お墓参りで花を供える意味とは?選び方とふさわしい花6選を紹介!

 

「お墓参りに持って行くならどんな花が良いかな」

そう思ったとき、お参りにふさわしい花を知りたいですよね。

本記事では、お墓参りで花を供える意味や選び方、ふさわしい花を6選ご紹介します。

お墓参りにふさわしい花を知りたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。

 

お墓参りで花を供える意味とは?

お墓参りの際に花を供えるのにはどんな意味があるのでしょうか。

次の4つについて解説します。

  • 先祖と供える人の心を穏やかにする
  • 花の香りや美しさを故人に届ける
  • 命の美しさと儚さを象徴している
  • お釈迦様から受け繋がれている

 

先祖と供える人の心を穏やかにする

お墓参りで花を供えるのには、先祖と供える人の心を穏やかにするという意味があります。

供花は、神仏に対する敬意の象徴であり、故人に対する感謝の気持ちを表すために捧げる花なのです。

お墓参りに行くと、まずはお墓回りの草取りをし墓石を磨いて掃除をします。

すっきりときれいになったお墓に花を供え、先祖や故人を偲ぶと、お参りに来た私たちも心が穏やかになります。

お墓参りには美しい花を供えて祈り、心穏やかに先祖や故人を偲びましょう。

 

花の香りや美しさを故人に届ける

花の香りや美しさを故人に届けるのも、お墓参りで花を供える理由の1つです。

お墓にきれいな花々を供えると、華やかになって私たちも心が和み、清らかな気持ちになりますよね。

実は、先祖や故人も花の香りや美しさを楽しんでいるといわれます。

お墓参りで美しい花を供え、ロウソクに火を点けお線香を焚くのも、故人に香りを届けるためなのです。

 

命の美しさと儚さを象徴している

花は命の美しさと儚さを象徴していることから、お墓参りの際に花を供える意味があるのです。

どんなに美しい花でも、やがては枯れて姿を変えます。

「生あるものは必ず滅し、形あるものは必ず壊れる」というお釈迦様がおっしゃった名言があります。

人もみな同じであり、供えた花を人間の一生になぞらえているともいえるのです。

お墓参りで花を供え、命の儚さや人生の無常を表しています。

(参考リンク:供花とは?言葉の意味、歴史について|お供え・お悔やみの花特集 

 

お釈迦様から受け繋がれている

お墓参りで花を供えるのは、お釈迦様のふるまいが受け繋がれているからだといわれます。お釈迦様が若かりし頃の逸話です。

悟りを開くための修行中、とある仏様に出会われたお釈迦様は、供養として差し上げるものが何もなかったといいます。

お釈迦様は、供養と仏様を尊ぶ気持ちとして、美しい花をお供えしました。

仏様は、美しい花とお釈迦様のお気持ちがうれしく、大変お喜びになられたのだとか。

お墓参りで花を供えるのは、2600年前のお釈迦様の行為が、礼拝作法として受け継がれ今に至っているのです。

(参考サイト:お墓参りにはどんなお花がいいの?花の種類や相場についても解説|葬儀屋さん  )

 

お墓参りでお供えする花の選び方

お墓参りでお供えする花の選び方について、次の3点を解説します。

  • 長持ちする花を選ぶ
  • 色合いのバランスの良い花を選ぶ
  • 故人が生前に好きだった花を選ぶ

 

長持ちする花を選ぶ

お墓参りでお供えする花は、長持ちするものを選びましょう。

せっかく、故人が生前好きだった花や色とりどりの華やかな花を供えても、すぐに傷んでしまってはがっかりですよね。

花を買う際に、花屋さんなどで長持ちする花はどれか尋ねることをおすすめします。

故人を偲んで長持ちする花を選んでお供えしたら、美しさや香りを長く楽しんでもらえるでしょう。

 

