電気代の節約のためにブレーカーを落とすのは効果的?デメリットも解説

旅行などで長期不在にする場合も電気代はかかります。

節電のためにブレーカーを落としたほうがいいのかと思う人は多いでしょう。

しかし、本当にブレーカーを落とすことが節約に効果的なのかわからないことも。

本記事では、ブレーカーを落とすと電気代の節約になるのかをデメリットと合わせて解説します。

電気代を節約したい方は、ぜひ参考にしてくださいね。

 

電気代の節約のためにブレーカーを落とす効果

ブレーカーを落とすと、電気代の節約に効果があります。

ブレーカーを落とすことによる待機電力の節電効果(削減率)は、0.5%です。

ブレーカーを落とすと、電気の供給を完全に遮断できるからです。

家電製品は、使用していなくても微小な電気「待機電力」を消費します。

炊飯器などタイマーのある家電は予約機能を作動させるために電気を消費します。

パソコンの場合は、メモリに作業内容を一時的に保存する際に電気を消費しているのです。

テレビやエアコンなどは、リモコンからの信号をいつでもキャッチできるように待機しているので電力を消費します。

他にも、携帯電話のアダプターはコンセントに差しているだけでも電力を消費します。

各家電の待機電力は微小ですが、積み重なると大きくなるためブレーカーを落とす効果が期待できるでしょう。

参照:夏季の省エネ節電メニュー 経済産業省

 

電気代節約のためにブレーカーを落とすデメリット

電気代の節約のためにブレーカーを落とした場合のデメリットには、どのようなことがあるでしょうか。

デメリットは3つあります。

  • 冷蔵庫の中の食品が悪くなる
  • ホームセキュリティが止まる
  • テレビの再起動時に電力を多く消費する

詳しく説明します。

 

冷蔵庫の中の食品が悪くなる。

節電のためにブレーカーを落とすデメリットの1つは、冷蔵庫内の食材が傷むことです。

うっかり冷蔵庫内に食品を入れたまま、ブレーカーを落とすと庫内の温度が上昇するからです。

冷却機についている霜や冷凍庫の氷が溶けて、水受け皿から水漏れする恐れもあります。

ブレーカーを落とす場合は、冷蔵庫の中身を空にしておきましょう。

 

ホームセキュリティが止まる

ブレーカーを落とすデメリットは、ホームセキュリティが作動しないことです。

ホームセキュリティシステムは、電気で作動しているからです。

センサーやカメラで不法侵入やガス漏れ、火災などの異常を検知して通報するシステムを、ホームセキュリティといいます。

住まいの安全のためのシステムを止めてまで、節電する必要はありませんよね。

ホームセキュリティを導入している場合は、ブレーカーを落とさない方がよいでしょう。

 

テレビの再起動時に電力を多く消費する

ブレーカーを落とすデメリットは、テレビの再起動時に大きく電気を消費することです。

ブレーカーを落としている間に出来なかった番組表などのデータ更新を、再起動時に一気に行うからです。

せっかくブレーカーを落として節電しても、再起動時に大量に電力を使用しては意味がありません。

他にも再起動時に多くの電力を消費する家電に、パソコンやエアコンがあります。

 

ブレーカーを落とす以外の電気代の節約方法

電気代を節約する方法には、ブレーカーを落とすこと以外にどのような方法があるでしょう。

節電方法は4つあります。

  • 家電のコンセントを抜いておく
  • 省エネ性能が高い家電に買い換える
  • 電化製品の使い方に注意する
  • 電気料金のプランを見直す

詳しく解説します。

 

家電のコンセントを抜いておく

ブレーカーを落とす以外の節約方法に、家電製品をコンセントから抜く方法があります。

待機電力をなくせるからです。

すべての家電製品のコンセントを抜くのではなく、必要なものは残し待機電力が不要な家電のみコンセントを抜きましょう。

例えば、温水洗浄便座はコンセントを抜いてもよい家電です。

外出中に便座を温めておく必要は無いので、電源を切ってしまいましょう。

 

省エネ性能が高い家電に買い換える

省エネ家電に買い替えることも、節電に有効です。

同じ機能を持つ従来の家電よりも、消費電力が少ないからです。

10年前の冷蔵庫を買い替えると約40〜47%の節約、一般電球から電球型LEDランプに替えると約86%の節約になります。

消費電力が多い家電を使用している場合は、省エネ性能が高い家電への買い替えを検討してみてください。

参照 :省エネポータルサイト 資源エネルギー庁

 

電化製品の使い方に注意する

電化製品の使い方によっても、節電ができます。

・エアコン

節電に効果のあるエアコンの使い方は、設定温度を夏の室温は28℃、冬の室温を20℃にすることです。

夏に室温28℃に設定すると年間約940円、冬に20℃に設定すると年間約1,430円の節電になります。

室内温度を確認しながら、エアコンの設定温度を調節して節電しましょう。

また、室外機を風通しの良い場所に設置したり、フィルターの清掃をしたりすることも節電につながります。

参照:省エネポータルサイト 経済産業省

 

・冷蔵庫

節電に効果的な冷蔵庫の使い方は、食品の詰め込み過ぎを避け、開閉回数や時間を少なくした上で、設定温度を適温にすることです。

冷蔵庫の開閉を1/2に減らすと、年間230円の節約になります。

冷蔵庫の設定温度を強から中にすると、年間1,360円の節約です。

冷蔵庫の使い方に注意して、節電にしましょう。

参照:家庭の省エネ大辞典 一般社団法人省エネルギーセンター

 

電気料金のプランを見直す

電気料金プランを、世帯人数や生活スタイルに合ったものに見直すことも節約方法の1つです。

日中家にいない場合、夜間電力が安く昼間は割高な料金プランを契約していることが多いです。

しかし、リモートワークになるとずっと家にいるので昼間も電気を使います。

24時間一律料金のプランに見直すと料金が安くなる可能性がありますよ。

他に、アンペア契約の見直しも有効です。

アンペア数に応じた基本料金が決められているからです。

契約アンペア数が小さいと基本料金は安くなり、大きいと基本料金も高くなります。

各家庭に合ったアンペア数に見直して、節約しましょう。

 

まとめ

節電したいのに、家電製品を使っていなくても電気代がかかるのは嫌ですよね。

本記事では、ブレーカーを落とすメリットとデメリットや、ブレーカーを落とす以外の節電方法を具体的に解説しました。

電気代を節約したい方は、ぜひ参考にしてくださいね。

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