家族の一員のペットが亡くなったら、悲しみと深い喪失感に陥ってしまいますよね。
可愛いペットを大切に供養してあげたいと飼い主なら思うでしょう。
しかし、初めて飼ったペットだと供養の仕方がわからなかったり、何年も前に送り出したペットは土葬だったから、最近のやり方がわからなかったりすることも。
本記事では、ペットの火葬後のお墓について、供養の流れや方法の火葬後のお墓の選択肢を解説します。
大切なペットを悔いなく供養するために、本記事を参考にしてください。
ペットの埋葬までの流れ
そもそも、ペットの埋葬まではどのような流れで行うのでしょうか?
主な流れは次の通りです。
- 【STEP1】ペットの安置
- 【STEP2】葬儀社・葬儀内容の決定
- 【STEP3】葬儀を執り行う
- 【STEP4】火葬を執り行なう
- 【STEP5】埋葬する
詳しく解説します。
【STEP1】ペットの安置
ペットを埋葬する際は、最初にペットを安置します。
亡くなったペットの種類や大きさにもよりますが、死後2時間ほどすると死後硬直が始まるため、できるだけ目や口を閉じた状態を整えます。
遺体に水分が付着している場合は、拭いて清潔にしてあげましょう。
ペットが入る大きさの段ボールにペットシーツやタオルを敷き、ペットを寝かせます。
遺体の傷み具合を抑えるためにも、ドライアイスや保冷剤を布などで包み、頭とお腹に置 きましょう。
【STEP2】葬儀社・葬儀内容の決定
ペットを安置したら、葬儀社選びや葬儀内容の打ち合わせをします。
葬儀社を決定したら、式の内容や準備などを打ち合わせし、葬儀社に葬儀を執り行ってもらいます。
【STEP3】葬儀を執り行う
葬儀社と打ち合わせをしてプランを決定したら、葬儀の開式です。
宗派が決まっているわけではありませんが、葬儀社が手配した住職が読経をあげてくれるケースが多いようです。
お焼香後に、火葬の前のペットと最後のお別れをします。
大切なペットと、最後の家族の時間を過ごしましょう。
【STEP4】火葬を執り行なう
お焼香後は火葬を執り行います。
火葬は、ペット専用の火葬施設や移動火葬車で行われるのが一般的です。
火葬後は収骨をして骨壺に納め、納骨のタイミングを家族と話し合い、埋葬を進めましょ う。
【STEP5】埋葬する
最後に埋葬を行います。
火葬後の直後・四十九日が過ぎてから・心の整理が落ち着いたタイミングで、納骨をし埋葬します。
ペットの火葬後のお墓の選択肢
では、ペットの火葬後のお墓の選択肢には、どのような種類があるのでしょうか?
6つの選択肢があります。
- 自宅の庭のお墓
- 自宅のベランダや仏壇
- 納骨堂
- ペット霊園
- 人間と一緒のお墓
- 散骨や樹木葬
詳しく解説します。
自宅の庭のお墓
ペットのお墓に最適な場所として最初にあげられるのが、自宅の庭です。
所有地の自宅に火葬したペットのお墓を建てることは可能ですが、気をつける点がありま す。
火葬したペットの遺骨を土のなかに安置する場合は、他の動物に掘り起こされないように、穴を深く掘らなければなりません。
また、遺骨が土に還るには長い年月を要するので、日当たりが良く雨水で浸水しない人通りがない場所を選びましょう。
自宅のベランダや仏壇
自宅のベランダや仏壇をペットのお墓にすることもできます。
自宅のベランダのお墓を一般的にプランター葬といい、鉢植えのプランターに遺骨を埋葬します。
プランター葬の場合、お墓を移動できるため、引っ越しをするときはプランターごと持ち運びできる点がメリットです。
自宅の仏壇に置いて供養する場合も、慣れ親しんだ自宅でペットを供養する手元供養もあります。
納骨堂
ペットのお墓には、納骨堂という選択肢もあります。
納骨堂は遺骨を安置できる屋内の施設で、ロッカーや棚に個別に遺骨を安置します。
ペットの納骨堂はまだ施設が少ないため、ペットの火葬場に併設していることが多いです。
ペット霊園
ペット霊園で供養するのもいいでしょう。
一般的にペット霊園では、人間の場合と同じく火葬・納骨・埋葬・供養までができます。
さらに、埋葬の種類には次の3つがあります。
- 個別埋葬
- 納骨堂
- 合同供養墓
家族とよく相談して、埋葬方法を決めましょう。
人間と一緒のお墓
もし希望するなら、人間と一緒のお墓に入ることも可能です。
特に近年はペットと一緒のお墓に入りたいと希望する人が増えているため、一部の民間の霊園ではペット共葬区画を設けて、ペットと一緒に入れるお墓を建てることができます。
ただし、数が少ないため、必ずしも希望する場所で対応してもらえるわけではありません。
散骨や樹木葬
散骨や樹木葬で埋葬する方法もあります。
散骨は、命の源の水・土に還る目的で、海・森林に粉状にした遺骨を撒きます。
樹木葬も、墓石の代わりにシンボルツリーを植えて供養します。
ただし、散骨と樹木葬の注意点として、海に散骨をする場合は場所が限定されている点で す。
散骨するポイントまでは、船やクルージングで行かなければなりません。
また、林に散骨する場合は、所有者の許可を取る必要があります。
樹木葬に関しては、まだ行なっている霊園が少ないため、確認してみましょう。
まとめ
大切なペットだからこそ、感謝の気持ちを込めて供養してあげたいと思いますよね。
実は、ペットの供養にはいろいろな方法があるんです。
本記事では、ペットの埋葬までの流れや火葬後のお墓の選択肢について詳しく解説しました。
ペットを飼っている方は、本記事を参考に悔いの残らない葬儀を検討しておきましょう。
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