更年期はどうしてこんなに眠いの?眠くなる6つの原因と対処法を解説!

 

40代を過ぎると、多くの人が更年期の症状を実感し始めます。

しかし、中には眠くて困ってしまうことも。

本記事では、更年期に眠くなる6つの原因と対処法を解説します。

更年期の「眠くなる症状」でお悩みの方は参考にしてくださいね。

 

そもそも更年期とは?

そもそも更年期とはどういうことなのでしょうか?

“個人差はありますが50歳前後の年齢で閉経を迎え、この閉経の時期をはさんだ前後10年間(一般的に45〜55歳頃)を”更年期”といいます。”

(引用:更年期障害の症状と原因-大塚製薬

つまり、閉経をはさんだ前5年、後の5年の10年の期間を指すもので、45〜55歳の女性に訪れます。

更年期は誰にでも訪れる心身の転換期です。

更年期には、さまざまな症状を実感する人が多くいます。

個人差はありますが、代表的な症状には「眠気」「のぼせ」「手足の冷え」「動悸」「肩こり」「耳鳴り」「物忘れ」などがあります。

元気に明るく過ごすために、ひとりで悩まずできることから始めてみませんか。

(参考サイト:女性に必ず訪れる更年期 症状や原因、女性ホルモンのゆらぎとのつき合い方 | NHK健康チャンネル )

 

更年期はどうしてこんなに眠いの?主な6つの原因

更年期はどうして眠いのでしょうか。

実は、強い眠気は更年期の代表的な症状なのです。

眠くなる原因が主に6つあります。

  • そもそも睡眠時間が少ない
  • 睡眠の質が悪い
  • ホルモンバランスが乱れている
  • 自律神経が乱れている
  • ストレス
  • 加齢

それぞれ詳しく解説します。

 

そもそも睡眠時間が少ない

更年期に眠くなりやすい原因の1つとして、睡眠時間が少ないことが考えられます。

40〜50歳代の女性は、毎日家事や育児・仕事・介護などに忙しく、そもそも睡眠時間が少なくなりがちです。

睡眠時間が少ないと日中に強い眠気が生じやすくなります。

更年期は、特に睡眠障害を発症するケースも少なくないのです。

 

睡眠の質が悪い

更年期は、「なかなか眠れない」「昼間眠い」などの症状が現れる方も多く、睡眠の質が悪いことも原因の1つとして挙げられます。

寝ている途中で何度も目が覚める中途覚醒も睡眠障害の症状です。

年齢とともに睡眠時間は少なくなり、更年期は睡眠サイクルの乱れが生じやすい時期でもあります。

睡眠時間は長く眠っているのに、「眠れた実感がない」という経験はありませんか。

更年期では、睡眠時間は長く眠っていても、あまり眠れていないと感じる人が多いようです。

 

ホルモンバランスが乱れている

更年期は女性ホルモンである「エストロゲン(卵胞ホルモン)」の分泌量が急激に減少します。

女性ホルモンの分泌が乱れるとホルモンバランスが崩れて、更年期障害の原因となり症状として現れるのです。

例えば、「眠い」「やる気が出ない」「だるい」「イライラする」「暑くないのに汗が出る」などの症状です。

ホルモンバランスの乱れは、自律神経にも大きな影響を与えています。

自律神経が乱れている

更年期に眠くなるのは、体の調子を整える自律神経の乱れが原因の1つです。

自律神経は、体を動かすときに働く「交感神経」と体を休ませるときに働く「副交感神経」があります。

対照的な働きを持つ交感神経と副交感神経のバランスによって、心身は健康に保たれているのです。

ホルモンのバランスが崩れると、両方の自律神経が正常に機能せず、心身に様々な不調が出やすくなります。

自律神経が乱れると、「なかなか眠れない」「昼間眠くなる」「夜中に目が覚める」などの症状が多くみられます。

 

