【幼稚園の先生との付き合い方】信頼関係を築くコツを先生経験者が解説!


「幼稚園の先生とできれば上手く付き合っていきたいけれど、どうすればいいの?」という悩みを持つママは多いでしょう。

Kin222
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先生との付き合いを無意識にでも雑にしていると、こどもが充実した幼稚園生活を送るために必要な幼稚園との協力体勢を組めなくなることも。

本記事では元幼稚園教諭・保育士であり、保育園設立にも携わってきた筆者が、幼稚園の先生と保護者とのより良い付き合い方のコツを紹介します。

幼稚園の先生との付き合い方が分からない方は、参考にしてくださいね。

 

保護者が幼稚園の先生との付き合い方で悩んだ経験談

保護者が、幼稚園の先生との付き合い方に悩む原因は主に3つあります。

  1.  先生にどのタイミングで話をしてよいのか分からない
  2.  先生への不満を言うべきか、我慢すべきか悩む
  3.  これまでの先生の対応により不信感を持っている

詳しく説明します。

 

先生にどのタイミングで話をしてよいのか分からない

保護者には、先生に話をするタイミングが分からずに困っている方が多くいます。

先生たちは、園児を迎え入れる朝の準備から降園後の掃除や明日の準備など一日中やるべき業務に追われています。

 

保護者から見ても先生の忙しさが分かるので、先生にどのタイミングで話しかければ迷惑にならないのかがつかめないこともあるでしょう。

保護者自身が園に送迎をしている場合だと、なんとか先生に声をかけることも可能ですが、バス送迎を利用している家庭は電話をかけてまで話をしていいものか悩むこともあるはずです。

 

しかし先生たちは、保護者が相談や質問をしてくれることで、一緒にこどもにとってより良い方法や関わり方を見つけていきたいと思っています。

場合によっては、保護者に来園していただいてじっくり話をしたり、こまめに電話をして報告し合ったりしたいと思っているのです。

 

確かに日中の活動中は対応が難しいことが多いので、担任の先生がバス当番ではない日の朝一番か園児らが降園した後の時間などに、まずは電話をしてみるとよいでしょう。

連絡帳に話がしたいことを書いておくのも適切です。

先生が落ち着いたタイミングで、電話をかけてきてくれるでしょう。

 

先生への不満を言うべきか、我慢すべきか悩む

先生に不満を感じていても、なかなか伝えられずに悩む保護者は多いようです。

こどもから幼稚園でお友達に悪口を言われたとか一緒に遊んでもらえなかったなど、嫌なことがあった話を聞くと気になりますよね。

 

親としては「先生は知っているのだろうか?」「先生は対応してくれているのだろうか?」と不安になることがあると思います。

しかし、頻繁に相談を持ちかけることで口うるさい親だと思われたり、多忙な先生の迷惑になったりするのを嫌う人もいるでしょう。

 

筆者が現役時代は、保護者が勇気を持って伝えてくれたおかげで、こどものために協力体勢を組むことができた経験がたくさんありました。

一歩を踏み出す勇気を持って、こじらせないうちに先生に伝えるのがおすすめです。

 

これまでの先生の対応により不信感を持っている

過去の先生の対応で、不信感を持ってしまうケースがあります。

一旦不信感を抱くと、親が先生を信頼できない状態でこどもを毎日預けることになるので、ますます心配や不安が増幅していく傾向があります。

 

先生のどんな言動が受け止められなかったのか、悩んでいるのかを丁寧に伝えてみましょう。

あくまで先生と協力関係になりたいと思っていることを伝えると、誠実な先生であれば、反省すべき点を反省し今後の伝え方も工夫してくれるはずです。

 

幼稚園の先生も悩んでる?保護者との付き合い方で悩んだ経験談

先生が保護者との付き合い方で悩む原因は主に3つあります。

  1. 子育てを園に丸投げしようとする
  2. 感情のコントロールができずすぐ怒る
  3. 園からのお便りなどを確認せず時間や期日を守らない

詳しく説明します。

 

子育てを園に丸投げしようとする

長時間の預かりを利用している家庭の中には、食事の練習・衣服の着脱練習・排泄練習・爪切り・叱ること・褒めること・社会のマナーやルールなどのしつけ全般を園に丸投げしようとする保護者もいます。

夫婦共にフルタイムで働き、一日の多くの時間を幼稚園や保育園に預ける家庭が増えました。

 

一日の大半を保育園に預ける中で、基本的生活習慣を身につける事やしつけにおいても、その役割を園に期待される方が増えているようです。

しかし、やはりこどもの人格は親の愛情を受けながら家庭の中で育まれていきます。

 

もちろん幼稚園でも教育的指導は行いますが、土台を作るのは唯一無二の家庭なのです。

 

感情コントロールができず、すぐ怒る

感情コントロールができずに、いつも不機嫌な言動を繰り返している保護者もいます。

筆者が現役の時、Aちゃんのお母さんはいつも不機嫌な顔で私たち職員にきつい言動を繰り返していました。

 

