ミニマリストのようにシンプルで有意義な生き方に憧れ、目指したいと思う人も。
しかし、ミニマリストにはメリットだけではなくデメリットも存在します。
本記事では、ミニマリストのメリット・デメリットを紹介します。
ミニマリストに憧れ、シンプルな暮らしを望んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
ミニマリストとは
ミニマリストとは、自分に必要最低限のものだけを選び、ムダな時間やストレスを省いてシンプルな暮らしをする人のことです。
最小限という意味の「ミニマル」がミニマリストの名前の由来ともいわれています。
以前までは、多くのものや人に囲まれる生活が、豊かさの象徴であると考える人が多い傾向にありました。
しかしミニマリストは、自分に必要であると思うものだけでの生活が、自分らしく豊かに生きられるという考えをもっています。
最近では、ミニマリストな生活をSNSで発信している人を多く見かけることも。
身の回りのものを限りなく減らして最小限のものだけで暮らす、合理的なライフスタイルのひとつがミニマリストです。
(参照:JOBNET)
ミニマリストのメリット
ミニマリストのメリットにはどのようなものがあるのでしょう?
メリットは主に5つあります。
- お金が貯まりやすくなる
- 部屋の掃除の手間が省ける
- 探しものをしなくて済む
- 本当に大切なものがわかるようになる
- 急な来客に慌てずに済む
詳しく説明します。
お金が貯まりやすくなる
ミニマリストにはお金が貯まりやすいというメリットがあります。
必要最低限なものだけで暮らすミニマリストは、無駄遣いはせず不要なものは購入しないため浪費がほとんどありません。
品質の良いものや気に入ったものを長く大切に使い、必然的に必要のないものを買わずにもたない工夫をしています。
また、気が乗らない飲み会などは断るため、余計な交際費などもかかりません。
したがって、ムダな出費をせずに気に入ったものを長く使う習慣があるミニマリストは、お金が貯まりやすいといえます。
部屋の掃除の手間が省ける
部屋の掃除の手間が省けることは、ミニマリストのメリットのひとつです。
不要なものがほとんどない部屋には、家具やインテリアも少なく、必然的にホコリなどもたまりにくくなります。
床に置いてある障害物も少ないため、掃除のときに移動したりもち上げたりする手間もかかりません。
また、掃除の手順や方法が固定化しやすく効率的にできるため、掃除の際のストレスが減り時間を短縮できます。
日々の生活の中で簡単に掃除を済ませられるので、キレイも長持ちします。
ムダな時間や手間を惜しむ人にとって、掃除の手間が省けるようになるのはメリットです。
探しものをしなくて済む
ミニマリストになると、探しものをしなくて済むというメリットもあります。
ミニマリストはものが少ないため、整理整頓がしやすく何がどこにあるのかを常に把握できています。
また、部屋が散らかりにくく収納スペースにも余裕があるため、ものが埋もれてなくなるなどということもありません。
毎日のように探しものをして必要なものがすぐに出せなければ、イライラしてムダな時間やストレスばかりが増えてしまいます。
探しものにかける時間を削減でき、時間に余裕がもてるのも大きなメリットといえます。
本当に大切なものがわかるようになる
ミニマリストには、本当に大切なものがわかるようになるメリットもあります。
ものを減らして生活するようになると、本当に大切かどうか見極める癖が付くので必要のないものは選びません。
人間関係においても本当に大切な関係かどうかを見極め、スッキリ整理すると、必要以上に気を使いムリをして感じる息苦しさからも解放されます。
ミニマリストになると、本当に大切かどうか考える機会が増え、自分にとって何が大切かよくわかるようになるのです。
急な来客に慌てずに済む
急な来客に慌てずに済むようになることも、ミニマリストのメリットです。
ものが少なく常に部屋が片付いているため、いつ誰が来ても困りません。
いつ誰に見られても、恥ずかしくない部屋をキープしておけば、いつでも快適で気持ちのよい生活ができます。
また、ミニマリストは慌てて掃除をしたり片付けたりする時間もムダだと考えています。
部屋が汚いために来客を断らなければならないと、せっかく会えるチャンスを逃してしまう可能性も。
常に部屋が片付いているミニマリストは、慌てずに急な来客にも対応でき「いつ来てもキレイなお家」と評判も上がるでしょう。
ミニマリストのデメリット
ミニマリストのデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?
デメリットは主に4つあります。
- 生活を不便に感じることがある
- 極端すぎる考え方になると身近な人との関係が悪くなる
- ものを買うことに慎重になりすぎる
- 働く意欲が低くみられてしまう
詳しく説明します。
生活を不便に感じることがある
生活を不便に感じることがあるのは、ミニマリストにおけるデメリットのひとつです。
ものを増やしたくないという思いから、生活に必要なものまでも買うことをためらうようになり、不便が生じる可能性があります。
また、ミニマリストを目指していくうちに、捨てる行為が目的となってしまい必要なものまで処分してしまうことも。
「必要のないものを増やさない」という本来の目的を忘れてしまい、不便になりすぎると、理想的な豊かな生活とはかけ離れてしまいます。
ミニマリストは、必要以上にものはもたずに、大切なものだけに囲まれて豊かな生活を送るのが目的です。
ものを手放しすぎて不便を感じるのは、デメリットといえます。
極端すぎる考え方になると身近な人との関係が悪くなる
ミニマリストになり、極端すぎる考え方になると身近な人との関係が悪くなるデメリットがあります。
ものを処分することに幸せを感じ、ミニマリストの行動に依存するあまり、同居している家族や恋人のものまで処分するなどやりすぎてしまう人もいます。
身近な人の声も聞かずに、思い出の品を何でもかんでも処分するなど、極端過ぎる行動は大切なものを失いかねません。
完ぺきをもとめずに心にゆとりをもちながら、ミニマリスト生活を楽しみましょう。
ものを買うことに慎重になりすぎる
ミニマリストには、ものを買うことに慎重になりすぎるデメリットもあります。
ものをもたずに増やさない生活に慣れてしまうと、ものを買うことに抵抗を感じてしまう可能性があります。
いざ必要になったものでさえ慎重になりすぎて、買う機会を逃してしまうかもしれません。
また、あまりに慎重になりすぎてしまうと、経験や趣味などにもお金を使えなくなり豊かさとはほど遠くなってしまいます。
必要のないものには一切お金は使いませんが、自分にとって必要であり生活や気持ちが豊かになるものは惜しみなく買うのがミニマリストです。
慎重になりすぎて、ただケチな人にならないように、上手にお金を使って自分らしい生活をしましょう。
働く意欲が低くみられてしまう
ミニマリストは、働く意欲が低くみられてしまうデメリットもあります。
必要以上のものをもたず、時間もムダにしたくないミニマリストは、あまりバリバリ働くことを望まない傾向があります。
自分に必要な分だけお金を稼ぎ、残りの時間は自由に使いたいという考えになるため、労働意欲が低いと思われてしまいがちです。
周りからは「あいつは仕事に対してやる気がない」と捉えられ、仕事に対する評価が下がってしまう可能性も。
ムリをしない生き方も大切ですが、やるべき仕事は精一杯やり自分の評価を下げることのないよう気を付けましょう。
まとめ
ミニマリストはスッキリとしていてムダがなく、そんなシンプルで有意義な生き方に憧れる人は多いですよね。
本記事では、ミニマリストのメリット・デメリットを紹介しました。
ミニマリストのような有意義な生活をするには、いい面も悪い面もしっかりと理解する必要があります。
本記事を参考に、自分らしい素敵なミニマリストを目指してくださいね。
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