介護施設の選び方は?種類と選び方・探し方9のポイント


介護施設もたくさんあって、「どこを選んでいいのやら」と悩んでしまいますよね。

テッちゃんママ
テッちゃんママ
実は、介護施設の選び方や探し方にはポイントがあるのです。

本記事は、介護施設の種類と選び方・探し方の9つのポイントを紹介します。

介護施設を探すのにお悩みの方は参考にしてください。

 

介護施設の選び方はまずは種類を知ることから

介護施設の選び方は、まずどんな種類があるのかを知ることからです。

一口に介護施設といっても、大きく分けて7つの種類があります。

  1. グループホーム
  2. 介護付き有料老人ホーム
  3. 住宅型有料老人ホーム
  4. サービス付き高齢者向け住宅
  5. 特別養護老人ホーム
  6. ケアハウス
  7. 介護老人保健施設

それぞれ解説します。

 

グループホーム

グループホームとは、認知症の高齢者が家庭的な環境で共同生活を送ることを目的としている施設です。

認知症の症状の進行を穏やかにして、能力に応じ自立した日常生活を営めるように援助しています。

つまり、認知症高齢者それぞれの能力を発揮しながら、家と同じように生活できるよう支援している施設です。

 

介護付き有料老人ホーム

介護付き有料老人ホームは、比較的充実した介護サービスを受けられる施設です。

主に民間企業が運営しており、一定の設備・人員・運営基準のもと、都道府県の指定(認可)を受けています。

24時間介護スタッフが常駐し、掃除や洗濯など身の回りの世話・食事・入浴・排せつなどの介助サービスが受けられます。

 

住宅型有料老人ホーム

住宅型有料老人ホームとは、主に自立・要支援もしくは要介護度が1〜2までの60歳以上の方を対象にした施設です。

入居者が、必要とする生活援助・外部の介護サービスを自由に組み合わせられ、一人ひとりのペースに合わせ生活できることが特徴。

 

入居者が要介護となった場合は、訪問介護などの在宅サービス事業所と契約する必要があり、利用した分だけ料金が発生します。

住宅型有料老人ホームは、介護がつかない高齢者用マンションと言えるでしょう。

 

サービス付き高齢者向け住宅

サービス付き高齢者向け住宅とは、生活に不安がある方に安否確認や生活相談サービスを提供する施設です。

バリアフリー住宅で、入居者が安心して暮らせる環境が整っています。

 

また、生活の自由度が高いのも、サービス付き高齢者向け住宅の特徴。

介護が必要になったときには、外部のサービスを受けられます。

 

要介護判定がなくても、安否確認や生活相談を受けたい方などが利用できる介護施設です。

 

特別養護老人ホーム

特別養護老人ホームとは、自宅での生活が難しい高齢者を対象とした施設です。

24時間の介護サービスの提供を目的とした施設で、認知症の方の受け入れも可能です。

 

入所待機者が多くいるため、現状では入所まで時間がかかります。

要介護3以上の方が入れる24時間介護サービスの提供を受けられる施設です。

 

ケアハウス

ケアハウスとは、少ない費用で生活支援サービスを受けられる施設です。

年齢60歳以上の方を入居対象とし、食事・入浴・排泄といった介助が受けられ、リハビリや病院の付き添いなども対応可能な施設。

 

要介護認定を受けていない「自立」の方でも入居が可能です。

ケアハウスは自立型(一般型)と介護型に分けられ、自立型で介護が必要になった場合は外部のサービスを利用します。

 

ケアハウスは軽費老人ホームとも言われ、比較的費用が安く人気の施設です。

 

介護老人保健施設

介護老人保健施設とは、在宅復帰と在宅療養支援を行うためのリハビリテーションを提供する施設です。

高齢者が退院して在宅に戻るまでの間に利用されることが多く、介護保険が適用される公的な施設。

 

入所中は介護・看護のサービスに加えて、医師のサポートを受けられます。

老健の特徴の一つに、理学療法士や作業療法士など、リハビリを行うスタッフが常勤していることがあります。

 

介護老人保健施設は、在宅生活に戻るためのリハビリ施設として利用されることが多いです。

 

介護施設の選び方・探し方のポイント9選

良い介護施設の選び方や探し方のポイントは、主に次の9つです。

  1. 「入居一時金」「月額利用料」など費用をチェック
  2. 施設の設備・サービスを確認する
  3. 「身体状態」「入居目的」と合っているか
  4. 介護・医療・リハビリなどケア体制は整っているか
  5. スタッフの対応はどうか
  6. 立地条件も抑えるべきポイント
  7. 食事の内容や食事形態は必ずチェック
  8. 実際の入居者の様子や、入居率をチェック
  9. 退去条件も確認しておこう

詳しく解説します。

 

「入居一時金」「月額利用料」など費用をチェック

介護施設の選び方・探し方のポイントの1つに、「入居一時金」「月額利用料」の金額を確認することがあります。

施設によって「入居一時金」や「月額利用料」の金額は異なり、またご家庭ごとに予算も違うからです。

 

