「犬と新生児の暮らし方で注意することってあるのかな?」
赤ちゃんが生まれるのは楽しみですが、先に一緒に暮らしていた愛犬とうまく同居できるのかと心配になりますよね。
新生児と犬の同居にはリスクがありますが、しっかりと対策をとれば問題なく同居でき、仲良く暮らせるんです。
そこで、柴犬と一緒に2人の娘を育てている筆者が、犬と新生児が仲良く暮らすための大切なポイントを紹介します。
犬と赤ちゃんが安心して同居できるようにしたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
犬と新生児が同居する際のリスク
犬と新生児が同居するときには、2つのリスクがあります。
- 病気になる可能性
- 事故が起きる可能性
詳しく解説しますね。
病気になる可能性
犬と新生児が同居すると、愛犬から病気をもらってしまう恐れがあります。
犬は人間が持たない菌やウイルスを持っていて、抵抗力の弱い新生児にはうつってしまうかもしれないのです。
愛犬が赤ちゃんの口を舐めただけで、肺炎などを引き起こしてしまうこともあります。
また犬アレルギーや犬についたノミなどで、アレルギー症状が出てしまう恐れも。
犬には無害でも、人間にうつると症状が出る病気もあるので、注意が必要です。
(参考:Wanqol)
事故が起きる可能性
犬と新生児が一緒に暮らしていると、予想外の事故が起きる可能性があります。
愛犬が赤ちゃんを噛んでしまったり、傷つけてしまったりすることがあるのです。
愛犬にとって、突然現れた赤ちゃんとの生活はストレスがたまりがちです。
また、赤ちゃんに飼い主の愛情が注がれることで、嫉妬してしまう犬もいるでしょう。
噛むつもりがなくても、遊んでいて赤ちゃんに怪我をさせてしまう恐れもあります。
うちの犬は優しいからと思っていても、なにが起きるかはわからないのです。
赤ちゃんと犬が一緒に暮らすための3つの注意点
では赤ちゃんと犬が同居するときには、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか?
注意すべき3つのポイントを紹介します。
- 赤ちゃんと犬だけで遊ばせない
- 赤ちゃんにも犬への接し方を教える
- 犬にも愛情を注ぐこと
赤ちゃんと犬だけで遊ばせない
うまく同居するためには、赤ちゃんと犬だけで遊ばせないようにしましょう。
思わぬ事故が起きないように、飼い主がしっかりと見守る必要があります。
筆者は愛犬と赤ちゃんが一緒にいる時は、必ずすぐそばにいるようにしていました。
愛犬から赤ちゃんを守るだけでなく、赤ちゃんが愛犬の毛をひっぱったりするのを止めるためです。
飼い主が部屋を離れる時は、愛犬をケージにいれたり他の部屋に入れたりして、お互いの安全を守りましょう。
仲良くしていると思って安心せず、予想外の事故が起こらないようしっかり目を離さないようにしましょう。
赤ちゃんにも犬への接し方を教える
赤ちゃんと犬が一緒に暮らすために、赤ちゃんにも犬との接し方を教えましょう。
赤ちゃんが犬の嫌がることをすると、ストレスが溜まって噛んでしまうなど、事故の原因になってしまいます。
犬が触ると嫌がるところやなで方など、小さいうちから何度も繰り返し教えるのが大切です。
筆者の愛犬は嫌なことをされるとすぐにうなるので、子供たちは赤ちゃんのころからよく理解していました。
赤ちゃんはついつい、毛をひっぱったり叩いたりと愛犬が嫌がることをしてしまいがちです。
あきらめずに、愛犬と赤ちゃんが良い関係を築けるように、根気強く教えていきましょう。
犬にも愛情を注ぐこと
赤ちゃんと犬の同居では、犬にも愛情をたっぷり注ぐことが大切です。
赤ちゃんにばかり愛情を注いでいると、愛犬はさみしさやストレスを感じ、赤ちゃんを攻撃してしまうことがあります。
赤ちゃんが寝ているときなどは、愛犬とのスキンシップのチャンスです!
