「ネット銀行がいいって聞くけど、どんなメリットやデメリットがあるのか知りたい!」
ネット銀行が気になっていても、メリットやデメリットなどの情報が分からないと不安が残って、口座開設を躊躇してしまいますね。
筆者はネット銀行の開設に不安がありましたが、実際に利用してみると多くのメリットを感じたため、口座を開設して満足しています。
本記事では筆者の体験をもとに、ネット銀行のメリット・デメリットと、初心者におすすめの銀行について紹介します。
ネット銀行の開設について気になっている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
ネット銀行のメリット
そもそも、ネット銀行にはどのようなメリットがあるのでしょうか?
ネット銀行を利用するうえで、主な利点は5つあります。
- オンラインで完結する
- 店舗に行く手間がかからない
- 手数料が安い
- 金利が高い
- リアルタイムの残高を確認できる
それぞれ、詳しく紹介します。
オンラインで完結する
ネット銀行のメリットは、口座の開設や振込手続きなどの取引がオンライン上で行える点です。
銀行に行かなくても、スマホやパソコンの操作でいつでもどこでも手続きが可能です。
たとえば筆者が口座を開設したときは、子供が寝てから申し込み手続きをしました。
時間を気にせず、シンプルな操作で様々な手続きがオンライン上で完結するため、忙しい人でも使い勝手が良いですね。
店舗に行く手間がかからない
ネット銀行は、店舗に行く手間がかからない点もメリットです。
というのも、一般的な銀行であれば窓口業務の時間に合わせて行ったり、待ち時間があったりして手間がかかるケースがあります。
ネット銀行であればスマホやパソコンで操作をすれば手続きが完結するため、銀行へ行く手間や待ち時間が省けます。
平日の昼間に銀行へ行く時間が取りづらい人でも、時間を気にせず利用できるため利便性が高いです。
手数料が安い
ネット銀行のメリットは、様々な取引での手数料が一般的な銀行よりも安い傾向があることです。
なぜなら、オンライン上で自分で操作をして手続きをするため、人件費の分だけ手数料を下げられるからです。
たとえば筆者が利用している楽天銀行では、コンビニATMでの出金手数料や他行あて振込手数料が7回まで無料で利用できます。
一般的な銀行の場合、コンビニATMで何度も出金をすると、出金手数料が高くなりがちです。
また、一般的な銀行から他行への振込には500円前後の振込手数料がかかりますが、楽天銀行では145円です。
楽天の会員ステージによっては、月に3回まで手数料無料で振込ができます。
コンビニATMをよく使う人や振込をする機会が多い人は、手数料の節約につながると考えられるため、得られるメリットは大きいでしょう。
金利が高い
ネット銀行のメリットは、預金の金利が一般的な実店舗を持つ銀行よりも高い傾向がある点です。
というのも、各種手数料と同じように実店舗がないことで固定費を抑えられるため、金利を高く設定しやすいからです。
銀行によっては、定期預金の種類や預入期間、ほかのサービスと連携した利用でさらに金利が優遇されることも。
金利が高い銀行を選ぶと効率良くお金を増やせるため、貯金用としての口座を作りたいときにもおすすめです。
リアルタイムの残高を確認できる
時間や場所に関係なくリアルタイムの残高を確認できることも、ネット銀行のメリットのひとつです。
パソコンやスマホがあれば、ネット銀行のマイページにアクセスをすれば、いつでも残高を確認できます。
筆者は引き落とし日の前日に口座の残高が気になることがありますが、忘れる前にすぐ確認できるので助かっています。
通帳で管理していたときは、印字ページの余白がなくなると通帳繰越ができるまで残高が確認できず困っていました。
また、家計簿や資産管理のアプリなどと連携させることも可能なので、お金の流れを簡単に把握できます。
リアルタイムで口座の残高を確認できると安心ですね。
ネット銀行のデメリット
では反対に、ネット銀行のデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?
