お墓参りのお供えにタブーとされる花とは?供花の選び方やマナーも紹介

 

「お墓参りのお供えの花ってどんな花でもいいの?」

お墓参りの花をお供えするのに、どんな花でもいいのかNGの花があるのか疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

実は、お墓参りには向かない花があります。

本記事では、お墓参りのお供えにタブーとされる花や選び方などを紹介します。

お墓参りのお供えの花を選ぶのに迷っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

 

お墓参りのお供えにタブーとされる花とは?

お墓参りのお供えにタブーとされるのは、どのような花なのでしょうか。

タブーとされる花を5つ紹介します。

  • トゲや毒性のある花
  • つる性の花
  • 香りの強い花
  • 花粉が落ちやすい花
  • ドライフラワー

 

参考サイト:ひとたび

参考サイト:インターネット花キューピット

参考サイト:ライフドット

トゲや毒性のある花

トゲや毒性のある花はお墓参りのお供えにはタブーです。

トゲや毒のある花は「ケガ」や「死」を思わせふさわしくないため、控えた方がいいのです。

バラやアザミなどにはトゲがあり、スイセン・彼岸花・すずらん・チューリップなどには毒性があります。

仏様にトゲや毒をお供えすることにもなるので、やめましょう。

 

つる性の花

つる性の花もお墓参りのお供えには向かない花です。

つるが成長していき、お墓に巻きついたりお墓まわりに伸びていってしまいます。

近辺のお墓まで伸びていったら、とても迷惑になり掃除も大変になります。

朝顔やスイートピーなどつる性の花は避けましょう。

つるは成長が早くあっという間に伸びてしまうので、供えないようにしてくださいね。

 

香りの強い花

お墓参りのお供えには香りの強い花はタブーです。

香りが強い花をお供えすると、香りにつられて虫が寄ってきてしまいます。

さらに強い花の香りが線香の香りを妨害するなどからタブーとされています。

故人は香りを食するといわれているので、線香の香りをさまたげるような強い香りの花は避けましょう。

キンモクセイやユリなどいい香りで癒されるので、お供えしたいかもしれませんが、控えるのがベストです。

 

花粉が落ちやすい花

花粉が落ちやすい花もお墓参りのお供えには控えた方がいいのです。

風が吹いたり少しの衝撃で花粉が落ちたりしやすい花だと、墓石が花粉で汚れてしまいます。

ユリやひまわりなど花粉が落ちやすい花は、汚れるし取れにくいのです。

落ちた花粉が予想外の場所についてしまうこともあります。

花粉が手や服について不快な思いをする参拝者がいたら、故人もいい気分はしないでしょう。

 

ドライフラワー

ドライフラワーも、お墓参りのお供えにはタブーです。

お供えする花は「死」を思わせるものは控えた方がいいのです。

ドライフラワーは枯れきっており「死の花」になるので、マイナスエネルギーを発してしまいます。

故人が好きそうなドライフラワーがあったとしても、やめておきましょう。

場所がかなり遠いとドライフラワーか造花を、と頭をよぎるかもしれませんが、花は供えずその分香りのいい上質な線香を供えるのもおすすめ。

気持ちを込めてお参りするのがいいでしょう。

 

お墓参りに供える花の選び方

お墓参りに供える花は、どのようなものを選んだらいいのでしょうか。

選び方を3つ紹介します。

  • 故人が好きだった色や種類の花
  • 季節の花
  • 長持ちする花

 

故人が好きだった色や種類の花

お墓参りに供えるには、故人が好きだった色や種類の花を選ぶといいでしょう。

故人の好みを考慮し、故人をしのぶ気持ちを大切にしてください。

故人がトゲのある花などを好きだった場合や理由があってお供えしたい場合は、きれいにトゲを取り除いてからお供えするといいですね。

彩り豊かにお供えすると、故人も嬉しいでしょう。

亡くなってから日が浅い場合は、主に白い花をお供えするのがベストです。

特に故人の好きな花や色を知らない場合は、自分が供えたい花を心を込めて供えるといいでしょう。

 

