親が終活をしない4つの理由とは?子どもが困らないための切り出し方


親が終活をしていないとわかると、子どもとしては親が亡くなった後にやらなければいけない手続きや片づけが心配ですよね。

アリー皆実
アリー皆実
しかし、親に終活するように促してもムッとされたり、はぐらかされたりして進まないことも。

本記事では、親が終活をしない理由や、親に終活を促す話の切り出し方を紹介します。

親が終活しないと悩んでいる人、そもそも終活をどうやったらいいのか知りたい人は参考にしてくださいね。

 

親が終活しない4つの理由

そもそも親が終活をしない理由はなんでしょうか?

主な理由は4つあります。

  1. 自分はまだ先のことと思っている
  2. 自分が死ぬことが想像できない
  3. 細かいことを考えるのが面倒
  4. 死後のことは子どもに任せている

詳しく説明します。

 

自分はまだ先のことと思っている

自分の終活はまだ先のことと思っていることが、親が終活をしない理由の一つです。

人生100年時代と言われ、寿命が長くなっている現代では、親の世代でもなかなか終活を意識するのが難しいのかもしれません。

 

しかし、銀行や葬儀屋の調査によると、65歳くらいから終活を始める人が多いといわれています。

60代ならまだしも、70代や80代の親にはそろそろ終活をしてほしいと思うのが、子どもの本音ではないでしょうか。

 

自分が死ぬことが想像できない

親が終活をしない理由には、自分が死ぬことが想像できないこともあげられます。

自分たちが子どもの時と比べて、還暦や古希のお祝いをする年齢になっても現代人は非常に若く、元気はつらつな方が多いです。

 

還暦や古希を迎えても、まだまだやりたいことがたくさんある親世代に、自分が死ぬことを想像するのは難しいかもしれません。

 

細かいことを考えるのが面倒

親自身が細かいことを考えるのが面倒になっていて、終活をしなかったり先延ばしにしていたりすることも考えられます。

親自身も終活について考えることがあっても、何から始めていいかわからず、考えるのすら面倒になってしまっているのかもしれません。

 

終活を親に任せっぱなしにするのではなく、親がいなくなった時に知らないと困ることをあらかじめリストアップしておきましょう。

親と相談しながら一緒にリストをまとめるのもおすすめです。

 

死後のことは子どもに任せている

親が終活をしない理由でもっとも困るのが、死後のことを子どもに任せている場合です。

たとえ同居の家族であっても、遺品や交友関係などに対する親の考えを把握していることは稀でしょう。

 

別居であればなおのことです。

筆者の実家では親が終活を一切しなかったために、家族総出で何日もかけて持ち物の整理から片づけ、処分を行いました。

 

終活をせずすべてを子ども任せにすると、親の死後に子どもはとても大変な思いをするのです。

 

終活しない親に決めてほしいこと

親が終活をしなくても、最低限親自身に決めてほしいことや、親の意志を確認しておくべきポイントが3つあります。

  1. 病気で入院したときの延命治療のこと
  2. 亡くなったあとの葬儀やお墓のこと
  3. 実家が空き家になってしまった今後のこと

詳しく説明します。

 

病気で入院したときの延命治療のこと

病気などで入院した時の延命治療をどうするかを確認しておくことは大事です。

延命治療とは、老化や病気などで生命の維持が難しい人に、一時的に命をつなぐための医療行為です。

 

延命治療についてちゃんと決めておかないと、家族の中で意見が割れたり、親の意志に合わなかったりして適切な判断ができないかもしれません。

親が延命治療をどう考えているのかを確認しておくことは、親自身はもちろん、子どもや周囲の人間にとってとても重要です。

 

亡くなったあとの葬儀やお墓のこと

亡くなったあとの葬儀やお墓のことも、親に決めておいてほしい問題です。

最近では、高齢の親の場合はお通夜も簡素に、葬儀も家族だけで済ませることも。

 

しかしさほど高齢ではない場合、古くからの友人などの連絡先を知らなければ、葬儀を知らせることもできません。

また、最近ではお墓にもさまざまなタイプがあります。

 

希望する方法があっても、生前に教えておいてもらわなければ、親の意思に沿うのは難しいでしょう。

 

実家が空き家になってしまった今後のこと

親と別居している場合は、空き家になった実家をどうするのかを決めておくのも大切です。

近距離であれば兄弟の誰かが入居することも可能かもしれませんが、遠方の場合はそうもいきません。

兄弟の誰かが相続をしても、結局持て余してしまうことを考えれば、早めに親の意志を確認しておくのがいいでしょう。

 

子どもが親に終活を切り出す方法

子どもが親に終活を切り出す方法はあるのでしょうか。

終活の話を切り出したい時は、以下の方法を試してみましょう。

  • 子ども自身が終活をしている話をする
  • 元気なうちに始めると良いことを言う
  • 必要な情報を聞き出しリストアップしておく

詳しく説明します。

 

子ども自身が終活をしている話をする

親に終活を切り出すなら、子ども自身が終活をしている話をするのが効果的です。

65歳くらいから終活をする人が多いそうですが、終活は年齢を問わず行えます。

 

むしろ若いうちに始めることで、自分の人生にしっかり向き合うことができ、今後の人生をより豊かにすることができます。

親に子ども自身の終活の話をすることで、親にも自分自身の終活に向き合うよう促すことができるのです。

 

元気なうちに始めると良いことを言う

「終活は元気なうちに始めると良い」と伝えるのも、子どもから親に終活を切り出す方法です。

終活を元気なうちに始める利点は、親が人生に向き合い、やり残しや後悔を少なくさせられることです。

 

親自身も元気なうちに断捨離が進められますし、身の回りをきれいに片付けられれば、持ち物の整理や形見分けをして後々トラブルが起こらないように準備できます。

 

必要な情報を聞き出しリストアップしておく

親から終活に必要な情報を聞き出し、リストアップを手伝ってあげるのも効果的です。

エンディングノートを親が自ら作ってくれればいいのですが、手書きで準備をするというのは面倒なものです。

 

子どもがあらかじめ聞きたいことをまとめておき、親から情報を聞き出しながらリストアップしておくと、スムーズに終活を行えるでしょう。

 

まとめ

本記事では親が終活をしない理由や、親に終活の話を切り出す方法を紹介しました。

終活をしている様子のない親を見ると、遺品の整理やさまざまな手続きなどが心配になりますよね。

 

終活は今までの人生を振り返り、これからの人生をより良くするために必要なことです。

親が終活しないと悩んでいる人や、そもそも終活をどうやったらいいのか知りたい人は、本記事を参考に親と一緒に終活への一歩を踏み出してみてください。

 

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