色合いのバランスの良い花を選ぶ

お墓参りには、色合いのバランスの良い花を選ぶことをおすすめします。

お供えする花の色に特別決まりはないものの、色合いのバランスが良いものを左右対称になるように飾ります。

日本では3・5・7本という奇数の花を飾るのが一般的です。

組み合わせとしては、主に次のような色合いが多いです。

  • 3色ならば白・黄・紫
  • 4色ならば白・黄・紫・赤
  • 5色ならば白・黄・紫・赤・ピンク

また、故人が亡くなって日が浅い場合には、白を基調とする組み合わせを選んで供えましょう。

色合いのバランスの良い花を選んで供え、お参りすることをおすすめします。

 

故人が生前に好きだった花を選ぶ

お墓参りで花をお供えするときは、故人が好きだったものを選ぶのも良いといわれます。

お墓参りとは、花を供えて故人を偲ぶことであるため、生前好きだった花や色合いの組み合わせで彩ってあげましょう。

ただし、供花に関しては独自のしきたりがある地域や宗派もあります。

お墓参りに行くときは、慣習やしきたりについて事前に確認することが大切です。

年配者に同行する際は、意見やしきたりを尊重して供花を準備しましょう。

しきたりがなければ、故人が生前に好きだったものを供えるのも、お墓参りの花の選び方です。

 

お墓参りにふさわしい花

お墓参りにふさわしい花を6つ紹介します。

  • スターチス
  • カーネーション
  • グラジオラス
  • リンドウ
  • ユリ

 

お墓参りにふさわしい花の代表といえば、最もよく知られているのは「菊」です。

品種もさまざまある中で、「ピンポンマイム」という人気の菊があります。

ピンポンマイムは、ピンポン玉のように丸くて可愛いらしい魅力にあふれた印象です。

色も豊富で長く日持ちするため、お供えするには最適といえます。

さらに、枯れても花びらが散乱しないため、片付けに手間がかかりません。

白菊には「ご冥福をお祈りします」という花言葉があるので、お墓にお供えし、故人を偲ぶのにふさわしい花といえます。

 

スターチス

お墓参りの花として「スターチス」もふさわしいといえます。

日持ちが良い花で、水分があまりなくても枯れにくく、花びらが散りにくいためおすすめです。

色の種類も豊かなので、お供えする花々に彩りを与えてくれます。

スターチスの花言葉は「変わらない心」といわれ、やはり故人を偲ぶには適した花だといえます。

 

カーネーション

「カーネーション」もお墓参りにはふさわしい花の1つです。

カーネーションは、菊同様に年間を通して生産されている花です。

色もさまざまで日持ちもします。

赤いカーネーションといえば「母の日」を連想しますが、亡くなった母親には白いカーネーションを捧げる習慣があるといわれます。

お墓参りには、カーネーションを取り入れてお供えしてはいかがでしょうか。

 

グラジオラス

「グラジオラス」もお墓参りの花としておすすめです。

夏場など暑さに強いといわれるグラジオラスも、吸水性に富み長持ちする花です。

大変あざやかで存在感があるため、お供えすることで一気にお墓が華やかになります。

開花時期が6月〜9月というグラジオラスは、お盆供養など夏のお墓参りの花としては最適といえます。

 

リンドウ

お墓参りにふさわしい花に「リンドウ」もあります。

リンドウも7月〜9月という夏季に開花するため、お盆や秋の彼岸花として有名です。

茎が硬く傷みにくいといわれ、長持ちする花です。

リンドウの青紫色や、群生せずに咲く姿は大変魅力的なため、夏場の供花としておすすめします。

 

ユリ

「ユリ」もお墓参りにふさわしい花です。

ダイナミックに大きな白い花を咲かせるユリは、和風・洋風問わずアレンジが可能です。

ユリも多種類ありますが、お墓参りでは「スカシユリ」がよく使われる傾向にあります。

香りもひかえめで虫が寄り付きにくいからです。

ただし、ユリは花粉が飛び散りやすいため、服や持ち物に付かないような工夫が必要です。

事前に花粉を取り除くなどしてから供えましょう。

 

まとめ

お墓参りで供える花はどんなものが良いのか、ふさわしい花を知りたいですよね。

本記事では、お墓参りで花を供える意味や選び方、ふさわしい花を6選ご紹介しました。

お墓参りにふさわしい花を知りたい方は、ぜひ参考にし選んでみてくださいね。

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