「家族で墓じまいを考えているが、後悔する不安もあるし、どうしたらいいだろう?」
そんな時、先祖代々のお墓を墓じまいするのは勇気が要りますよね。
墓じまいする時は、特に気を付けないとトラブルになってしまうことも。
本記事では、墓じまいで気を付ける注意点を体験談も合わせて紹介します。
墓じまいを検討中の方は参考にしてくださいね。
【経験者に学ぶ!】墓じまいで後悔した体験談を紹介
墓じまいをする上で、後悔している人はいるのでしょうか?
墓じまいで後悔した体験談を5つ紹介します。
- 家族・親族と意見が合わない話
- お寺と金銭トラブルになった話
- 予算が足りなくなった話
- 進め方・手順を間違えた話
- 弟の同意が得られなかった話
詳しく説明します。
家族・親族と意見が合わない話
家族・親戚と意見が合わなかったAさんの話です。
Aさんは墓じまいを検討していたところ、子どもと親戚に猛反対されたそうです。
最初の話し合いから家族・親族と意見がまったく合いませんでしたが、猛反対を押し切って墓じまいをすることに。
その結果、兄弟の関係が悪化してしまい、大変後悔したそうです。
参照元:令和の墓じまい
お寺と金銭トラブルになった話
お寺の住職と金銭トラブルになったBさんの話です。
長年お寺にはお世話になっていたBさん。
墓じまいの際にお寺から300万円の離檀料を請求されたのです。
あまりの高額な離檀料の金額なため支払いを拒否しました。
遺骨をお墓や納骨堂に納める時の重要書類である埋葬証明書を、発行してもらえず大変後悔したそうです。
参照元:令和の墓じまい
予算が足りなくなった話
墓じまいにあたり、墓じまいの予算が足りなくなってしまったCさんの話です。
予想以上に墓石の解体・撤去などの費用が高額になり、親戚に費用の負担をお願いしたところ、拒否されてしまいました。
結果的に予算不足に陥り、今まで準備していた納骨方法とは違う納骨方法に変更になり、とても後悔したそうです。
参照元:令和の墓じまい
進め方・手順を間違えた話
墓じまいの手順を間違えてしまったDさんの話です。
新しい納骨先がまだ決まらないうちに、墓じまいを実行してしまいました。
納骨先が決まっていないので、先祖の遺骨までも一時的に自宅に保管する事になったのです。
手順を間違えたのが原因で、自治体などでの手続きも遅れてしまったことに相当後悔したそうです。
参照元:令和の墓じまい
墓じまいに弟の同意が得られなかった話
墓じまいの際に弟の同意が得られなかったEさんの話です。
お墓が遠く、便利なところにしたくて田舎の墓じまいをしたのですが、最後まで弟が大反対していました。
賛同が得られず、思ったよりお金が掛かり、弟の同意がなかったので結局1人で墓じまいをすることになりました。
墓じまいは簡単なようでお金も時間もかなり必要で、もっと良く考えるべきだったと後悔したそうです。
参照元:となホト
墓じまいで後悔しないために気を付けるべき5つの注意点
墓じまいで後悔しないために、気を付けるべき5つの注意点とはどんなことでしょうか?
注意点は主に5つあります。
- 家族や親族と事前に十分に話し合う
- 費用の見積もりを取る
- お寺に礼節を尽くす
- 墓じまいの手順を把握しておく
- 少しでも元気な内に行う
詳しく説明します。
家族や親族と事前に十分に話し合う
墓じまいで後悔しないための注意点の一つは、家族や親族と事前に十分に話し合うことです。
なぜなら、お墓の遺骨は法律上勝手に動かせないためです。
墓じまいとは、墓石を撤去して墓所の使用権をお寺や霊園に返還することをいいます。
「子どもたちに負担をかけたくない」などの事情があったとしても、先祖代々のお墓をとじれば心の拠りどころもなくなります。
トラブルを避けるためには、家族や親族とは十分に話し合い、理解してもらい同意の上で行動しましょう。
参照元:お仏壇のはせがわ
費用の見積りを取る
墓じまいで後悔しないための注意点は、費用の見積もりを取ることです。
見積もりを取らずに決めてしまうと、後から高額請求されることがあるからです。
墓じまいの工事の平均的な費用は、1m2あたり10万円から15万円で、離檀料の目安は、10万円から30万円が多いようです。
細かい手数料なども色々とかかるので、費用の見積もりは必ず取ることをおすすめします。
あまり安過ぎるとサービスの質が悪いことが予想されるので、複数の業者を比較しましょう。
参照元:HOHOU
お寺に礼節を尽くす
墓じまいで後悔しないための注意点は、お寺に礼節を尽くすことです。
今までお世話になったお寺には、お墓を管理していただいたお礼と墓じまいの一連の作業の感謝の気持ちをお布施にする必要があります。
離檀料の金額には決まりがなく、3万円から20万円の間とされています。
離檀料は受け取らないところもありますが、金額について感謝を込めてお寺に尋ねてみましょう。
参照元:未来のお思宅
墓じまいの手順を把握しておく
墓じまいで後悔しないための注意点は、墓じまいの手順を把握しておくことです。
墓じまいは流れが決まっていて、手順を把握しておくと円滑にすすめられるからです。
墓じまいの手順は次の通りです。
- 受入先を決める
- 現在使用中の墓地の管理者に連絡する
- 必要書類を用意する(受入証明書、埋葬証明書、改装許可書)
- 閉眼供養と解体実施
特に最初の段階の、受け入れ先が整っていないと、お墓を移動できないので注意してくださいね。
参照元:HOHOU
少しでも元気な内に行う
墓じまいで後悔しないための注意点は、少しでも元気な内に行うことです。
ご自身が動ける間に話を付けておかなければ、墓じまいの実現が難しくなる可能性があります。
筆者の実家のお隣のお墓は無縁仏のようですが、早い内に墓じまいをしていれば荒れ放題にならずに済んだでしょう。
墓じまいをお考えの方は早めに、ご自身が元気な間に行ってくださいね。
まとめ
先祖代々のお墓の墓じまいをするには、とても勇気が要りますよね。
墓じまいの際は、家族や親族と十分に話し合って手順を把握し、自身が元気な内に決めておけばトラブルなく執り行えます。
本記事では、墓じまいで後悔した体験談も紹介しました。
墓じまいでお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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