【無宗教の遺骨の処遇】お墓がいらない場合の供養の方法は?

 

「無宗教の場合の遺骨は、どのように扱ったらいいのだろう?」

そんな時、周りに無宗教の経験者がいないと、誰に聞けばいいか困りますよね。

無宗教でも遺骨の処遇は、お墓をもつ場合とお墓がいらない場合では、それぞれ供養の方法が異なるのです。

本記事では、無宗教の遺骨の処遇と注意点を紹介します。

無宗教での遺骨の扱いにお悩みの方は、参考にしてくださいね。

 

無宗教の場合の遺骨の処遇【お墓の場合】

無宗教でお墓をもつ場合の、遺骨の処遇には2つあります。

  • 一般墓
  • 納骨堂

詳しく説明します。

 

一般墓

無宗教でお墓をもつ場合の遺骨の処遇は、一般墓にすることです。

一般墓とは、家族や一族など家単位で継承していくお墓のことです。

カロート(お墓の中で遺骨を収める・安置するスペース)には、収める遺骨に上限がなく、管理費を支払えば永続的に使用できます。

ただし、無宗教葬後に納骨する際は宗旨宗派を問わない墓地にしなければいけません。

例えば、一家で菩提寺の墓地を利用していても、故人が無宗教であればお墓に埋葬するのが難しいのです。

菩提寺のお墓へ納骨をお考えの場合は、必ず事前に相談してみてくださいね。

 

納骨堂

無宗教でお墓をもつ場合の遺骨の処遇は、納骨堂にすることです。

納骨堂とはロッカー式や仏壇式などのタイプがある、遺骨を収める建物のことで、基本的に宗教は不問とされていて無宗教でも利用可能です。

公営霊園や民営霊園や宗教法人が運営する寺院もありますが、納骨堂に関しては宗旨宗派を問わないところばかりとされています。

一般墓よりも費用もおさえられ、天候を気にせずにお墓参りができるので、検討してみましょう。

 

参照元:いいお墓

 

 

参照元:向島たから陵苑

 

無宗教の場合の遺骨の処遇【お墓がいらない場合】

無宗教でお墓のいらない場合の遺骨の処遇には、主に5つあります。

  • 散骨
  • 樹木葬
  • ゼロ葬
  • ダイヤモンド葬
  • 手元供養

詳しく説明します。

 

散骨

無宗教でお墓のいらない場合の遺骨の処遇は、散骨にすることです。

散骨とは、火葬した遺骨を粉砕して海や山などに撒く、昔から行われている方法です。

故人が好きだった場所がある、墓の継承者がいないために墓じまいする、などの理由で無宗教の散骨が増えています。

遺骨をどこに撒いてもいいわけではなく、散骨を禁止している自治体もあるため、事前に調べておくことが必要になってきます。

無宗教の散骨が今後は増えていくと考えられますので、心配な場合は散骨業者に依頼してトラブルなく行って貰いましょう。

 

樹木葬

無宗教でお墓のいらない場合の遺骨の処遇は、樹木葬にすることです。

樹木葬とは、霊園墓地内にある樹木や草花の下に遺骨を埋葬し、無宗教でも墓石のお墓がなくてもできる供養方法です。

樹木葬には都市型・公園型があり、目印となる樹木の周りに遺骨の埋葬をすることが一般的になっています。

スペースの問題から、ひとり1本の樹木が割りあてられる霊園はあまり多くないようです。

 

ゼロ葬

無宗教でお墓のいらない場合の遺骨の処遇は、ゼロ葬にすることです。

ゼロ葬は、火葬後に遺族が「葬儀不要」「遺骨は火葬場で処分」「お墓もいらない」葬儀方法です。

これまではゼロ葬と聞くと薄情なイメージでしたが、今では「子供たちに負担をかけたくない」など、現実的な要望にゼロ葬が注目を集めてきています。

近年は家族葬が主流で、世間体を気にする必要はなくなったからだと言えます。

反対の方がいる場合は、本人がゼロ葬を強く希望していることを周囲に納得してもらえるように、準備しておくと良いでしょう

 

ダイヤモンド葬

無宗教でお墓のいらない場合の遺骨の処遇は、ダイヤモンド葬にすることです。

ダイヤモンド葬とは、遺骨の中の炭素成分に熱と圧力をかけて遺骨をダイヤモンドにして、手元に残すことでお墓がいらない供養方法です。

硬度や輝きなどは天然ダイヤモンドと比べて遜色がなく、アクセサリーとして身に付けることもできます。

遺骨ダイヤモンドを製作するにあたり、故人への想いを形にするものなので信頼できる製造業者を選ぶようにしましょう。

 

手元供養

無宗教でお墓のいらない場合の遺骨の処遇は、手元供養にすることです。

手元供養は、故人の骨を供養の対象としたものをいいます。

遺骨の全部または一部を粉骨し、小さな骨壷やアクセサリーなどに入れて持ち歩けるお墓のいらない供養方法です。

一般的な寺院への納骨の代わりに自宅で保管し、故人を身近に感じられることが最大のメリットなので、検討してみてくださいね。

 

参照元:松戸家

 

参照元:やすらぎの郷

 

死後事務支援協会

 

 

お墓なしで供養する場合の注意点

お墓なしで供養する場合の注意点は、2つあります。

  • 家族や親族からの理解を得てから決断する
  • 遺骨が取り出せなくなる可能性があることを知っておく

詳しく説明します。

 

家族や親族からの理解を得てから決断する

お墓なしで供養する注意点は、家族や親族からの理解を得てから決断することです。

家族や親族の中でもそれぞれ意見が異なり、トラブルの元になりうるからです。

お墓を昔と同様に大切にしたい人もいれば、時代の移り変わりで自由に決めてもいいのではと考える人もいます。

納骨先については、決める前にきちんと周囲に説明をし理解を得られてから行動に移してくださいね。

 

遺骨が取り出せなくなる可能性があることを知っておく

お墓なしで供養する注意点は、遺骨が取り出せなくなる可能性も知っておくことです。

特に樹木葬は、遺骨を自然の中に返すことを目的とし遺骨を骨壷に入れずに、複数の他人の方と一緒に埋葬する合祀や共同埋葬という方法が一般的だからです。

散骨の場合は、火葬後の粉砕した遺骨を山に撒いた場合、取り出しづらいと考えられます。

樹木葬の中でも、骨壷に入れて納骨するタイプを選択すればデメリットはなくなりますので、お墓なしで供養する場合の注意点を知ってよく相談してくださいね。

 

参照元:エータイ

 

まとめ

無宗教の遺骨の処遇は色々あり、何がいいのか決めかねますよね。

お墓をもつ場合やお墓がいらない場合の処遇をよく調べて、家族と親戚の理解を得られればトラブルは避けられるでしょう。

本記事では、無宗教の遺骨の処遇について紹介しました。

ぜひ、無宗教で遺骨の処遇にお困りの方は、本記事を参考に供養をしてあげてくださいね。

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