子供はたくさんの愛情をママに注いでくれて、とてもかわいい存在ですよね。
しかし子育てがつらいと感じ、逃げたいと思ってしまうことも。
本記事では、育児から逃げたいと感じやすい時期や、先輩ママが育児のつらい時期を乗り越えた対処法を紹介します。
育児がつらくて逃げたい方は、参考にしてくださいね。
育児から逃げたいと感じやすい時期
育児から逃げたいと感じやすいのはどのような時期なのでしょうか?
育児がつらいと感じやすい、代表的な時期が4つあります。
- 新生児期
- 後追いの時期
- イヤイヤ期
- きょうだいが産まれた時期
詳しく説明します。
新生児期
新生児期は、育児から逃げたいと感じやすい最初の時期です。
産後の急激なホルモンの低下によって情緒不安定になり、突然涙が出たり、不安な感情になりやすかったりするからです。
さらに新生児期の赤ちゃんは、深夜も含めて3時間に1回は授乳が必要なので、ゆっくりと眠ることもできません。
特に、初めての子育ての場合は、全てが不安に感じてしまいがちです。
そのため、情緒不安定な中で不安を感じたり、寝不足が続いたりしてつらくなり、逃げたくなってしまうのです。
後追いの時期
赤ちゃんが後追いする時期も、育児から逃げたいと感じやすい時期です。
後追いが始まった赤ちゃんは、少し離れるだけで号泣したり追いかけてきたりするため、ママは心身ともに追い詰められてしまいます。
早くて生後6ヵ月頃から赤ちゃんは、ママの後を追いかけるようになり、ママの姿が見えなくなると大声で泣いて探し回ることも。
ママはトイレにも1人で行けなくなり、家事も思うようにできなくなってしまいます。
筆者も洗濯物を取りに行くだけの、わずかな時間でも子供をおんぶしたり、トイレに抱っこしたまま連れていったりしていました。
1人になれる時間がなくなり、赤ちゃんが泣く時間が増えるため、とてもつらい気持ちになってしまいます。
イヤイヤ期
子育てがつらくなりやすいのは、子供がイヤイヤ期の時期です。
イヤイヤ期は大人の声かけ全てを拒否して反抗してくるため、親は疲弊しつらくなってしまうのです。
イヤイヤ期は2歳前後から始まり、どんな声かけに対しても「イヤ!」と言って拒否してきます。
イヤイヤ期に入ると、今までスムーズにできていたことに、何倍もの時間を費やすことになります。
さらに子供を説得する労力も必要になり、自分が怒らないようにと必死に耐えることもあるでしょう。
筆者も娘たちがイヤイヤ期だったときは、こちらが泣きたい気分で常にストレスが溜まっていました。
常にイヤイヤを相手にしていると、とても精神面が疲れてしまい、逃げたくなってしまうのです。
きょうだいが産まれた時期
きょうだいが産まれた時期も、子育てから逃げたくなりやすい時期です。
上の子のお世話をしながら下の子のお世話をするのは非常に大変だからです。
きょうだいの年が近い場合は2人同時に泣かれることもあり、精神的に追い詰められてしまいます。
また上の子が赤ちゃん返りをしたり、今までできていたことが急にできなくなったりしてお世話が増えて大変になってしまうことも。
さらに上の子に変化が大きいと、心配しすぎてママが自分を責めたり、追い詰められてしまったりするのです。
【新生児期】育児から逃げたいと感じたときの対処法
新生児期に育児から逃げたいと感じてしまったら、どのように対処すれば良いのでしょうか?
乗り切った先輩ママの体験談を2つ紹介します。
- 出産経験のある友達と話してすっきり
- 産後ケア施設を利用
出産経験のある友達と話してすっきり!
友人のMさんは、出産から2週間ほどしてから突然涙が止まらなくなったり、不安でたまらなくなったりしたそうです。
Mさんは、「育児から逃げたい、自分にはできない」と考えていた時、先輩ママの友人たちに相談してみました。
友人たちは同じような気持ちになった経験を話してくれたり、おいしいお菓子を持って会いに来てくれたりと、話をたくさん聞いてもらえたそうです。
すると少しずつ気持ちが落ち着き、またつらくなったら友達に話そうと思えたと話していました。
育児は孤独になりがちなので、友人と話してすっきりするのも、1つの方法ですね。
産後ケア施設を利用
Fさんは、産後ケア施設を利用して、つらい時期を乗り越えたそうです。
出産してからしばらくすると、突然涙が止まらなくなり、自制心が効かずに夫の前でも取り乱すようになったそうです。
その後産後うつと認定され、助産師が育児のケアやサポートをしてくれる、産後ケア施設を利用することにしました。
産後ケア施設では赤ちゃんを預かってもらい、まずは自分の身体をゆっくりと休めることができたそうです。
さらに助産師さんが一緒に子育てをしてくれて、子育てのアドバイスをもらえるので、育児が孤独ではなくなります。
心身ともにゆっくり休み、しっかりと回復できたそうですよ。
(参考:あわじ暮らし総合相談窓口)
【後追いの時期】育児から逃げたいと感じたときの対処法
赤ちゃんが後追いをする時期に、育児から逃げたくなったらどのように対処すれば良いのでしょうか?
