「ワンオペで、育児ノイローゼかも…」
頼れる人がいない中で育児をすると、心身ともに限界を迎えてしまうこともありますよね。
実は、育児ノイローゼには特徴的な症状があるのです。
本記事では、ワンオペで育児ノイローゼになった時の対処法と体験談をご紹介します。
思い当たる育児ノイローゼの症状がある方は、ぜひ参考にしてくださいね。
ワンオペで育児ノイローゼになった時の症状とは?
ワンオペで育児ノイローゼになるとどのような症状が出るのでしょうか?
5つの症状をご紹介します。
- 眠れなくなる
- 無関心になる
- 悲観的になる
- 感情が抑えられなくなる
- 自然に涙が出てくる
眠れなくなる
ワンオペで育児ノイローゼになると、眠れなくなります。
精神的に不調になると、体は疲れているのに眠れなくなる場合があります。
子育て中は子供のお世話をしながら、家族のスケジュールに合わせて家事を並行してこなすため、頭はフルに活動しているのです。
特にワンオペの場合、頼れる人がおらず自分で全てをこなすため、気づかないうちにキャパオーバーになってしまうことも。
常に頭が活動しているとリラックスとは程遠い状態になり、眠れなくなってしまいます。
無関心になる
無関心になることも、ワンオペで育児ノイローゼになった時の症状の1つです。
心が疲れていると、普段なら気になるはずの部屋の片付けや掃除にも無関心になり、やる気が起きなくなります。
また、以前は没頭していた趣味にも興味を持てなくなり、心に潤いを与えてくれる楽しい出来事がなくなります。
行動の原動力は感情であるため、感情が動かず無関心になると行動できなくなってしまうのです。
悲観的になる
ワンオペで育児ノイローゼになると、悲観的になることもあります。
ワンオペゆえに心身に余裕がなくなると、些細なこともネガティブに捉えて被害妄想にかられます。
例えば夫の何気ない一言に傷ついたり、自分のことを後回しにして家事育児をしていることに苛立ちを覚えたりするのです。
時間的・体力的な余裕がなくなると、ネガティブ思考の連鎖から抜け出せず、ポジティブなことを考えられなくなります。
ネガティブな発言ばかりをしていると子供の成長にも悪影響があるため、周りのサポートも受けながら休息が必要です。
感情が抑えられなくなる
感情が抑えられなくなるのも、ワンオペで育児ノイローゼになった時の症状です。
通常であれば気にしないようなことも、ネガティブに捉えて不安や怒りを覚えます。
例えば夫の何気ない一言に傷ついたり、家事育児に追われて自分を犠牲にしていることに苛立ちを覚えたりするのです。
特に子供は着替えや食事に時間がかかったり、おもちゃを散らかしたままにしたりするので、イライラすることが多くあります。
普段は気にせず温かく見守れるようなことでも、育児ノイローゼになると感情を抑えられず怒鳴ってしまうことも。
怒鳴った結果、子供を傷つけたことに自己嫌悪に陥るのも育児ノイローゼの特徴です。
自然に涙が出てくる
ワンオペで育児ノイローゼになると、自然に涙が出てきます。
特に初めての育児の場合、子供の体調不良を過剰に心配して、発育に問題がないか不安が募りやすくなります。
頼れる人がおらず、一人で毎日不安を抱えた状態は想像以上にママのプレッシャーとなり、堪え切れなくなると涙が出てくることも。
また、赤ちゃんの生活リズムに合わせると睡眠不足や不規則な生活になるため、ホルモンバランスも崩れて精神的に不安定になります。
赤ちゃんとは会話ができないので、意思疎通の取れる相手と話す機会が少ないと閉塞感が募り、心の不調が起きやすいのです。
ワンオペで育児ノイローゼになってしまった時の対処法
ワンオペで育児ノイローゼになってしまった場合、どのように対処すれば良いのでしょうか?
