わらせることが可能です。
しかし、霊園で個別墓を購入したり人間と一緒の墓に入れたりする場合は、個別スペースの購入や墓の施工など時間がかかります。
個別墓や人間と一緒に墓に入る場合は、墓の準備ができるまで手元で大切に供養するようにしましょう。
まとめ
愛するペットが亡くなったとき、どうやって供養したらいいのか、何を準備したらいいのかわからないと困ってしまいますよね。
本記事では、愛するペットが亡くなった時の供養の方法と、お墓選びのポイントを解説しました。
ペットが亡くなった時の供養方法や、お墓選びで悩んでいる人は本記事を参考にして、後悔のない方法を選んでくださいね。
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