季節の花

お墓参りに供えるときには季節の花を選びましょう。

季節の花は生命力がみなぎっており、エネルギーやパワーが強いです。

カーネーション・リンドウ・スターチス・ストックなど季節の花を供えると、お墓に季節を感じられて故人も嬉しいのではないでしょうか。

白いカーネーションは亡き母をしのぶ意味があったり、スターチスの花言葉は「変わらぬ心」だったりするので、供える花に適しています。

四季を感じられる花を選び、敬意を込めてお供えするといいですね。

 

長持ちする花

お墓参りに供える花は、長持ちする花を選びましょう。

すぐ枯れてしまうと、花が散ってお墓のまわりが汚れてしまいます。

長い間彩れるように、菊・リンドウ・カーネーションなどがおすすめです。

菊は輪菊・スプレー菊・ポンポン菊などいろいろ種類があるので、選んでみてください。

筆者はかわいい名前とまんまるしたビジュアルに惹かれて、ポンポン菊を選んだことがあります。

ポンポン菊はいろいろな色があってかわいいのでおすすめですよ。

夏や暑い時期は日差しが強く枯れやすいので、葉っぱを取り除き、水に触れる部分は茎のみにして供えるなど工夫して供えましょう。

 

お墓参りで花を供えるときのマナー

お墓参りで花を供えるときには、どのようなマナーがあるのでしょうか。

3つのマナーを紹介します。

  • 左右対称にに供える
  • 供える花の本数は奇数にする
  • 持ち帰らない場合は長持ちする配慮をする

 

左右対称に供える

お墓参りで花を供えるときは、左右対称に供えましょう。

左右対称にするのは、見た目をよくし、極楽浄土を表すためという理由もあるようです。

バランスを見て花を選びましょう。

左右非対称だと、見た目が偏ってしまいバランスが悪くなって見栄えがよくありません。

なんとなくバランスを見て感覚的に供えている人も多いと思いますが、マナーだったのですね。

 

供える花の本数は奇数にする

供える花の本数は奇数にするのも、お墓参りで花を供えるときのマナーです。

陰陽五行で昔から奇数は陽・偶数は陰とし奇数の陽を縁起がいいとして扱う風習がありました。

偶数は割り切れるので縁が切れるとされ、縁起が悪いとされています。

花は奇数の本数で供えるようにしましょう。

仏花用とある花を選ぶと花の種類や本数が調整されているので、間違いないです。

 

持ち帰らない場合は長持ちする配慮をする

お墓参りで花を供えるときは、持ち帰らない場合は長持ちする配慮をするのがマナーです。

すぐ枯れる花だと、花びらは飛び散ってしまい、枯れた花の残骸だけが残ってしまいます。

持ち帰らないときは、長持ちして花びらが飛び散らないような花を選びましょう。

何か長持ちする工夫ができるかもしれないので、お花屋さんで聞いてみるのもいいですね。

場所によっては生花を禁じているところもあるので、初めてのところはお供えしたままでいいかも確認した方がいいですね。

お墓の場所が遠かったり、多忙でなかなか参る機会がとれなかったりするときは、生花を供えて持ち帰るのも1つの方法になります。

 

まとめ

お墓参りのお供えの花って何か決まりはあるのか疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

実は、お墓参りのお供えにタブーとされる花があります。

お供えしてはいけない花というのは厳密にはありませんが、タブーとされていたり控えた方がいい花はあるのです。

本記事では、お墓参りのお供えにタブーとされる花やマナーなどを紹介しました。

スーパーなどでわざわざ仏花用コーナーがあるのは、理由があったのですね。

お供えの花の選び方にお困りの方は、ぜひ参考にして花を選び、お墓参りをしてくださいね。

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