かわいい愛犬の居場所は、いつもきれいで快適な状態にしてあげたいですよね。
しかしなぜか愛犬が自分のトイレで寝てしまうということも。
本記事では実際愛犬に悩まされた経験を持つ筆者が、トイレで寝る原因や対処法を解説します。
愛犬がトイレで寝ることに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね。
やめさせるためには原因を知ろう!犬がトイレで寝る理由とは?
なぜ犬はトイレで寝てしまうのでしょうか?
考えられる原因は4つあります。
- トイレの寝心地が良いから
- トイレと寝床の区別がついていないから
- 飼い主の気をひきたいから
- 自分のにおいが安心できるから
詳しく説明します。
トイレの寝心地が良いから
犬がトイレで寝てしまうのは、ベッドよりもトイレの寝心地が良いという可能性があります。
ベッドよりもトイレトレーのサイズがちょうど体のサイズに合っていたり、さらっとしたトイレシートが気持ち良いのでしょう。
ふわふわの大きいベッドよりも、ぺたんとした小さいトイレのほうが落ち着いて眠れるのかもしれません。
夏は特にトイレシートが常にひんやりとして乾燥しているので、トイレで寝てしまうことがあります。
トイレと寝床の区別がついていないから
犬がトイレで寝る原因として、トイレと寝床の区別がついていないことが考えられます。
子犬の場合は特に、まだトイレトレーを排泄する場所だと認識していない可能性があるのです。
トイレとベッドがすぐ近くにあったり、まだトイレシートでしっかり排泄ができなかったりする場合はトイレで寝てしまうこともあるでしょう。
またトイレやベッドのある場所が清潔でない場合など、どちらも同じにおいで区別がつかない可能性もあります。
飼い主の気をひきたいから
犬は飼い主の気をひきたくてトイレで寝ているということも考えられます。
愛犬がトイレで寝ていると、飼い主がベッドで寝てほしいと騒ぐのが楽しいのでしょう。
「トイレで寝たら遊んでくれる!」と勘違いして、遊んでもらうためにトイレで寝ている可能性があります。
飼い主にもっと甘えたい、構ってほしいという気持ちが原因です。
子犬の時は特に、遊んでもらいたくてトイレで寝てしまう子が多いのです。
自分のにおいが安心できるから
犬はトイレに付いた自分のにおいが好きで、トイレに寝ているとも考えられます。
トイレに自分の排泄物のにおいが残っていて、自分のテリトリーだと思って安心できるのです。
犬は排泄物のにおいを付けて、自分のテリトリーをアピールしています。
怖い音が鳴っているときや不安なことがあった時は特に、自分のテリトリーで安心できるにおいが強い場所に居たいのでしょう。
犬にトイレで寝る癖をやめさせる対処法とは?
愛犬にトイレで寝る癖をやめさせるための対処法はあるのでしょうか。
おすすめの5つの対処法があります。
- 寝床の環境を変える
- 寝床で寝るしつけをして成功したら褒める
- 寝床に飼い主のにおいのついたものを置く
- トイレをこまめに消臭する
- 何もしない
詳しく説明します。
寝床の環境を変える
トイレで愛犬が寝ないようにするために、寝床の環境を変えてみましょう。
寝床が嫌でトイレで寝ている場合は、ベッドがある場所の環境を変えてみるとトイレで寝なくなるかもしれません。
ベッドの場所が、よく開閉する扉やテレビの近くにある場合はもう少し静かにゆっくりできる場所に変えましょう。
家族の姿が見えない場所に寝床がある時は、見える位置に移動してみるのもおすすめです。
ただし1人で過ごしたい性格の犬の場合は、寝ている姿が家族から見えないようにするのも良いですね。
愛犬をよく観察して寝床の環境を変え、自分のベッドで寝たいと思えるようにしましょう。
寝床で寝るしつけをして成功したら褒める
トイレで寝る癖を直すために、寝床で寝るしつけをしましょう。
