「肩こりに効く、足裏マッサージをしてみたい!」
そんな時、ツボの位置や足裏マッサージのやり方が分からないと困りますよね。
実は、足裏には肩こりに効くツボがあり、効果的なマッサージ方法があるのです。
本記事では、肩こり解消におすすめのツボを紹介し、足裏マッサージのやり方と注意点について解説します。
肩こりにお悩みの方や足裏マッサージに興味のある方は、ぜひ参考にしてくださいね。
肩こりに足裏のツボマッサージが効く理由は?
肩こりに足裏のツボマッサージが効くのは、なぜなのでしょうか?
主な理由が3つあります。
- 肩の反射区を刺激するから
- 血流が良くなるから
- 自律神経のバランスが整うから
詳しく説明します。
(参考:Chouette)
肩の反射区を刺激するから
肩こりに足裏のツボマッサージが効くのは、肩の反射区を刺激するからです。
足の裏には、全身の臓器や部位に対する反射区があるといわれています。
肩の反射区を刺激すると、肩周りの筋肉や関節のこわばりが和らぎ、肩こりの軽減が期待できるのです。
反射区の刺激によって肩周りに滞っていた老廃物なども流れやすくなり、肩こり解消につながります。
肩の反射区を刺激すれば、手が届きにくい肩甲骨まわりのこりをほぐせるのも、足裏マッサージならではの特徴だといえます。
血流が良くなるから
足裏のツボマッサージをすると、血流が良くなって肩こりの解消につながります。
足の裏は、重力がかかる体の一番下に位置しており、血液が溜まりやすい部位です。
そのため、足裏を揉みほぐして血液を押し流せば、全身の血行促進につなげられるのです。
血液の流れが良くなると、肩周りの筋肉に酸素や栄養素が運ばれやすくなり、老廃物の排泄なども促進されます。
足の裏を刺激して血流が良くなれば、肩こりの緩和が期待できるといえます。
自律神経のバランスが整うから
肩こりに足裏のツボマッサージが効くのは、自律神経のバランスが整えられるからです。
足の裏をマッサージすると、自律神経の働きが整い、筋肉の緊張がゆるみ肩こりが軽減されるのです。
さらに、自律神経のバランスが安定すると、ストレスによって肩に力が入るのを緩和できると考えられます。
ストレスが起因となる肩こりが辛い場合は、足の裏を刺激するのが特におすすめですよ。
肩こりに効く足裏のツボの位置とマッサージのやり方
肩こりに効く足裏マッサージは、どのように行えば良いのでしょうか?
足裏のツボの位置とマッサージの方法を、次の4つの反射区ごとに説明します。
- 親指の付け根(首の反射区)
- 人差し指の付け根から小指の付け根まで(僧帽筋の反射区)
- 小指の付け根から少し下(肩の反射区)
- 人差し指(目の反射区)
詳しくみていきましょう。
(参考:フランス総合医療株式会社)
親指の付け根(首の反射区)
親指の付け根辺りを揉みほぐせば、肩こりの改善につながります。
首の筋肉が硬くなると、肩周辺に送られる血液量が減ってしまい、肩こりを引き起こすと考えられます。
首の反射区である親指の付け根から側面までを均一に押すのがポイントで、親指の根元にある少しくびれた辺りがツボです。
まず、付け根を揉みほぐしてから、親指を軽く引っ張りながらゆっくりと回します。
10~20回を1セットとして、左右の親指の付け根を回し、しっかりほぐしましょう。
人差し指の付け根から小指の付け根まで(僧帽筋の反射区)
肩こりに効く足裏マッサージとして、人差し指の付け根から小指の付け根までを刺激するのが有効です。
首から肩や背中の上部にかけてつながっている筋肉である「僧帽筋」の反射区が、人差し指の付け根から小指の付け根までとなります。
手を使い足の指全体を反らして、肩の反射区である指の付け根辺りのツボを、もう片方の手の指を使って丁寧にほぐします。
指を押しこむようにしてマッサージし、左右の足をそれぞれ10回程度揉みほぐしましょう。
人差し指から小指側に向かって、体重をかけながら強めに押し、小指方向に流すように刺激するのがポイントです。
ツボ押し器などを使って流す方向にツボを押せば、より効果的ですよ。