ストレス

更年期には、精神的な疲れなどのストレスが原因で眠気や疲れを感じることがあります。

また、ストレスによって自律神経が正常に機能せず、頭痛やめまいなど心身の不調が起こりやすくなります。

更年期は女性ホルモンの減少・自律神経・睡眠が、ストレスに大きく関わっているのです。

 

加齢

更年期に眠くなるのは、加齢による睡眠サイクルの乱れの影響が原因の1つです。

人の眠りは「ノンレム睡眠(深い眠り)」「レム睡眠(浅い眠り)」の2つの睡眠活動で構成されています。

睡眠中のノンレム睡眠とレム睡眠のバランスが大事なのです。

年齢とともに睡眠時間は減少するといわれています。

睡眠時間が減ることにより成長ホルモンの分泌も減少し、体力の回復にも影響して老化が進みます。

老化は加齢による自然現象なので、年齢を重ねるごとに「寝ても疲れが取れない」と実感する人も多いのではないでしょうか。

 

更年期で眠い時の3つの対策

更年期で強い眠気に襲われ、日中「うとうと」して眠くなることありますよね。

実は、眠気を感じにくくする対策が3つあります。

  • 規則正しい生活習慣をとる
  • 漢方やサプリメントをとる
  • 専門家に相談する

詳しく解説します。

 

規則正しい生活習慣をとる

更年期で眠いときの対策1つ目は、「規則正しい生活習慣をとる」です。

更年期の症状である自律神経の乱れを改善するためには、毎日の生活習慣を見直しましょう。

例えば、「起床時間と就寝時間を決める」「適度に運動する習慣を身につける」などです。

自律神経を整えるには、ストレスを軽減することも重要です。

睡眠は十分にとることで疲労回復やストレス軽減の効果があり、身体にとても重要な役割を担っています。

なるべく1日6〜7時間の睡眠を習慣にすることをおすすめします。

また、睡眠の質を良くするには、「眠る前のスマホ操作を控える。」「アルコールやカフェインの摂取を控える。」などを試してみてください。

生活リズムを整えて食生活も見直し、十分な睡眠をとるように心がけましょう。

 

漢方やサプリメントをとる

更年期で眠いときの対策2つ目は、「漢方やサプリメントをとる」です。

更年期においては、「眠い」「体がだるい」「疲れが取れない」などの症状が現れます。

病院に行く必要のない程度の症状であれば、薬局やドラッグストアで手に入る漢方やサプリメントを摂取してみるのも良いでしょう。

例えば、漢方なら「三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)」や「加味逍遙散(かみしょうようさん)」などがあります。

サプリメントなら「大豆イソフラボン」や「エクオール」などです。

摂取することで睡眠の質が変わるともいわれています。

大豆イソフラボンやエクオールは、体内で女性ホルモンに似た働きをする成分なので、更年期にはおすすめのサプリメントです。

更年期の症状で悩んでいる人は、薬剤師さんに相談してみましょう。

 

専門家に相談する

更年期で眠いときの対策3つ目は、専門家に相談することです。

更年期の症状には個人差があります。

眠気がひどい場合や不眠症・倦怠感・気分の落ち込みなどの症状が続く場合は、早めに専門家に相談しましょう。

治療が必要なくらい強い症状が出る人もいれば、ほとんど症状を感じずに過ごせる人もいます。

更年期障害には専門の外来があり、ホルモンバランスのチェックや症状に対してのアドバイスを受けられます。

辛い時は1人で悩まずに専門家に相談してくださいね。

 

まとめ

40代を過ぎると多くの人が更年期の症状を実感し始めますが、眠気に悩まされる人もいます。

実は、強い眠気は更年期の代表的な症状なのです。

本記事では、更年期に眠くなる6つの原因と対処法を解説しました。

更年期の眠けには睡眠やホルモンバランス、自律神経の乱れ、ストレスや加齢などさまざまな原因が影響しています。

眠くなる理由を知って生活習慣を見直し、更年期を健康的に乗り切りましょう。

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