トイレで愛犬が寝ているときには徹底して無視をして構わず、ベッドにいるときはたっぷりと褒めるのです。
トイレで寝ると遊んでくれると勘違いしている愛犬は、「ベッドで寝たら褒めてもらえる!」と理解すればトイレで寝なくなるでしょう。
トイレと寝床の区別がついていない愛犬も、「褒められる場所で寝よう」と考えてベッドで寝るようになります。
寝床に飼い主のにおいのついたものを置く
愛犬がトイレで寝ないようにするためには、飼い主のにおいがついたものを寝てほしい場所に置くと良いでしょう。
犬は安心できる場所で眠りたいので、大好きな飼い主のにおいのある場所が好きなのです。
飼い主が着古した服などを置くと、「ここは安心できる場所だ」と認識し、自分のベッドで寝るようになるでしょう。
飼い主のことが大好きな愛犬には、とても効果的な方法です。
トイレをこまめに消臭する
愛犬がトイレで寝ないようにするためには、トイレをこまめに消臭しましょう。
トイレにある自分のにおいが好きで寝ている場合は、においがなくなると寝なくなる可能性があります。
愛犬が排泄したトイレシートはすぐに交換し、犬のトイレ用の消臭スプレーなどでしっかりと消臭します。
自分のにおいが減ることで、トイレは一番自分のにおいが残る安心な場所ではなくなるでしょう。
何もしない
愛犬がトイレで寝ないようにするためには、何もしないことも1つの対処法です。
愛犬がまだ子犬の場合は、寝床とトイレの区別もこれから理解する可能性があります。
トイレで寝ているなと思ったら、何もせず無視し続けるようにします。
犬はとてもきれい好きなので、成長とともにトイレでは寝なくなる事が多いです。
トイレで排泄するというトイレトレーニングだけを続けると、トイレを理解し、寝なくなるでしょう。
教えて!犬にトイレで寝る癖をやめさせることに成功した体験談
愛犬がトイレで寝る癖を、やめさせられた体験談はあるのでしょうか。
筆者の体験を含む2つの体験談を紹介します。
- 寝床にご褒美!トイレで寝ているときは放置
- トイレと寝床を入れ替えて成功
詳しく見てみましょう。
寝床にご褒美!トイレで寝ているときは放置
トイレで寝ているときは無視し、寝床にご褒美を置いて成功した筆者の体験談です。
筆者の愛犬は、子犬の頃はいつもトイレで寝ていました。
何度ベッドに移動させても、またトイレに行って寝てしまうのです。
そこでトイレで寝ていても触らず無視し、自分のベッドにいるときに褒めるように心がけたのです。
なるべく寝床に行くといいことがあると教えるために、ときどき寝床におやつをかくしました。
なかなか改善はせず、寝床にあるご褒美だけを食べてトイレで寝てしまったことも。
しかし成長とともにトイレで寝ることが少しずつ減りました。
寝床に行くといいことがある、安心できるし寝心地も良いとわかってくれたのでしょう。
トイレと寝床を入れ替えて成功
寝床の環境を変えることで、成功した体験談です。
TwitterユーザーのHさんは、いつもトイレで寝てしまう愛犬のひよりちゃんに悩まされていました。
そこで、ケージの中に置いてあるトイレとベッドの位置を入れ替えてみたそうです。
トイレをケージ内の狭いエリアから広いエリアに移動し、狭いエリアにベッドを移動させました。
すると、ひよりちゃんは狭いエリアのベッドできゅっと小さくなって眠るようになりました。
犬は狭い場所が好きだったり安心できたりしますよね。
ひよりちゃんも狭い場所で眠りたかったのかもしれませんね。
(参考:Twitter)
まとめ
愛犬が眠る場所は、いつもきれいで快適にしてあげたいですよね。
しかしなぜかトイレで寝てしまうということも。
本記事では愛犬がトイレで寝る原因や効果的な対処法を、実際に愛犬がトイレで寝ていた経験のある筆者が紹介します。
愛犬がトイレで寝てしまって困るという方は、ぜひ参考にして改善してくださいね。
コメントを残す