オンラインならではの弱みとして考えられる主な点は、3つあります。
- 対面で相談できない
- 通信トラブルのとき取引できない
- パスワードなどを管理しなければいけない
順に、詳しく紹介します。
対面で相談できない
ネット銀行を利用するデメリットは、対面で相談できない点です。
実店舗の場合、窓口業務の担当者がいるので、分からないことがあってもその場で聞いて解決できるケースが多いです。
ネット銀行の場合は自分で調べたり、電話やチャットで問い合わせをしたりするため、やや不便さを感じる人もいるでしょう。
どんなことに困っているのかをきちんと伝えられなければ、欲しい答えが返ってこない場合があるかもしれません。
丁寧なサポートを受けたい人やインターネットに慣れていない人にとっては、対面での相談ができないとストレスを感じる可能性があります。
通信トラブルのとき取引できない
通信トラブルのとき取引できない可能性がある点も、ネット銀行のデメリットになります。
期日がある振込などの当日に通信トラブルが起こると、振込ができません。
以前、金融機関同士の取引をオンライン上で処理する全国銀行資金決済ネットワーク(全銀ネット)で、システム障害がありました。
他行への振込ができなくなって500万件以上の処理が遅れるなど、多くの利用者に影響があったそうです。
また、通信トラブル以外に、システムメンテナンスで使えない時間帯があることも。
いつでもどこでも取引ができるイメージがありますが、場合によっては取引できなくなる可能性があることを理解しておきましょう。
パスワードなどを管理しなければいけない
ネット銀行を利用するデメリットは、パスワードなどを管理しなければいけないことです。
多くの場合、銀行からIDが発行され、ログイン用のパスワードと取引用のパスワードを自身で設定して利用します。
覚えやすいパスワードにしたりメモに残したりすれば安全性が低くなり、他人に悪用される可能性があります。
だからといって難しいパスワードを設定すると、忘れたり何度も入力ミスをしたりしてログインができません。
パスワードの間違いが複数回続くと、パスワードが使えなくなってしまい、パスワードの再発行手続きが必要になることも。
便利な反面リスクもあるため、パスワードなどの管理方法も考えておくと良いですね。
初心者におすすめのネット銀行
ネット銀行で口座を初めて開設するなら、どこを選ぶと良いのでしょうか?
初心者におすすめのネット銀行を3つ紹介します。
- SBI新生銀行
- 楽天銀行
- UI銀行
それぞれ、詳しく紹介します。
SBI新生銀行
初心者におすすめのネット銀行のひとつに、SBI新生銀行があります。
SBI新生銀行は、次のような理由から人気です。
- 預金の金利の高さ(0.03%)
- ATM出金手数料無料(月に5回まで)
- 振込手数料の安さ(月に1回まで無料)
全国にある主要なコンビニのATMと連携しているため、24時間いつでも入金や出金ができます。
SBI証券との連携や会員プログラムのランクによっては、さらに手数料や金利が優遇されますよ。
参照元:SBI新生銀行
参照元:SBI新生銀行
楽天銀行
初心者におすすめのネット銀行のひとつは、楽天銀行です。
楽天銀行は、次のような理由から人気を集めています。
- 預金の金利の高さ(0.02%)
- ATM手数料無料(月に7回まで)
- 振込手数料の安さ(月に3回まで無料)
- 銀行取引で楽天ポイントが貯まる
全国約10万台のATMと連携しているため、コンビニやスーパーで24時間いつでも入金や出金が可能です。
楽天証券や楽天カードなどの様々なサービスと合わせることで、さらに金利が優遇されたりポイントが貯まったりします。
楽天グループのサービスをよく利用する方は、始めやすいといえるでしょう。
参照元:楽天銀行
UI銀行
UI銀行も、初心者におすすめのネット銀行のひとつです。
次のような理由から、UI銀行は人気を集めています。
- 預金の金利の高さ(0.1%)
- ATM手数料無料(月に1回まで)
- 振込手数料の安さ(月に2回まで無料)
- PayPayと連携ができる
他行あての振込手数料が86円と安いため、よく振込をする人には嬉しいですね。
また、「女神のサイフ」という普通預金であれば、美容やエンターテインメントなどのクーポンが提供されています。
参照元:UI銀行
まとめ
ネット銀行については、不安に思う点もあるかもしません。
しかし、高い金利やいろいろな手数料の安さなど、実店舗がないことで得られるメリットがあります。
本記事では筆者の体験をもとに、ネット銀行のメリット・デメリットと、初心者におすすめの銀行について紹介しました。
ネット銀行の口座開設について気になっている方は、ぜひ本記事を参考にして、使いやすいネット銀行を利用してくださいね。
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