子どもたちの健やかな成長のために、PTA役員として活動するパパやママはたくさんいます。
本記事では、角が立たない上手な断り方と、おすすめの文例を紹介します。
PTA役員に選出されても断りたいと思っている方は、参考にしてください。
PTA役員の上手な断り方とは?おすすめの文例を理由別に紹介!
そもそもPTA役員を断るにはどうすればいいのでしょうか?
おすすめの文例を、理由別に7つ紹介します。
- 数年以内に役員の経験がある場合
- 下の子どもがまだ小さくて手が掛かる場合
- 家族の看病中や介護中の場合
- 持病がある場合
- 転勤の可能性がある場合
- 妊娠している場合
- 母子家庭である場合
詳しく説明します。
数年以内に役員の経験がある場合
このたび役員に選出していただいた件についてですが、私は◯年度に◯役員を務めさせていただきましたので、今回は辞退させていただきたいと思います。
その節は大変貴重な経験をさせていただき感謝しております。
学校の先生方との関係も密でしたし、子供たちの学校生活の様子を普段とは別な角度からより身近なところで知る機会となり、役員をしていた1年間はとても有意義でした。
経験者が再度役員になることは、特に問題はないと思います。
ただこのような貴重な経験は、ぜひとも経験したことのない方に経験して欲しいと思いまして、今回私は辞退させていただき、他の方で再度ご検討下さるようにお願い致したく存じます。
下の子どもがまだ小さくて手が掛かる場合
今回、PTA役員に推薦していただきありがとうございます。
お引き受けしてお役に立ちたいのはやまやまですが、残念ながら、今回はどうしても事情がありましてお引き受けできません。
実は下の子がまだ2歳で、手も目も離せないような状況です。
私も主人も実家が遠いので、家族の協力が得られそうになく、下の子の預け先がありません。
下の子が入園して時間的に余裕ができてからですと、役員の仕事に専念できるので、その時に頑張らせてください。
大変心苦しいのですが、今年度は役員を辞退させていただきたくお願いします。
家族の看病中や介護中の場合
PTA役員の件です。
私事で大変申し訳ないのですが、現在、仕事を休職して同居している両親の介護をしております。
日中にまとまった時間を取ることができませんし、自分自身に全く余裕がない状態です。
お引き受けしても、役員の活動を十分にできずご迷惑をかけてしまうばかりだと思います。
せっかくご指名していただきましたが、今回は辞退させていただきたくお願いします。
持病がある場合
PTA役員の件です。
お誘いいただきありがとうございます。
お引き受けしたいところなのですが、実は私には持病があり週に2、3日ほど定期的に通院している状態です。
せっかくのお声がけですが、ご希望に添うことができません。
個人的な予定でも急な体調不良でキャンセルすることも珍しくないので、役員の活動も休みがちになってしまって、ご迷惑をおかけしてしまう可能性が高いと思うのです。
大変申し訳ございませんが、今回は辞退させていただければと思います。
今後ともよろしくお願いします。
転勤の可能性がある場合
PTAの役員の件ですが、大変申し訳ございませんが今年度はお断りさせていただきたいと思います。
実は夫が転勤族で、今年度中にも引っ越しの可能性が高い状況と聞いております。
転勤が決まるとすぐに引っ越しの準備にかかり、指定の日までにすべて完了しなければなりません。
引継ぎなどでご迷惑をおかけすることを考えると、PTA役員をお引き受けすることは難しいと思います。
PTA役員にはお引き受けできませんが、行事のお手伝いなどはできる限り協力させていただきます。
勝手を申しましてご迷惑をおかけいたしますが、よろしくご配慮下さい。
妊娠している場合
今回、PTA役員のお声掛けいただきありがとうございます。
仕事もしておらず時間はあるのですが、実は最近子どもができたことがわかりまして、そのせいか体調が優れません。
医師からもこの時期を大事に過ごすようにとの指示がございました。
非常に残念なのですが、せっかくPTA役員のお声掛けいただいたのにお受けできない状況です。
大変申し訳ありませんが、今回は辞退させていただきます。
どうか今後ともよろしくお願いいたします。
母子家庭である場合
PTA役員の件ですが、大変申し訳ありませんが、辞退させていただきたいと思います。
我が家は母子家庭で、私が生計を立てています。
もちろん正社員として仕事をしておりますので、平日の役員の仕事に参加することが難しい状況です。
まだ勤務して日が浅いため、有給休暇も数日しかいただいていませんし、休むと家計に影響が出てしまいます。
我が家の現在の状況からはお引き受けすることは難しく、他のクラスの役員さんにも多大なご迷惑をお掛けすることになってしまうと予想されます。
大変申し訳ございませんが、今回は辞退させていただきたいと思います。
これはNG!PTA役員を引き受けたくない時の下手な断り方とは?