乗り越えた先輩ママの2つの体験談を紹介します。
- 声をかけてから離れる
- 家事代行サービスを頼む
声をかけてから離れる
筆者は赤ちゃんの視界から突然いなくなるのではなく、声をかけて説明してから離れるようにして乗り越えました。
姿が見えなくなると泣かれてしまうため、赤ちゃんがおもちゃやテレビに集中しているうちに、サッとその場から離れて用事を済ませようとしていたのです。
しかし突然ママが理由もわからずいなくなったら、赤ちゃんも不安ですよね。
そこで、「トイレに行くね」「洗濯物を干すね」などと、たとえ理解していなくても説明をするように心がけたのです。
すると、徐々に理解して大泣きすることが減っていきました。
まだ言葉は分からないだろうと思わず、きちんと説明してあげるのもおすすめの方法です。
家事代行サービスを頼む
友人のHさんは、家事代行サービスを頼んで乗り越えたそうです。
後追いで食事の準備も、部屋の掃除もできなくなってしまい、汚い部屋を赤ちゃんがハイハイするのが耐えられなかったとか。
そこで週に何度かの家事代行サービスをお願いし、部屋をきれいにしてもらったり、離乳食も作り置きしてもらったりしたそうです。
子育て経験のある女性の方が来てくれたので、育児の相談にも乗ってもらい、一気に気持ちが楽になったと話していました。
頼れる人に頼ることも1つの方法ですね。
【イヤイヤ期】育児から逃げたいと感じたときの対処法
イヤイヤ期の育児から逃げたいと感じたときに、乗り越える方法はあるのでしょうか?
おすすめの対処法が2つあります。
- イヤイヤしている子供の写真や動画を集める
- ただ静かに見守る
詳しく説明します。
イヤイヤしている子供の写真や動画を集める
イラストレーターの赤星さんは、イヤイヤしている子供の写真やイラスト、動画などを「イヤコレ」として集めるようにしたそうです。
全身をつかってイヤイヤを表現する子供を、冷静に写真におさめるのです。
イヤコレは多くのママが実践しており、イヤイヤを客観視できたり、なんだか笑えてしまったりとイヤイヤ期を楽しむ良い方法になっています。
筆者も次女が地面にひっくり返って泣きわめいている姿を、なんども動画に納めました。
イヤコレをしていると、「あ!すごいイヤイヤ来た!」と、楽しくなってしまうことも。
つらいイヤイヤ期を、楽しみの材料にするのはとても良い方法ですね。
(参考:mama Press)
ただ静かに見守る
漫画家のニシタカさんは、イヤイヤ期は天災だと思って、ただ静かに見守ることにしたそうです。
何をしてもイヤイヤの娘さんを、無理に動かそうとしてもさらに状況は悪化するだけだったとか。
そこでもう乗り越える方法なんてないと諦め、ただ終わるまで見守ることにしたのです。
イヤイヤ期は成長過程でいつかは終わると思って諦め、そっと見守るのも良い方法の1つですよね。
(参考:ベビーカレンダー)
【きょうだいが産まれた時期】育児から逃げたいと感じたときの対処法
きょうだいが産まれた時期に、育児から逃げたいと感じた時にはどのように対処すれば良いのでしょうか?
おすすめの対処法を2つ紹介します。
- 1人の時間を作る
- ママ友に遊びに来てもらう
1人の時間を作る
筆者はきょうだいの育児に追い詰められてつらくなった時は、両親や義両親に子供を任せて自分の時間を作るようにしていました。
常に2人のお世話に追われ、1人になる時間がまったくなくて追い詰められていたのです。
1日30分、犬の散歩に行く時間だけでも1人になれるのが、とても気分転換になりました。
また美容院にいったり、買い物に行ったりするだけでも、とても楽になれたのです。
周りの人に協力してもらい、1人の時間を作るのがおすすめです。
ママ友に遊びに来てもらう
友人のNさんは、ママ友に遊びにきてもらって楽になったそうです。
Nさんの長女は、赤ちゃんが生まれてからママのそばから離れなくなり、パパが遊びに誘っても外出したがらなくなってしまいました。
とはいえ長女も赤ちゃん返りで手がかかり、家にいても怒ってしまうことばかりで、かなり追い詰められていたとか。
そこでママ友にお願いし、子供たちを連れて家に遊びにきてもらいました。
すると長女もたくさん友達と遊び、赤ちゃんもたくさんかわいがってもらえて、自分のストレスもかなり発散できたと話していました。
まとめ
子供はかわいいですが、子育てはつらいことや上手くいかないことも多く大変ですよね。
時には逃げ出したくなってしまうことも。
本記事では育児から逃げたいと感じる時期や、先輩ママが乗り越えた対処法を紹介しました。
子育てがつらいと感じている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
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