「子供がゲームばかりやっていてイライラする……」
子供が勉強やお手伝いもせずに長時間ゲームばかりしていると、心配になったりイライラしたりして親は困ってしまいますよね。
実は、ゲームに夢中になりすぎる子供はゲーム依存症になってしまう可能性があります。
本記事では、子供がゲームに夢中になる理由と、ゲームばかりの生活習慣の解決法を紹介します。
子供がゲームばかりして困っている方は、参考にしてくださいね。
子供はなぜゲームばかりするの?夢中になる理由とは
そもそもなぜ子供はゲームばかりしてしまうのでしょうか?
主な原因は2つあります。
- 子供を夢中にさせる達成感がある
- ストレスを抱えている
詳しく説明します。
子供を夢中にさせる達成感がある
ゲームでは、ステージをクリアした時やレアなアイテムを手に入れた時に達成感があり、喜びを味わえます。
ゲームで達成感などを味わっている時、子供の脳内ではドーパミンが分泌されています。
ドーパミンは脳内麻薬とも言われ、ドーパミンが出ることで幸せな気持ちになり、行動意欲が増すのです。
ドーパミンが過剰に分泌されることで、子供はゲームに夢中になります。
ストレスを抱えている
ゲームをやめられない子供は、ストレスを抱えている可能性もあります。
なぜなら子供の世界は家と学校が中心で、ストレスを感じていても逃げ場がないからです。
たとえば大人がストレスを抱えているとしたら、好きな場所へ出かけたり趣味に没頭したり、自分なりのストレス解消法があるのが一般的でしょう。
しかし子供は、ストレスを抱えていても誰にも相談できない可能性が高いのです。
ストレスから逃げるように、どんどんゲームに夢中になってしまう場合があります。
ゲームばかりする子供にイライラ!親ができる解決法
ゲームばかりしている子供に対し、そもそも親としてできる解決策にはどのような方法があるのでしょうか?
5つの解決法を紹介します。
- 子供とゲームをする時のルールを決める
- 子供が抱えているストレスの原因に向き合う
- ゲーム以外に楽しい時間を作る
- 良い行動をしたときにはしっかり褒めてあげる
- 親も一緒にゲームをしてコミュニケーションをとる
詳しく説明します。
子供とゲームをする時のルールを決める
ゲームをする時のルールを決めるのは、とても効果的な解決策です。
なぜなら、ルールを決めれば子供は「ルールを守ろう」と意識するからです。
たとえばゲームは1日1時間までと決めた場合、「残り15分だからもう少しできる」とか「もう止めておこう」など、子供が自分で判断する基準になります。
ただし、親が勝手に決めたルールでは反発心が生まれたり他人事になったりすることが多く、あまり意味がありません。
子供を主体にしてルールを決めることで納得感がうまれ、抑止効果が高まります。
子供が抱えているストレスの原因に向き合う
子供がストレスを抱えていることでゲームに夢中になっているのであれば、ストレスの原因に向き合う必要があります。
なぜなら、子供がストレスによりゲームに夢中になっている時に、ゲームをやめさせることばかり考えても根本的な解決にはならないからです。
たとえば「親の小言がうるさい」と子供が感じているとしたら、小言を減らさなければ子供はいつまでもゲームに逃げ場を求めてしまいます。
あるいは、習い事の多さに子供が負担を感じているなら、通う回数を減らすなどして対策する必要があるでしょう。
子供が抱えているストレスの原因に向き合うことで、ゲームの時間を減らせる可能性があります。
ゲーム以外に楽しい時間を作る
親ができる解決策として、子供がゲーム以外に興味を持つことを、一緒に探してみるのもひとつの方法です。
たとえば、体を動かしたり本を読んだり、子供が楽しめることであれば何でもかまいません。
ゲームが一番楽しいと思い込んでいる可能性もあるので、他にも楽しいことがあるとわかれば、子供の視野が広がります。
ゲーム時間の減少につながるでしょう。
良い行動をしたときにはしっかり褒めてあげる
子供が良い行動をしたときには、しっかりと褒めてあげましょう。
なぜなら、子供は褒められると嬉しくなり、物事に前向きな気持ちで取り組めるようになるからです。
たとえば「ちゃんと片付けができてえらいね!」と子供を褒めれば、子供はまた褒めて欲しくて片付けを頑張ります。
「ゲームはあと30分で終わりね!」と、子供と約束をしてちゃんと守れたら、しっかり褒めてあげましょう。
イライラして「やめなさい!」などと怒るよりも効果的です。
親も一緒にゲームをしてコミュニケーションをとる
親も子供と一緒にゲームをしてコミュニケーションをとるのも良い方法ですね。
親子で楽しめる共通の話題ができるので、会話も弾みます。
ゲームの中では子供の方が先輩になることもあり、子供の新しい一面を発見できるかもしれません。
ゲームばかりする子供にイライラしたことのあるママたちの体験談
ゲームばかりする子供にイライラしたことのあるママは多いでしょう。
筆者の子供や子供の友達も、中学生時代にゲームばかりしていた時期がありました。
ゲームばかりする我が子にイライラした実際の体験談を3つ紹介します。
- ゲームばかりで学力が低下する
- ゲームに熱中し過ぎて昼夜逆転する
- ゲームに対する執着が強くて喧嘩になる
ゲームばかりで学力が低下する
中学校のテスト前になっても、筆者の子供はゲームばかりで勉強をせず、どんどん学力が落ちていきました。
テスト前にも関わらず、ゲームを止めないことにイライラ。
子供をゲームから引き離すため、高校は寮のある学校に入れてしまおうかと考えたほどです。
塾に通わせることで、勉強する時間を強制的に作りました。
結果的にゲーム時間が減り学力も向上したので、希望する高校に通えました。
ゲームに熱中し過ぎて昼夜逆転する
子供がゲームに熱中し過ぎて、昼夜逆転してしまう時期がありました。
注意をすれば、注意された時だけ手を止めますが、またすぐにゲームを始めます。
時間を忘れてゲームに集中するようです。
昼と夜が逆転しないように朝は必ず起こして、体内リズムを整えるように気をつけました。
親がいくら気をつけても子供の昼夜逆転を直すのは難しかったのですが、子供自身が学校に行く目的を見つけたことで、ゲームに熱中し過ぎて昼夜逆転することはなくなりました。
ゲームに対する執着が強くて喧嘩になる
筆者は以前、子供のゲームをとにかく止めさせたいと思ったことがあります。
そのためスマホやゲーム機を取り上げたり、Wi-Fiの接続を止めたりしていました。
しかし、子供は反省するどころか逆上して、けんかになることも。
人が変わったように怒る子供を見て驚くとともに、一方的に取り上げても解決しないと感じました。
親子で話し合ってお互いが納得できるルールを決めた結果、けんかになることはなくなりました。
まとめ
子供がゲームばかりしているとゲームに依存してしまう可能性があり、親は困ってしまいますね。
しかし、ほんの少しの工夫をすれば、子供のゲーム時間を減らすことができるんです。
本記事では、ゲームに夢中になる理由と解決策を紹介しました。
ゲームばかりの子供に悩んでいる方は、本記事を参考に子供のゲーム問題を解決してくださいね。
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