柴犬は大昔から日本人と一緒に暮らしてきた日本犬で、現在では海外からも人気が集まっています。
しかし、柴犬は実はとても飼うのが難しいという面も。
本記事では柴犬と暮らす筆者が、難しいと言われる理由や付き合う時のコツ、必要なしつけなどを紹介します。
これから柴犬と暮らしたい方や、柴犬の難しさにお悩みの方はぜひ参考にしてくださいね、
柴犬は飼うのが難しいといわれる理由
柴犬は、なぜ飼うのが難しいと言われているのでしょうか?
主に4つの理由があります。
- 頑固で飽きっぽい性格
- しつけが難しい
- 懐いている実感がわきにくい
- 攻撃的な行動が問題となる場合がある
1つずつ詳しく説明しますね。
頑固で飽きっぽい性格
柴犬は頑固で飽きっぽい性格をしているのが、飼うのが難しいと言われる原因の1つです。
一度飽きてしまったことは、断固として拒否をして動かないのです。
筆者の柴犬は散歩の途中で飽きてしまうと、突然道路の真ん中で寝始めて動かなくなります。
友人の柴犬はフードに飽きると全く食べなくなるので、常にトッピングを数種類用意して組み合わせているそうです。
飼い主が思うようには、簡単に動いてくれないのが柴犬なのです。
しつけが難しい
柴犬は飼うのが難しいと言われるのは、柴犬のしつけが難しいのが原因です。
柴犬は愛玩犬として改良された犬種ではなく、祖先のオオカミと最も近い遺伝子を持っています。
信頼しているリーダーへの忠誠心は非常に強いですが、簡単には信頼関係を築けず、簡単には指示を聞かないのです。
また飽き性なのでしつけに集中してくれる時間も短く、気長にトレーニングする必要もあります。
(参考:いぬのきもち)
懐いている実感がわきにくい
柴犬は他犬種よりも懐いている実感がわきにくいのも、難しいと言われる原因です。
しつこく撫でられたりスキンシップを取られるのを、嫌がる柴犬が多いのです。
筆者の愛犬も気分が乗っている時以外は、頭を3回ポンポンポンとされる以上は触られたくないようで、離れていきます。
柴犬は独立心が強くマイペースなので、自分が甘えたいときに寄り添ってきます。
しかし、ずっとべったり一緒にいることは他の犬種よりも少ないことが多いでしょう。
そのため、懐いている実感がわきにくく、難しいと言われるのです。
攻撃的な行動が問題となる場合がある
柴犬を飼うのは難しいと言われる原因は、攻撃的な行動が問題になる場合があるためです。
柴犬は警戒心が強かったり神経質だったりするので、様々な要因が重なって問題行動を起こすことがあります。
筆者の柴犬も極度の神経質で警戒心が強いため、散歩中に知らない人が「かわいいー!」と触りに来ると怖くて噛もうとします。
「うちの柴犬もすぐ噛んだ」「うちも気性が荒くて」という話を、柴犬の飼い主から聞くことも少なくありません。
柴犬とうまく付き合うコツ
柴犬とうまく付き合っていくには、どのようにすれば良いのでしょうか?