小指の付け根から少し下(肩の反射区)
小指の付け根から少し下の辺りは、刺激すれば肩こり改善につながる肩の反射区です。
肩こりとは、肩甲骨の周りや大胸筋などの筋肉などが硬くなり、血液循環が悪くなっている状態です。
肩のこりが悪化すると、肩の反射区も硬くなり、コリコリとしたしこりとして感じることも。
まずは、手の人差し指と親指を使い、小指の付け根からその下の辺りのツボを揉みほぐしましょう。
手の指で足の小指を軽く引っ張りながら、10~20回程ゆっくりと回します。
左右両方の足をマッサージして、しこりがある部位はやわらかくなるまで、しっかりと揉みほぐすのがポイントです。
人差し指(目の反射区)
目の反射区である人差し指を丁寧にほぐせば、肩こり解消に効果的です。
肩こりには、目の疲れが関係している場合が多いといわれています。
足の人差し指の付け根から関節の辺りまでがツボで、右目は左足、左目は右足の人差し指が反射区になります。
付け根から関節の方向へ押してさするように、余すところなくマッサージしましょう。
しっかりと揉みほぐせば、目の奥の重だるい疲れが取れ、まぶたが開きやすくなりスッキリしますよ。
目の反射区を丁寧に刺激して眼精疲労を和らげることが、肩こりの改善につながります。
足裏のツボをマッサージする際の注意点
足裏のツボをマッサージする際は、どのようなことに気をつけると良いのでしょうか?
主な注意点は次の4つです。
- 食後1時間程度は避ける
- 寝る前は控える
- マッサージの前後はお酒を飲まない
- 妊娠中はNG
詳しく説明します。
食後1時間程度は避ける
足裏のツボをマッサージする際は、食後1時間程度は避けるようにしましょう。
食後は食べ物を消化するため、消化器官に血液が集まっています。
足裏マッサージをすると血行が促進され消化器官への血液量が減ってしまい、消化不良を起こす恐れがあります。
そのため、食後1時間程度は足裏のツボマッサージを避けましょう。
寝る前は控える
足裏のマッサージは、寝る直前に行うことは控えておきましょう。
刺激が強めの足裏マッサージは、寝る1時間くらい前までに終え、クールダウンする時間を取ってから就寝するのがおすすめです。
マッサージに最適なタイミングは、入浴後の血流が良くなり筋肉がやわらかくなった状態です。
入浴を終えたリラックスタイムの就寝1時間前までに行うのが、理想的なタイミングだといえます。
マッサージの前後はお酒を飲まない
足裏マッサージの前後はお酒を飲まないよう、注意が必要です。
飲酒前後に足の裏を揉みほぐすと、血流が促進され酔いが回りやすくなってしまうのです。
アルコールが回りやすくなると、吐き気や頭痛、深酔いなどを起こし体調を崩してしまう恐れがあります。
飲酒前後には、足裏のツボマッサージを控えるよう注意しましょう。
妊娠中はNG
足裏のツボをマッサージするのは、妊娠中にはNGとされています。
足の裏には、肩以外にも生殖器とつながっている反射区もあり、刺激すると体調が悪くなってしまう恐れがあります。
特に妊娠初期~安定期に入るまでは不安定な時期になるので、妊娠の可能性がある場合も避けておくのが無難です。
妊娠中に足裏マッサージを行いたい場合は、かかりつけの産婦人科などに相談するのをおすすめします。
体調に影響を与える可能性があるため、妊娠中は自己判断での足裏のマッサージは控えておきましょう。
(参考:ままのて)
まとめ
肩こりの改善をしたくて足裏マッサージをしようと思っても、足裏のツボが分からないと困りますよね。
本記事では、肩こり解消におすすめのツボを紹介し、足裏マッサージのやり方と注意点を説明しました。
肩こりに効果的な足の指周辺などのツボをマッサージすると、血行が良くなり自律神経のバランスが整って、肩こり改善への効果が期待できます。
本記事を参考に、効果的な足裏マッサージを取り入れ、肩こり解消につなげましょう。


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