PTA役員を引き受けたくない時の断り方で、NGな断り方とはどんな断り方でしょうか?
次の3つがあります。
- 役員に決まってから「できない」はNG
- 「共働きだから」「仕事が忙しいから」はNG
- 「~~できません!」とかたくなに言い切るのはNG
それぞれ詳しく解説します。
役員に決まってから「できない」はNG
役員に決まってから「できない」と断るのは、NGな断り方です。
一旦引き受けたPTA役員を後から断ることは、PTA会に非常に迷惑をかけることになるからです。
PTAは各役員に役割を分担して行う組織運営です。
急に辞退されると、組織運営そのものに支障がでます。
組織運営を維持させるために新たに役員を選出するか、既存の役員へ辞退した人の業務の兼務を依頼しなければならなくなるからです。
後から断るのであれば、最初から断った方が良心的です。
「共働きだから」「仕事が忙しいから」はNG!下手な断り方
「共働きだから」「仕事が忙しいから」はNGな断り方です。
現在のPTA役員は、専業主婦の方より共働きが増えて仕事を持っている人の方が多いので、断る理由として認めてはもらえません。
「うちも共働きですけど…」「◯◯さん、△△さんのところもそうですよ」と言われてしまえば、断れなくなってしまいます。
仕事を理由にするのであれば、具体的に理由を述べた方がいいでしょう。
たとえば、「繁忙期・不定期で残業になっている」とか「人員不足で休みを取ろうにも取れない状態である」など、現状を説明すると理解を得やすいです。
「~~できません!」とかたくなに言い切るのはNG
「~~できません!」とかたくなに言い切るのは、NGな断り方です。
あまりにも強い口調で断ると相手を傷つけたり、反感をかったりする可能性があるからです。
曖昧な言い方も困りますが、どうしてもやりたくない気持ちから言い切った断り方をしてしまうことで、相手や周囲に不快感を抱かせてしまいます。
同級生の保護者やママさん方と、今後の付き合いを上手くやるためにも、穏やかに断るようにします。
先輩ママに学ぶ!PTA役員の上手な断り方
PTA役員を上手に断るには、具体的にどうすればいいのでしょう?
先輩ママがPTA役員を断った実例を2つ紹介します。
- 認知症の義理の母の介護を理由として
- 仕事の都合を理由として
詳しく説明します。
認知症の義理の母の介護を理由として
家族の介護を理由に断ったAさんです。
Aさんは「私事で恐縮ですが」とことわりを入れた上で、認知症の義母を介護していることを説明しました。
そして最後に「せっかくお声をかけていただきありがたいのですが、残念ながらお手伝いすることができません」と、はっきりと自分の意思を伝えました。
結果、家庭の事情を認められ円満に辞退できました。
仕事の都合を理由として
本来ならば、仕事の都合を理由に断るのは基本的にNGです。
しかし、仕事の都合でどうしても断らなければならなかったBさん。
Bさんは、「大変申し訳ないんですが、仕事の都合で学校へ来られるかわからないので役員は難しいです」と辞退の意思を示しました。
同時に「でも、日程の決まっている別の仕事があればぜひ参加したいと思います」と、別の仕事を引き受ける意思も伝えました。
誠意を示したことで例外的に認められ、角を立てずに断れたケースです。
まとめ
子どもたちの健やかな成長のために、PTA役員として活動するパパやママはたくさんいます。
しかし、仕事と家庭だけで手一杯で、PTA役員への指名をどうしても断りたいことも。
本記事では、角が立ちにくい上手な断り方と、おすすめの文例を紹介しました。
PTA役員に選出されても断りたいと思っている方は、本記事を参考に上手に自分の意思を相手に伝えてくださいね。
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