「さまざまな場所に生えるカビ……」
水回りはもちろん、壁や畳、衣類までカビが生えてしまって困っている方は多いのではないでしょうか?
筆者も、部屋の壁や何年も履かずにしまっておいた靴に、カビが生えてショックを受けたことがあります。
本記事では、さまざまな場所やものに生えたカビの簡単な落とし方を紹介します。
カビをどうにかしたい方は、ぜひ参考にしてくださいね!
簡単にできるカビの落とし方
簡単にできるカビの落とし方には、どのような方法があるのでしょうか。
次の4つの場所のカビの落とし方を紹介します。
- 水回りなどの濡らしても良い場所に生えたカビの落とし方
- 壁や畳などの濡らせない場所に生えたカビの落とし方
- 衣類などの洗濯できるものに生えたカビの落とし方
- マットレスなどの洗濯できないものに生えたカビの落とし方
詳しく説明します。
水回りなどの濡らしても良い場所に生えたカビの落とし方
水回りなどの濡らしても良い場所に生えたカビの落とし方を、浴室を例に紹介します。
掃除に必要なものは以下の通りです。
- 風呂掃除用洗剤
- 塩素系漂白剤
- スポンジ
- キッチンペーパーかティッシュペーパー
- マスク
- ゴム手袋
- ゴーグル
掃除方法を説明します。
- 風呂掃除用洗剤とスポンジで全体の掃除をする
- 浴室を乾かす
- ゴーグル・マスク・ゴム手袋を着用する
- カビが気になる部分に塩素系漂白剤を吹きかける
- ドアのゴムパッキンにカビが生えている場合、キッチンペーパーかティッシュペーパーに水を含ませてゴムパッキンに張り付け塩素系漂白剤を吹き付ける
- 20~30分放置して、4・5で吹き付けた塩素系漂白剤をしっかり洗い流す
参考サイト:お掃除専門店 クリーンクルー
壁や畳などの濡らせない場所に生えたカビの落とし方
壁や畳などの濡らせない場所に生えたカビにも、簡単な落とし方があります。
掃除に必要なものは以下の通りです。
- エタノールまたはアルコール除菌スプレー
- 重曹
- 雑巾
- 使い古しの歯ブラシ
掃除方法を説明します。
- 畳にカビが生えてしまった場合には、畳の黒ずみに重曹を振りかけ、上からエタノールを吹きかける
- 使い古しの歯ブラシで、畳の目に入り込んだカビをかきだす
- カビが取り除けたら、水で濡らして固く絞った雑巾で重曹を拭き取り、よく乾燥させる
- 壁にカビが生えてしまった場合には、アルコール除菌スプレーを吹き付け、乾いた雑巾で拭き取る
衣類などの洗濯できるものに生えたカビの落とし方
衣類などの洗濯できるものに生えたカビの落とし方を紹介します。
衣類のカビは「白カビ」「黒カビ」の2種類です。
白カビは服の表面だけに付いているので落とすのは簡単。
黒カビは繊維の奥まで根を下ろすため、除菌漂白が必須です。
「白カビ」の落とし方を説明します。
- アルコールスプレーと酸素系漂白剤を用意する
- 外に出て、服をはたいてカビを振り落とす
- 除菌のために服にアルコールスプレーをたっぷり吹き付ける
- 酸素系漂白剤を加えて洗濯機で洗う
- 完全に湿気が取れるまでしっかり干したら完了
「黒カビ」を落とすのに必要なものは以下の通りです。
- 酸素系漂白剤
- めん棒
- 洗面器
- 熱湯
「黒カビ」の落とし方を説明します。
- めん棒で1つのカビに酸素系漂白剤を直接塗り込む
- 洗面器に熱湯と、水量にあわせた酸素系漂白剤を加えて洗剤液を作る
- 2に服を浸して30分~2時間放置する
- 汚れの落ち具合を15~20分ごとに確認する
- カビが落ちていることが確認できたら、洗剤液をよくすすいで落とす
- 完全に湿気が取れるまでしっかり干したら完了
カビが落ちているか確認するとき、落ちていないからといってブラシなどで擦ると、服の繊維を傷めてしまうので避けましょう。
参考サイト:コジカジ
マットレスなどの洗濯できないものに生えたカビの落とし方
マットレスなどの洗濯できないものに生えたカビにも、簡単な落とし方があります。
カビ落としに必要なものは以下の通りです。
- 重曹…小さじ1
- 水…100ml
- 消毒用エタノールスプレー
- スプレーボトル…1本
- 捨ててもいいタオル
- ドライヤー
マットレスなどのカビの落とし方を説明します。
- 重曹と水をスプレーボトルに入れ、よく振ってまぜあわせる。
- 1をカビ部分にたっぷり吹き付け、5分ほど置く
- カビ部分を、タオルで軽く叩くように拭き取る
- 消毒用エタノールをカビ部分が湿るほどスプレーし、1時間ほど放置する
- カビ部分をタオルでぽんぽん叩くように拭き取る
