「エアコンのフィルター掃除って、掃除機でできるの?」
そんな時、掃除機でできるフィルターの掃除方法が分かっていると嬉しいですよね。
実は一般的な汚れなら、掃除機と水だけでキレイにできます。
本記事ではエアコン工事業者の妻が、エアコンフィルターを掃除機と水洗いで簡単にできる方法を紹介します。
エアコンのフィルターを掃除機で簡単に掃除したい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
エアコンフィルター掃除の3つのメリット
エアコンのフィルターの掃除には、どんなメリットがあるのでしょうか?
3つの大きなメリットを紹介します。
- エアコンの効きが良くなる
- 節電効果がある
- エアコンの異臭を防ぐ
エアコンの効きが良くなる
エアコンのフィルターを掃除をすると、エアコンの効きが良くなります。
なぜなら、フィルターが目詰まりしてしまうと空気がうまく流れず、効率が落ちて効きが悪くなってしまうのです。
エアコンは室内の空気を吸い込み、設定温度に調整してから室内に戻す際に、空気中の埃をフィルターで取り除いています。
そのため、フィルターの掃除をせずに放っておくと、どんどんと埃が溜まってしまうのです。
つまり、フィルターをキレイにしていると、エアコン内での空気の循環がスムーズになります。
エアコンの効きを良くするのには、フィルターをまめに掃除し、エアコン内を空気が流れやすいようにしましょう。
節電効果がある
エアコンのフィルターをこまめに掃除すると、節電効果も得られます。
フィルターを掃除すると空気の流れがよくなり、不要な電力を消費せずにスムーズに運転ができるのです。
経済産業省経済エネルギー省は、目詰まりしたエアコンのフィルターを掃除すると、年間約990円もの節約になると報告しています。
2週間に1度のフィルター掃除が推奨されているので、手軽な掃除方法でこまめに掃除しましょう。
(参考:経済産業省経済エネルギー省)
(参考:環境省)
エアコンの異臭を防ぐ
フィルターの掃除には、エアコンから異臭を防ぐ効果があります。
エアコンの異臭はフィルターや内部に溜まった埃やカビが原因だからです。
室内にこもった汗やタバコの臭いは、埃やフィルターに吸着し、エアコンの風と一緒に放出されてしまいます。
また、溜まった埃を栄養源として発生したカビもエアコンの異臭の原因の1つです。
フィルターを掃除するとカビも生えにくくなるので異臭防止につながります。
【エアコンフィルターの掃除方法】掃除機と水洗いで簡単キレイに!
エアコンのフィルターは、どのように掃除すると良いのでしょうか?
掃除機と水洗いだけでキレイにする方法を紹介します。
- 準備するもの
- 手順①エアコンのパネルを開ける
- 手順②掃除機で埃を吸い取る
- 手順③フィルターを外す
- 手順④フィルター表面の埃を掃除機で吸う
- 手順⑤フィルターを水洗いする
- 手順⑥本体を拭いてフィルターを戻す
- 手順⑦パネルを閉めてコンセントを刺す
準備するもの
エアコンのフィルターを掃除する際は、以下を用意してください。
- 掃除機(極細ノズルや隙間ノズルなどを装着)
- 古いハブラシなど毛先がやわらかいブラシ
- タオル
掃除中に舞う埃を吸い込む恐れがあるので、気になる方はマスクや手袋を用意すると安心です。
エアコンに手が届かない場合は、脚立や椅子を準備しましょう。
手順①エアコンのパネルを開ける
まずエアコン本体のコンセントを抜き、エアコン前面のパネルを開けましょう。
パネルはパネルの両サイドにある手掛け位置を持ち、手前に引くと簡単に開けられます。
パネルを外せる場合は、掃除をしやすいので外しても良いでしょう。
開け方や外し方が分からない場合は、各エアコンの説明書を確認してみてくださいね。
手順②掃除機で埃を吸い取る
フィルターやエアコンに付着している大きな埃を、掃除機の先端で吸い取ります。