例えば、予算が年金で収まるようにしたいと考えている時に、月額利用料が高いと希望の施設を利用できません。

施設見学などで費用を確認できるので、チェックしてみてくださいね。

 

施設の設備・サービスを確認する

介護施設の選び方・探し方のポイントは、施設の設備・サービスを確認することです。

要介護になっても不安なく生活できるか、娯楽施設なども含めた設備の充実度をチェックしましょう。

  • 館内はいすでスムーズに移動できるほどの広さがあるか
  • ドアの形状や床材の材質は入居者に配慮されているか
  • 個浴の広さや浴槽の高さや深さはどうか、手すりや機械浴の有無
  • 居室内に個人用のキッチンや浴室はあるか
  • 自分のお気に入りの家具や仏壇を持ち込めるか

これらのことも、希望に沿っているかチェックして選びます。

また、トイレや共同スペースの衛生管理が行き届いていない場合は、人手不足である可能性が考えられるので、気をつけましょう。

 

「身体状態」「入居目的」と合っているか

介護施設の選び方・探し方のポイントは、入居者の身体状況や入居目的と合う施設かチェックすることです。

身体状況や入居目的に合っていなければ、入居後に快適に過ごすことができません。

 

たとえば、足が不自由で車椅子を使用しているのに、居室内のトイレの広さが不十分だと入居後には遠くの車椅子専用トイレまで行くという不自由を強いられます。

入居予定者の身体状態や、入居後にどんな生活がしたいかに合わせて選ぶことが大切です。

 

介護・医療・リハビリなどケア体制は整っているか

介護施設の選び方・探し方のポイントは、介護・医療・リハビリなどケア体制が整っているかチェックすることです。

入居時は必要なくても、後から必要になるかもしれません。

 

後から慌てなくてもいいように、介護サービス利用や医療ケアが必要になったときのことを確認しておきます。

リハビリについては積極的な施設も多く、理学療法士や作業療法士による寝たきり予防や筋力維持を目的として行っています。

 

施設を選ぶ際は必ず確認しましょう。

スタッフの対応はどうか

介護施設の選び方・探し方のポイントの一つに、スタッフの対応を確認することがあります。

どんなに建物や設備が立派でも、介護者の心構えや入居者への接し方が悪ければ、お世話になろうとは思えません。

 

見学時は、なるべく施設長と直接話をすることをおすすめします。

施設のケアの方針は、施設長の人柄や介護への考え方・入居者への接し方の影響を受けるからです。

 

施設の雰囲気は、施設長はじめスタッフ一人ひとりの人柄や笑顔でできています。

スタッフの気づきやコミュニケーション力が高ければ、入居者のケアも適切に対応できるでしょう。

 

立地条件も抑えるべきポイント

立地条件も、介護施設選び方・探し方のポイントになります。

「万が一の時に駆けつけやすい場所であるか」「家族にとって面会に訪れやすいか」も重要なので、アクセス面も考慮しなければなりません。

 

たとえば、離れたところや通いにくい場所の施設だと、家族がなかなか面会に行くのが難しいです。

自動車が使えなくなることも考えて、なるべく立地条件がいいところを探しましょう。

 

食事の内容や食事形態は必ずチェック

介護施設の選び方・探し方のポイントとして、食事の内容や食事形態は必ずチェックしましょう。

栄養士が栄養価を考えた献立ですが、必ずしも入居者が満足できる食事とは限りません。

 

良い施設であれば、見た目や味、雰囲気などにも気遣いがあります。

  • ご飯や味噌汁が温かい温度で出てくるか
  • 認知症の方や介助が必要な方に対して、料理がどういうものかを説明しながら介助してくれるか

などに目を向けてみて下さい。

 

また、特別にミキサー食やきざみ食・とろみ食などの介護食や病気別の療養食も対応できるかどうかを確認しましょう。

特別食になると料金が変わることもあるので、チェックするといいですよ。

 

実際の入居者の様子や、入居率をチェック

介護施設の選び方・探し方は、実際の入居者の様子や入居率を確認することがポイントです。

施設を見学するときには、他の入居者の表情や様子をみれば、利用者とスタッフとの信頼関係もわかります。

 

また、入居率を確認すれば施設の人気度がわかります。

入居者の様子や入居率は、ホームページまたはパンフレットで確認しましょう。

 

退去条件も確認しておこう

介護施設の選び方・探し方のポイントとして、退去条件も確認しておきましょう。

退去時にトラブルになることを回避するためです。

 

たとえば容体が悪化して寝たきりになったときや、認知症を発症して介護が必要になったときなど、細かく状況を想定して確認します。

丁寧に説明してくれるようであれば、優良施設です。

 

まとめ

本記事は、介護施設の種類と選び方・探し方の9つのポイントを紹介しました。

介護施設はたくさんあるので、いざ利用しようと思ったらどこがいいのか悩みます。

 

ですが、選び方・探し方のポイントを知っていれば、希望に合った施設を見つけられるでしょう。

介護施設を探すのにお悩みの方は、本記事をぜひ参考にしてください。

 

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