- 自分の時間をつくる
- 悩みや愚痴を話す
- 完璧な育児を目指さない
詳しく説明します。
自分の時間をつくる
ワンオペで育児ノイローゼになってしまったときには、自分の時間を作ると良いです。
特に子供が小さいうちは、身の回りのお世話をすべてしなければならず、ママは自分の時間をなかなか取れません。
また、怪我をしないように常に子供に目を配っているため、気を抜けるときがありません。
例えば月に1回でも定期的に家事育児から解放されて自分のために時間を使うことで、気持ちをリフレッシュできます。
短時間でも自分を大切にしていると感じられると、心が満たされるのです。
すべて自分がやらなければならないと思い込まずに、時には人を頼って休息する時間を作るようにしましょう。
悩みや愚痴を話す
ワンオペでの育児ノイローゼから脱するには、悩みや愚痴を話すのも有効です。
人に悩みや愚痴を話すと、自分の状況を客観的に見ることができ、共感してもらえると気持ちが楽になります。
同じ年頃の子供を持つママであれば、同じ悩みを持っている場合も多く共感してもらいやすいでしょう。
経験者から的確なアドバイスをもらえる場合もあります。
一人で抱え込まずに誰かに相談すると、自分では思いつかなかった対策が浮かぶものなのです。
完璧な育児を目指さない
完璧な育児を目指さないことも、ワンオペでの育児ノイローゼから回復するのに重要です。
例えば「完全母乳で育てる」など自分の理想とする育児を実現しようとすると、できなかったときに自分を否定して落ち込みます。
育児に完璧はなく、子供も自我を持っていて完全にコントロールするのは難しいため、思い通りに進まないことも多々あります。
まずは育児に完璧はないことを認識して、妥協できる部分を探すことが大切です。
育児ノイローゼになったワンオペママの体験談
どのようなときに育児ノイローゼになってしまうのでしょうか。
ワンオペママの体験談を4つご紹介します。
- 夫に部屋が散らかっていることを指摘された時の体験談
- 昼夜問わず泣き続ける子供に、責められているように感じた体験談
- 反応がない赤ちゃんと二人きりで過ごし、孤独感を感じた時の体験談
夫に部屋が散らかっていることを指摘された時の体験談
夫に部屋が散らかっていることを指摘されたことで育児ノイローゼになった、筆者の友人Aの体験談です。
子供が散らかすおもちゃを何度片付けても、すぐに子供はおもちゃを散らかします。
苦労して片付けた矢先に散らかされるイライラと葛藤しながら、踏んで転ぶと危ないと思い片付けを繰り返していたそうです。
友人Aは、何度も部屋を片付けていた状況を知らない夫に、帰宅して早々散らかった部屋を指摘されたときに涙が止まりませんでした。
友人Aは夫には育児の大変さを理解してもらえないと感じ、孤独感から鬱状態になっていました。
昼夜問わず泣き続ける子供に、責められているように感じた体験談
昼夜問わず泣き続ける子供の世話をする中で、育児ノイローゼになった筆者の体験談です。
生後1〜2ヶ月頃の筆者の子供は昼夜問わず、泣き続けていました。
オムツを替えてミルクを飲ませ、部屋の温度も適温に保ち、思いつく限りの不快の原因を取り除いてもずっと泣いている状態です。
赤ちゃんが泣いている原因がわからず、抱っこしながら筆者自身も泣いていました。
新生児期は授乳の間隔が短く、授乳だけでも体力的に辛い上、ホルモンバランスの影響で精神的に不安定になりがちです。
気持ちに余裕がないので、赤ちゃんが泣き続けると、自分のお世話の仕方が悪いのかと責められているように感じていました。
話を聞いてくれる人がいれば良いのですが、赤ちゃんと二人きりだったため、ストレスを吐き出す場もなく追い詰められていったのです。
赤ちゃんの泣く声が辛く、無気力状態になっていました。
外出制限で気分転換ができず、追い詰められた体験談
外出制限により気分転換ができず、育児ノイローゼになった筆者の友人Cの体験談です。
生後1ヶ月までは母子ともに外出を控えなければならず、一日中部屋で過ごす生活でした。
コロナ禍だったため、家族や友人を自宅に招くこともできず、人との会話が極端に減りました。
アクティブな友人Cは外出してリフレッシュするタイプだったため、1日中自宅で過ごすことが苦痛だったそうです。
頻回授乳で睡眠不足な上に、産後はホルモンの影響により精神的に不安定にもなるため、赤ちゃんの泣き声に追い詰められたようです。
夫は育児休業を取得できず、残業続きでワンオペ状態だったため、辛い気持ちを吐き出す先もなく育児ノイローゼになってしまいました。
まとめ
ワンオぺ育児だと、誰にも頼れず一人で悩みや辛さを抱え込んでしまい、育児ノイローゼになる不安がありますよね。
実は、育児ノイローゼによく見られる症状があるのです。
本記事では、ワンオペで育児ノイローゼになったときの対処法と体験談をご紹介しました。
ワンオペでの育児ノイローゼに苦しんでいる方は、参考にしてくださいね。
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