永代供養という供養方法を耳にして、興味のある方もいると思います。
本記事では永代供養について詳しく解説し、さらにメリットやデメリット、費用についてもご紹介します。
永代供養について知りたい方は参考にしてくださいね。
永代供養とはどんな供養?
永代供養とはどのような供養の方法なのでしょうか?
遺族の代わりに、お寺や霊園が遺骨の管理や供養を行うのが「永代供養」です。
先祖代々位のお墓があっても、お墓が遠かったり管理者が高齢になってしまったりしてお墓参りに行けない場合があります。
そんな方にはお勧めの供養の方法です。
永代供養墓の種類と費用は?
永代供養墓の種類はどのようなものがあって、費用はどのくらいかかるのでしょうか?
主に5つあります。
- 個別墓
- 集合墓
- 合祀墓
- 納骨堂
- 樹木葬
詳しく説明します。
個別墓
個別墓とは故人一人で入るお墓のことです。
お墓の継承者がいない方などが、自分一人を埋葬するために建てるお墓です。
他の遺骨と一緒に埋葬されることに抵抗がある人は、個人墓を選ぶ傾向があります。
個人墓は永代供養の一つなので通常13回忌や33回忌などの一定期間が過ぎると墓じまいとなり合祀に移されます。
お墓を購入する必要があるので、他の永代供養より費用が一番高くなります。
参考サイト:みんなが選んだ終活
集合墓
集合墓とは、血縁のない複数の人の遺骨をまとめて納骨するお墓です。
すでにお墓が用意されていて共同で埋葬するので墓石を購入しなくてよいのです。
集合墓は石塔などで作られていて、お参りの時はお祈りのシンボルとして建てられた石仏やモニュメントの前で手を合わせます。
お墓を用意する必要がないため比較的安価での埋葬が可能です。
参考サイト:みんなが選んだ終活
合祀墓
合祀墓は合葬墓とも呼ばれ、集合墓と同様に血縁のない複数の遺骨と一緒に埋葬する方法です。
少子高齢化や核家族化が進み、先祖代々のお墓の維持が難しいことから、合祀墓を利用するケースが増えているのです。
遺骨は骨壺から出されて、ほかの遺骨と合わせて土に還る形で埋葬されます。
合祀墓は、永代供養墓の中で特に費用を抑えて埋葬できる方法となります。
参考サイト:石長
納骨堂
納骨堂は、建物のなかで遺骨を保管してくれる施設のことです。
納骨堂とは、墓石へ納骨するまでの間に寺院などで骨壺を一時的に預かるためのものでした。
後に、お墓の代わりとして利用したいというニーズが多くなり、大規模な納骨堂が増えてきました。
寺院や霊園の中にあるものや、お墓参りの利便性のため、街中のビルの中にある場合も。
北海道の友人は雪でお墓参りが出来ないからと、寺院の中の納骨堂に先祖代々の遺骨を移したと聞きました。
参考サイト:みんなが選んだ終活
樹木葬
樹木葬は、墓石の下に遺骨を埋葬するのではなく、樹木を墓標として遺骨を埋葬します。
「樹木の下に遺骨を埋葬することによって自然に還ることができる」という考え方で人気がある自然葬のひとつ。
継承者を必要としないので、お一人様やご夫婦で利用するケースがほとんどです。
墓石代がかからないため、比較的費用を安く抑えられます。
参考サイト:石長
永代供養のメリットって?
永代供養のメリットはどんなことがあるでしょう。
主に4つあります。
- お墓の維持や管理の負担が軽い
- お墓を継ぐ人がいなくてもよい
- 費用が比較的安い
- 宗派を問わずに利用できる
詳しく説明します。
お墓の維持や管理の負担が軽い
お墓の維持や管理の負担が軽いということです。
先祖代々のお墓があれば年に数回はお墓参りに行き、お墓の掃除にメンテナンスが必要となりますね。
しかし、さまざまな理由でお墓参りをすることが難しい遺族に代わって、寺院や霊園がお墓の掃除もメンテナンスも供養もしてくれます。
住んでる場所が遠方で、なかなかお墓参りができなくても安心ですね。
参考サイト:ヤシロ
お墓を継ぐ人がいなくてもよい
お墓を継ぐ人がいなくてもよいのです。
後継者の代わりに、寺院や霊園の管理者がしっかりと供養してくれます。
法要なども寺院や霊園が行うので、将来的にお墓参りをする人がいなくても無縁仏や無縁墓になる心配がありません。
そのため子や孫に墓守の手間をかけたくないという方に多く利用されています。
参考サイト:エータイ
費用が比較的安い
費用が比較的安く抑えることができます。
永代供養料にはお墓の永代使用や永代供養、管理料が含まれているため基本的には初期費用以外の追加費用は発生しません。
墓石を購入しない「合祀墓」「集合墓」であれば一般墓より安く抑えられるでしょう。
参考サイト:ライフドット
宗派を問わずに利用できる
宗派を問わずに利用できます。
キリスト教やイスラム教など仏教以外の宗教から無宗教の人まで、永代供養を受け入れる寺院や霊園があります。
ただし、法要を担当する住職は当然宗派をお持ちです。
たとえ宗教不問の永代供養であっても、納骨法要や年忌法要では住職に読経をお願いする必要があります。
法要は担当する住職が所属するそれぞれの宗派の教えに沿って進められます。
参考サイト: 偲慕
永代供養のデメリットとは?
永代供養のデメリットはどんなことがあるでしょう。
主に3つあります。
- いずれは遺骨が合祀されて遺骨は取り出せなくなる
- 親戚の理解を得られない場合がある
- お参りの仕方に制限がある場合がある
詳しく説明します。
いずれは遺骨が合祀されて遺骨は取り出せなくなる
いずれは遺骨が合祀されて、遺骨は取り出せなくなることを理解しておきましょう。
永代供養を選択した場合、どの埋葬方法を選んでも時期がきたらすべて「合祀墓」とされてしまいます。
契約の内容によって違いはありますが「33回忌」まで遺骨を安置する場合が多いようです。
参考サイト:ライフドット
親戚の理解を得られない場合がある
親戚の理解を得られない場合があります。
先祖代々のお墓を守りたいと考えている親族や、合祀に抵抗を感じる親族がいる場合は注意が必要です。
近年「永代供養」が広まったとはいえ、一般的な供養方法ではありません。
親族の了解を得ず「永代供養」した場合トラブルに発展する可能性があるので、気を付けましょう。
参考サイト :偲慕
お墓参りの仕方に制限がある場合がある
一般のお墓に比べてお墓参りの仕方に制限がある場合があります。
寺院や霊園にもよりますが、墓石の前で手を合わせるのではなく定められた場所でお参りしなければならない場合もあります。
室内の納骨堂では「仏壇用のろうそく」「線香」が禁止されていることもあります。
参考サイト: 偲慕
まとめ
永代供養をしたいと思っている人もいると思います。
「永代供養」とは、どんな方法があるかしっかり把握することが大切です。
本記事では永代供養について詳しく解説し、さらにメリットやデメリットは何があるか、費用についてもご紹介しました。
永代供養について知りたい方は参考にしてくださいね。
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