おもちゃで遊んだり抱っこしたりと、たっぷり時間を使ってかわいがってあげましょう。
また、愛犬が赤ちゃんにやさしい態度を示しているときは、たっぷり誉めてあげるのも良いですね。
愛犬が赤ちゃんにやきもちを妬いてしまわないように、しっかりと愛情を伝えてフォローしてあげましょう。
赤ちゃんと犬の同居生活のための安全対策
赤ちゃんと犬が安全に一緒に暮らすためには、どうすれば良いのでしょうか?
安全にくらすためにすべき対策を、4つ紹介します。
- 犬からの感染症予防をしっかりする
- 清潔な状態を保つ
- 赤ちゃんと犬の生活空間を分ける
- 犬のしつけは済ませておく
犬からの感染症予防をしっかりする
赤ちゃんと犬が安全に暮らすために、犬からの感染症に対する予防をしっかりとしておきましょう。
大人には問題がなくても、抵抗力の弱い赤ちゃんは犬からいろいろな菌やウイルスをもらってしまう恐れがあるのです。
赤ちゃんの感染症予防のために、犬の予防接種やノミダニの予防薬などは欠かさないようにしましょう。
また、犬の排泄物から寄生虫や菌、ウイルスなどに感染することもあるので、トイレ周辺もこまめに掃除や消毒を行うのがおすすめです。
さらに、犬が赤ちゃんの顔や口、傷口などを舐めると菌やウイルスに感染するリスクが高くなります。
過剰なスキンシップをしないように注意し、感染症のリスクを減らしましょう。
(参考:日本経済新聞)
清潔な状態を保つ
赤ちゃんがアレルギーなどを引き起こさないように、清潔な状態を保つように心がけましょう。
犬の毛やフケ、唾液などが赤ちゃんのアレルギーの原因になることがあるのです。
掃除機や拭き掃除などはこまめに行い、アレルゲンをなるべく除去するのが大切です。
また、掃除だけでなく、空気清浄機も効果が期待できます。
筆者は犬アレルギーがあるため、赤ちゃんが生まれる前に空気清浄機を購入して設置しました。
おかげで赤ちゃんに問題がなかっただけでなく、私のアレルギー症状も軽減しました。
(参考:牧田産婦人科)
赤ちゃんと犬の生活空間を分ける
赤ちゃんと犬が一緒に暮らすときは、生活空間を分けてあげると安心です。
それぞれが安心できる場所を作っておくと、アレルギーや事故が起きるリスクを減らせます。
ペットゲートを使って、赤ちゃんの寝室に愛犬が入れないようにするのも良いでしょう。
筆者もリビングの一部にベビーサークルを作り、赤ちゃんが安全に遊べる空間を作っていました。
ただし赤ちゃんだけではなく、愛犬が安心して眠れる居場所も作ってあげましょう。
静かでリラックスできる場所に愛犬のベッドを置くなど、ストレスをためないようにできると良いですね。
犬のしつけは済ませておく
犬のいる家に赤ちゃんを迎えるときは、事前に犬の基本的なしつけを済ませておきましょう。
しつけができていると感染症や事故のリスクが減り、赤ちゃんも愛犬も安全に暮らせます。
「ダメ」「待て」などの指示は、危険回避するために必要なので、必ず教えておきましょう。
また、トイレトレーニングも、赤ちゃんへの感染症予防のための大切なしつけです。
赤ちゃんが生まれてからしつけをするのは大変なので、出産までにある程度のしつけを済ませておくのがおすすめです。
まとめ
赤ちゃんが生まれるのは楽しみですが、愛犬と一緒に暮らして問題はないのかと不安になりますよね。
しかし、事前に愛犬に基本的なしつけをし、感染症や事故が起きないように対策をすれば、問題なく一緒に暮らせます。
本記事では犬と一緒に2人の娘を育てている筆者が、犬と新生児が一緒に暮らすための注意点や安全対策を紹介しました。
赤ちゃんと愛犬が仲良くしている姿は、育児疲れの癒しになります。
本記事を参考に、愛犬と新生児のかわいい姿でたくさん癒されてくださいね。
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