柴犬と付き合うコツを3つ紹介します。
- 柴犬への理解を深める
- 問題行動を起こさないように飼い主が配慮する
- 子犬の頃からしつけを始める
柴犬への理解を深める
柴犬とうまく付き合うために、柴犬はどういう犬種なのかを学び、理解を深めましょう。
理解していれば、問題が起きたときにも落ち着いて対応できます。
柴犬は愛玩犬として改良された洋犬とは違う、個性的な犬です。
ボール遊びをしていたはずの柴犬が突然寝始めても、柴犬を知っていれば「飽きたのか…」と理解してあげられますよね。
柴犬を飼っている人に話を聞くなどして、しっかりと理解を深めるのがおすすめです。
問題行動を起こさないように飼い主が配慮する
柴犬とうまく付き合っていくためには、問題行動を起こさないようにしっかりと飼い主が配慮することが必要です。
問題行動を起こすようになると、簡単には改善できないからです。
筆者の柴犬もとても難しい子だったので、何度もドッグトレーナーさんや獣医さんに相談し、なるべく都度改善するようにしてきました。
愛犬も飼い主も快適に安心して暮らせるように、問題行動が起きないように気を付けましょう。
子犬の頃からしつけを始める
子犬の頃からしつけをしっかりとするのも、柴犬とうまく付き合うのに大切なコツです。
柴犬は警戒心が強くて神経質な性格なので、成犬になってからは変化や新しいものを受け入れるのが難しいのです。
社会化期といわれる生後3ヵ月頃までに、いろいろな人や犬に会い、良い経験を積むのがおすすめ。
しっかりと子犬の頃からしつけをし、今後家族として仲良く安心して暮らせるようにしましょう。
柴犬に必要なしつけ
柴犬にはどのようなしつけをしておくと良いのでしょうか?
一緒に生活するのに必要なしつけを4つ紹介します。
- 無駄吠え防止のしつけ
- かみ癖を直すしつけ
- クレートトレーニング
- コマンドトレーニング
無駄吠え防止のしつけ
柴犬と一緒に暮らすためには、無駄吠えを防ぐしつけをしておく必要があります。
柴犬は警戒心が強いため、来客や宅急便などに吠えてしまうのです。
ただし柴犬は無駄吠えが少ない犬種ともいわれており、しっかりとしつけると無駄吠えしなくなります。
筆者の柴犬も最初は警戒して吠えますが、悪い人ではないと分かるとすぐに静かになります。
あまり吠えると近所への迷惑になってしまうので、無駄吠えしないようにしっかりとしつけをしましょう。
かみ癖を直すしつけ
柴犬と仲良く暮らすなら、噛み癖をなおしておくのも大切です。
子犬の時期のあま噛みなどの噛み癖を残していると、大きくなったときにエスカレートして本気で噛んでしまうようになるのです。
遊んでほしくて手を噛みにきたり、遊びで興奮して噛んでしまったりする噛み癖も、ダメだということを教えておきましょう。
成犬になって噛むようになると、お互いに気持ちよく一緒に過ごせなくなってしまいます。
クレートトレーニング
柴犬を飼うなら、クレートに入ることに慣れさせるのも必要なトレーニングの1つです。
普段からクレートを安心できる場所として認識させておくと、お互いにストレスが減ります。
クレートに安心して入ってくれれば、外出時や災害時に愛犬を簡単に運び出せて便利です。
さらに留守番時にクレートに入ってもらい、家具を傷つけないように守ったり、逆に愛犬を危険物から守れます。
クレートは自分の安心できる場所だと認識できるように、トレーニングしておくと良いですね。
コマンドトレーニング
柴犬を飼うなら、「おすわり」や「まて」などのコマンドトレーニングもしっかりと行う必要があります。
コマンドを教えておくと、柴犬の動きをコントロールできたり、危険を回避できたりするのです。
例えば、散歩中に他の犬に会って興奮しすぎてしまったときに、「おすわり」のコマンドで落ち着かせることができます。
筆者の愛犬は首輪が抜けて興奮状態になってしまったとき、「おすわり!」と叫ぶとその場に座ってくれて捕獲できたこともあります。
「おすわり」や「おいで」、「待て」などの最低限のコマンドはトレーニングしておきましょう。
まとめ
柴犬と仲良く暮らしたいと思っても、柴犬は飼うのが難しいと言われると、どうすれば良いのかと悩みますよね。
柴犬は頑固で警戒心が強く、マイペースで問題行動が起きることも多い犬種です。
本記事では柴犬と暮らす筆者が、飼うのは難しいと言われる理由や付き合うコツ、暮らすのに必要なしつけを紹介しました。
柴犬と一緒に暮らしたい方はぜひ参考にし、かわいい柴犬とお互いに信頼し合いながら暮らしてくださいね。
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