先におおまかに吸い取っておくと、フィルターを外すときに空気中に舞う埃を減らせます。
掃除機の極細ノズルなどをフィルターに優しく沿わせて、吸い取りましょう。
フィルターやエアコン内部は繊細なので、強い力をかけずに吸い取るのがポイントです。
手順③フィルターを外す
エアコンからフィルターを外して、掃除機で埃を吸いましょう。
フィルターの手前部分を浮かして、下に引き抜くとフィルターが外せます。
自動お掃除付きエアコンは、先にフィルター手前にあるダストボックスを外す必要があるので注意しましょう。
エアコンの機種によってフィルターの外し方が異なるため、分からない場合は説明書を確認してください。
手順④フィルター表面の埃を掃除機で吸う
外したフィルター表面に付いている埃を、掃除機で吸い取ります。
空気中の埃がフィルターの表面に溜まるので、濡らす前に表面から掃除機で埃を取り除いておきます。
フィルターは細かい網になっていて、強い力をかけると破れるおそれがあるので優しく先端を当てて吸い取ります。
手順⑤フィルターを水洗いする
表面の埃を取ったら、フィルターの裏側からシャワーをかけて水洗いしましょう。
裏側からシャワーをかけると、表に溜まった汚れが落ちやすくなります。
お湯を使える場合は、お湯で流すとさらに汚れが取れやすくなりますよ。
こびりついた汚れは、古いハブラシなどを使って優しく擦って洗い流すのがポイント!
洗ったらタオルなどで水気を拭き、風通しの良い日陰でしっかりと乾かしましょう。
手順⑥本体を拭いてフィルターを戻す
フィルターが乾いたら、本体を拭いてからフィルターを戻します。
フィルターを戻す前に、エアコン本体に汚れがあれば濡らして固く絞ったぞうきんなどで拭いておきましょう。
フィルターの奥にある銀色のアルミフィンは、鋭い刃で手を切ったり、簡単に曲がったりするので直接触らないようにしてください。
汚れが取れたら、フィルターを本体に戻しましょう。
手順⑦パネルを閉めてコンセントを刺す
開けていたパネルを閉め、コンセントを刺しましょう。
パネル表面をタオルで拭いて、掃除は完了です。
【エアコンフィルターの掃除方法】汚れがひどい時の対処法
エアコンフィルターの汚れがひどく、水洗いだけでは落ちない場合はどうすれば良いのでしょうか?
おすすめの対処法を2つ紹介します。
- 中性洗剤を使用
- 重曹を使用
中性洗剤を使用
フィルターの汚れがひどい場合は、食器用洗剤などの中性洗剤を使うと落ちやすくなります。
中性洗剤に含まれる界面活性剤に、油汚れなどを浮かす働きがあるのです。
ぬるま湯に中性洗剤を少量垂らし、フィルターを漬け置きしてから古いハブラシなどで擦りましょう。
中性洗剤は素材を傷めずにやさしく汚れを落とせますので、水だけでは落ちない汚れには、ぜひお試しを。
重曹を使用
エアコンフィルターの汚れが水洗いだけで落ちない場合は、重曹を使用するのもおすすめです。
重曹はアルカリ性で、エアコンに付着した油や皮脂汚れ、たばこのヤニなどの酸性汚れをよく落とします。
ぬるま湯に重曹を溶かし、フィルターを漬け置きすると汚れが落ちやすくなります。
天然由来成分で小さな子供やペットがいる家庭でも安心して使えるのも嬉しいポイントです。
ただし、アルカリ性の重曹はフィルターを痛めるおそれがあるため、漬け置きは20分以内で切り上げるようにしましょう。
まとめ
エアコンのフィルターを、掃除機を使って簡単に掃除できると便利ですよね。
フィルターは紹介した手順通り、表面からは掃除機を使い、裏面から水をかけると簡単に掃除ができるのです。
本記事ではエアコン工事業者の妻が、掃除機と水洗いだけでフィルターをキレイにする方法を紹介しました。
掃除機でフィルターを簡単に掃除をしたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
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