ある日Aちゃんの爪が伸びていたので、私たち職員は何度か「園で一人一人の爪を切ることはしていないので、おうちで切ってあげてくださいね」とお伝えしました。

するとお母さんは「切ってますよ!私が子育てしていないって言いたいんですか⁉もっと爪を切って出血したら責任とってくれるんですね⁉」と感情的に反応したのです。

 

お母さんは仕事や夫婦関係がうまくいっていなかったようで、ストレス過剰となり私たち職員に当たっていたということがわかりました。

感情的になると先生といい関係を築くことが難しくなるので、感情的になりそうな時は一呼吸して気持ちを落ち着けましょう。

 

お便りを確認しなかったり、時間・期日・約束事などを守らない

幼稚園生活の中で、期日や約束事を守らない保護者もいます。

筆者が現役時代に、保護者が遠足の持ち物を確認しておらず、リュックを持参していない園児がいました。

 

リュックを持ってこなかった園児は、自分の持ち物を最後まで自分で持ち運びする経験ができませんでした。

些細だと思う経験も、こどもにとっては貴重な経験であり自信や喜びにつながります。

 

お便りや掲示物には、こどもたちが充実した教育を受けるために必要なことが書かれているので、しっかりと確認してあげましょう。

 

先生経験者が語る!幼稚園の先生との付き合い方のコツ5選

幼稚園の先生との付き合い方のコツは主に5つあります。

  1. 園の規約を守って園生活を過ごす
  2. 自分からも積極的に挨拶したり笑顔で接する
  3. 不安や疑問点は素直に伝える
  4. こどもの家庭でのようすを先生と共有することに努める
  5. 保護者と先生に上下関係はなく、協力関係であることを心得る

詳しく説明します。

 

園の規約を守って園生活を過ごす

幼いこどもたちが過ごす幼稚園ですが、集団に所属するということは一定の決まりごとが存在します。

一人一人が、決まりを守るという土台があって成り立つのです。

 

登園時刻を守らないことで全体の活動が遅れたり、遅れたこどもも落ち着いた状態で活動できなかったりします。

お子さん自身のためにも、周りのこどもたちのためにも、最低限の約束ごとを守って気持ちよく幼稚園生活を送りたいですね。

 

自分からも積極的に挨拶や笑顔で接する

挨拶は先生からすべきとか、保護者からすべきというものではありません。

保護者も先生も、気持ちのいい挨拶をしようと心掛ける姿勢が、こどもの教育にも素晴らしい効果を生み出します。

 

また、いつも笑顔で接してくれる保護者は先生たちの中でも評判がよく、先生が見習うところもたくさんあります。

先生も人間ですから、常に上から目線で接してこられるよりも、気持ちのいい挨拶や笑顔の保護者には好印象を持つものです。

 

「いつも笑顔が素敵な、あのお母さんのお子さんね」と、自然とこどもを覚えてもらえるケースもありますよ。

 

不安や疑問点は素直に伝える

不安や疑問は、早い段階で素直に伝えましょう。

言い出しにくいこともあると思いますが、こじらせないうちに伝えるべきことを先生に伝えることは、こどもにとってもとても大切なことです。

 

攻撃的な言い方ではなく、相談と言う形で話をするのがおすすめです。

わからないので教えて欲しいと言うスタンスで話してみるのもいいでしょう。

 

先生も人間なので完璧ではないですし、未熟な点や慣れによる慢心が出てしまうこともあるかもしれません。

しかし、誠実な先生であればきちんと向き合ってくれるはずです。

 

もし不誠実さを感じた場合は、園長先生などに相談してもいいでしょう。

一番良くないのは、保護者同士で悪口を言うだけとか、こどもに先生の悪口を聞かせることです。

 

こどもにとって幼稚園で過ごす時間は、担任の先生が保護者代わりであり、頼りとなる大人です。

軸をこどもに置き、こどものために先生とコミュニケーションを取るスタンスを忘れないでくださいね。

 

こどもの家庭での様子を先生と共有することに努める

保護者が幼稚園での様子を知りたいように、先生も家庭での様子を知ることができるととてもうれしいものです。

園と家庭での様子がまったく異なる園児もいるので、家庭での様子を知ることは、園での関わり方の大きな参考になります。

ぜひ連絡ノートやお手紙、懇談等で子どもの普段の様子を先生に知らせてあげてください。

 

保護者と先生に上下関係はなく、協力関係であることを心得る

保護者と先生に上下関係はありません。

こどもを中心として、協力体制を築き合う関係です。

 

アレルギーなどの命に関わること以外で過剰に個別の要求をしたり、絶対にこうでないと嫌だと譲らない言動をしたりするのは、集団生活を乱す行為になるので気をつけましょう。

手を取り合いこどもの健やかな成長をサポートし合う関係を築けると、こどもの成長は目覚ましいものになりますよ。

 

まとめ

幼稚園の先生との付き合い方に迷ったり悩んだりすることは、親であれば誰にでもあるのではないでしょうか。

しかし、先生とのコミュニケーションに構えすぎることはないのです。

 

本記事では、幼稚園(保育園)の先生との付き合い方のコツを紹介しました。

本記事で紹介した5つのコツを参考に、お子さんのより良い成長のために、幼稚園の先生と良い関係を築いてくださいね。

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