- マットレスを立てるか、ドライヤーを使って乾燥させる
湿気が残るとカビが再発する恐れがあるので、しっかり乾燥させましょう。
参考サイト:くらしのマーケット
カビの掃除をするときの注意点
カビの掃除をするときには、注意点があります。
ポイントは7つです。
- 換気しながら作業を行う
- 体を保護しながら作業を行う
- 絶対に塩素系と酸性を混ぜない
- 脱色や変色に注意する
- カビ取り剤の置き時間を守る
- 強く擦らない
- しっかりと乾燥させる
換気しながら作業を行う
カビの掃除をするときの注意点は、換気しながら作業を行うことです。
目に見えるカビがあるところには、空間全体にカビの胞子が浮遊しているからです。
換気をしないとカビの胞子を吸い込んでしまい、健康被害が出る恐れがあります。
また、換気をしないでカビ掃除を行うと、カビは同じ空間の別の場所に引越しするだけになりかねません。
さらに、カビ取りに使用する薬剤の吸い込みによる危険を回避することもできます。
換気が不十分な状態で化学反応が起こると、体調不良に陥り、最悪の場合は命を落としかねません。
安全にカビを掃除し、事故を起こさないためにも換気が必要なのです。
体を保護しながら作業を行う
体を保護しながら作業を行うことが、カビ掃除をするときの注意点です。
化学物質を含むカビ取り剤は、皮膚や目、呼吸器系に刺激を与える可能性があります。
さらに、擦り取ったカビを吸い込まないためにも、マスク・ゴーグルは必須です。
飛び散ったカビ取り剤や塩素系漂白剤が肌に付かないように、なるべく長袖の汚れても良い服を着るようにしましょう。
筆者は、使い古した長袖シャツを着て、カビ取り掃除が終わったら処分してしまいます。
絶対に塩素系と酸性を混ぜない
カビの掃除をするときの注意点は、絶対に塩素系と酸性を混ぜないことです。
塩素タイプと酸性タイプの洗剤が混ざってしまうと有毒な塩素ガスが発生するからです。
例えば、トイレ掃除の際に、カビ取り剤とトイレ用洗剤を使う場合があります。
しかし、カビ取り剤は塩素系・トイレ用は酸性であるケースが多いのです。
2種類が混ざると大変危険なので、洗剤使用後に水洗いして1日おいてから、もう一方の洗剤を使うように注意しましょう。
脱色や変色に注意する
脱色や変色に注意することも、カビの掃除をするときの注意点です。
塩素系漂白剤には漂白効果があるため、壁紙や衣類などのカビ取りに使用すると脱色や変色の恐れがあります。
塩素系カビ取り剤や漂白剤は、強力な薬剤なので一部の素材や場所では使用をすすめられません。
使用前には、試し塗りをして素材の脱色・変色がないかを確認してから使いましょう。
商品ラベルに記載された使用上の注意を必ず確認するのも忘れないでくださいね。
カビ取り剤の置き時間を守る
カビの掃除をするときの注意点は、カビ取り剤の置き時間を守ることです。
カビ取り剤を塗布して放置する時間は、商品によって決まっています。
時間を守らないと、カビの除去が難しくなるだけでなく、素材が傷んだり劣化したりする危険があるため要注意です。
筆者も、カビ取り剤の放置時間を間違えて、風呂の椅子のゴム部分を使えなくしてしまった経験があります。
カビ取り剤を使用した際には、タイマーをセットするなどして安全に掃除しましょう。
強く擦らない
強く擦らないことが、カビの掃除をするときの注意点です。
力任せで掃除をすると、カビを素材の奥まで押し込んでしまう恐れがあり、余計に除去するのが難しくなります。
カビ取り剤がカビにしっかり浸透した後、タオルやスポンジで軽く拭き取るようにカビを取り除きましょう。
強く擦ると素材を傷めることがありますので、優しく扱うことが重要です。
しっかりと乾燥させる
カビ掃除をするときの注意点は、しっかりと乾燥させることです。
カビ取りをしても濡れたままにしておくと、湿気でカビが再発生してしまいます。
水回りや壁や畳・布地でも、カビ取りをしたら完全に水気を切り、しっかり乾燥させることが肝心です。
筆者は、浴室の掃除が終わった後は、スクイージーとタオルを使った拭き取りで仕上げます。
まとめ
カビが生えてしまうと、見た目も気になるし、カビが原因で身体に悪影響が及ぶこともあって困りますよね。
本記事では、さまざまな場所やものに生えたカビの簡単な落とし方を紹介しました。
家の中からカビをなくしてキレイにしたい方は、ぜひ参考にしてください。
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