無宗教葬とは?葬儀後のお骨の供養の仕方や法要について解説

 

「無宗教葬を考えているが、供養の方法はどうしたらいいのだろう?」

そんな時、一般的には馴染みのない無宗教葬を、どのように執り行えばいいか困りますよね。

無宗教葬を行う場合には、知っておく必要事項もあるのです。

本記事では、無宗教葬後のお骨の供養の仕方や法要について、宗教を問わない墓地に納骨経験のある筆者が紹介します。

無宗教葬を検討されている方は参考にしてくださいね。

 

無宗教葬とは

無宗教葬は、仏教やキリスト教の葬儀とは違い読経をあげてもらったり、戒名をもらったりの宗教的な決まりごとはありません。

もちろん檀家に属さないので、お布施や三回忌などの法要もやらなくていいのです。

金銭的にも家族の負担が軽減できるので故人からの希望も多く、最近では人気のある葬儀方法といえます。

無宗教葬自体は、どんな葬儀にしたいかなどを生前に決めておくこともできるのです。

 

参照元:HOHOU

 

 

無宗教葬後のお骨の供養の仕方

無宗教葬後のお骨の供養にはどんな方法があるのでしょうか?

主に5つの方法があります。

  • 永代供養
  • 海洋散骨
  • 樹木葬
  • 宗教を問わない墓地に納骨する
  • 公営の墓地に納骨する

詳しく説明します。

 

永代供養

無宗教葬後の供養の仕方の一つに、永代供養があります。

永代供養は、寺院や霊園が遺族に代わり遺骨の供養や、管理をしてくれる供養方法です。

お墓の管理が難しい方や墓の継承者がいない、子どもたちに迷惑をかけたくないという故人の意向で選ぶ方もいます。

檀家をやめて永代供養に移行した三姉妹の体験談を紹介します。

それぞれが嫁ぎ先のお墓に入る様になるため、実家のお墓の継承者がいなくなるので、両親と話し合って永代供養に切り替えることにしました。

三姉妹の母親が亡くなり生前に話し合っていたことで、親族は墓じまいに納得し、スムーズにことが運んだので特にトラブルもなかったそうです。

ただし永代供養の期間は一般的に三十三回忌までと決まっています。

期間を過ぎると他の方の遺骨と合祀墓(ごうしぼ)に入る場合もあるので、事前に寺院や霊園に確認しておく必要があります。

 

海洋散骨

無宗教葬後の供養の仕方には、海洋散骨もあります。

海洋散骨は、粉砕した遺骨を海に散骨する供養方法で、宗教にとらわれない供養方法です。

遺骨のすべてを散骨するか、遺骨の1部だけを散骨し、残りの遺骨は手元に残すこともできます。

釣り好きの父親の他界をきっかけに、海洋散骨をすることにしたAさんの体験談を紹介します。

Aさんは生前に「お父さんが死んだら遺灰を海に撒いてくれ」と、言っていたのを思い出しました。

そして家族で話し合った結果、父親が希望していた海洋散骨に踏み切ることにしたのです。

先に他界した母親から数年後に父親も他界し、実家もなくなってしまった今では海洋散骨はとてもいい決断だったようです。

先祖の遺骨を海へ返してからは、以前よりも先祖が近くにいるように感じるのだとか。

散骨後は、自宅で供養をしたり、海の近くへ行き手を合わせてみたり。

無宗教の葬儀後の供養として選ばれることも多いので、検討してみるのもいいでしょう。

 

参照元:信頼のお墓のミキワ

 

樹木葬

無宗教葬後の供養方法には、樹木葬もあります。

樹木葬は、墓石ではなく木々や花の下に納骨する近年で増えつつある、宗旨宗派を問わない供養方法です。

木や花で温かみを感じる樹木葬は、仏教などの宗教ではほとんど行われないため、無宗教だからできる埋葬方法と言えます。

千葉県の樹木葬を購入されたSさんの体験談を紹介します。

Sさんのご主人のご両親は、それぞれ地方から移住したので、先祖代々のお墓はないそうです。

家族全員が自然に近い形を希望し、ご主人のご両親も自然が好きなので、樹木葬に決めました。

近くの墓地と比べると、費用が安く子どもたちにも迷惑をかけずに済むので選んだそうです。

遺骨のまま埋めた場合は、後で取り出せないのがデメリットです。

人気の供養と言えるため、無宗教での供養をお考えの方は問い合わせてみてくださいね。

 

参照元:HOHOU

 

 

参照元:TEAR

 

 

参照元:樹木葬辞典

 

宗教を問わない墓地に納骨する

無宗教葬後に納骨するなら、宗教を問わない墓地にしましょう。

元々仏教を信仰していて、菩提寺の檀家の家の人が無宗教で供養をしたいのであれば、菩提寺のお墓に入れないからです。

先祖のお墓に入らないのなら、民間の墓地や霊園を探しておかないといけません。

筆者の主人の実家はもともと仏教を信仰しており、無宗教ではありませんでした。

しかし、宗派のお寺が近くに無く、先祖を宗教を問わない墓地に納骨したのです。

また、主人の父親はキリスト教を信仰していました。

父親が亡くなった時の遺骨は、宗教を問わない墓地にお墓を建てていたおかげで、無事に納骨ができてホッとしたものです。

最近では檀家も段々減り、宗旨宗派を問わないところも増えています。

納骨をスムーズに行うために、霊園を探して問い合わせしてみるといいでしょう。

 

参照元:松戸家

 

 公営の墓地に納骨する

無宗教葬後に納骨するなら、公営の墓地にする方法もあります。

都道府県・市区町村などの地方自治体が管理・運営している公営霊園は、宗教による制約がなく、無宗教でもお墓を建てられるのです。

しかし費用も比較的安く人気が高いため、空きが少ない可能性もあるので、早い段階で検討しておくとよいでしょう。

 

参照元:HOHOU

 

 

無宗教の場合法要はどうなる?

無宗教の場合の法要はいったいどうなるでしょう?

無宗教葬儀を行った場合は、法要をする必要はないのです。

ご遺族が希望して特別なこだわりがない場合は、初七日や四十九日や一周忌など仏式で行うような法要を設けることはできます。

読経をあげるような儀式をせずに、出席者が会食して故人を偲ぶという方法でも、まったく問題ないため検討してみましょう。

 

参照元:葬想式

 

 

まとめ

無宗教葬を行いたくても、家族や親戚の理解を得られないと、何かと大変ですよね。

そんな時でも、お骨の供養や法要の仕方を知っておけば、無宗教の葬儀がトラブルなくスムーズに執り行えます。

本記事で紹介した供養の仕方を参考に、故人の意思に沿った葬儀を行ってくださいね。

カテゴリー:

タグ:

ワンオペ育児に疲れた…
乗り切るアイディアや経験談を紹介

耐えるしかないと思われがちなワンオペ育児ですが、
実は、疲れを乗り切る方法があります。

【自己肯定感の高め方】
大人の生きづらさを脱却して幸せになろう

自己肯定感の低い自分を追い詰めてしまうと、
生きづらさを感じますよね。
実は、自己肯定感を高める方法があるんです。

previous arrow
next arrow

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です