「猫を飼い始めたけど、ご飯を食べてくれない!具合が悪いのかな?」
本記事では、飼い始めた猫がご飯を食べない原因と、気を付けることを解説します。
猫を新しく飼う人や、飼い始めた猫がご飯を食べなくて心配な人は、参考にしてくださいね。
猫が飼い始めにご飯を食べない原因は?
猫が飼い始めにご飯を食べない原因にはなにがあるのでしょうか?
- 環境が変わって警戒している
- ご飯が好みではない
- おやつの与えすぎ
- 病気の可能性も
詳しく説明します。
環境が変わって警戒している
環境が変わって警戒していると、猫はご飯を食べなくなります。
警戒心が強すぎるため、環境の変化からストレスを感じてしまうのです。
例えば、食事の場所がいつもと違っていたり、周囲が騒がしかったりした場合でも、食欲が低下してしまいます。
新しい環境に慣れてくると、警戒心が和らぎ安心してご飯を食べるようになります。
猫が環境に慣れるまでは、水とご飯を少量用意しておくにとどめ、心配して構いすぎないようにしましょう。
ご飯が好みではない
ご飯が好みではないことも、猫が飼い始めにご飯を食べない原因の一つです。
猫はグルメであり、たとえお腹が空いていても、好きなご飯以外は食べようとしません。
新しい環境にきて、今まで食べていたご飯と違う物にしてしまうと、ご飯を食べなくなる場合があります。
前にいた環境で食べていた好きなご飯を与えれば、お腹がすいたり少し警戒心がなくなったりしたときに、ご飯を食べるようになることが多いです。
新しい環境に連れてくる場合は、前にいた環境で与えられていたご飯と同じものを、与えるようにしましょう。
おやつの与えすぎ
猫が飼い始めにご飯を食べない原因は、おやつの与えすぎかもしれません。
おやつを与えすぎてしまうと、おやつでお腹がいっぱいになり、ご飯を食べられなくなるからです。
猫は少ない量のご飯を数回に分けて食べる習性があります。
猫の習性を理解していないと、「新しい環境で食欲がなくてかわいそうだ」と、おやつをあげてしまいがちです。
猫がごはんを残してしまっても、猫の習性だと理解し、おやつをあげすぎないように気を付けましょう。
病気の可能性も
猫が飼い始めにご飯を食べない原因には、病気の可能性もあることを覚えておきましょう。
病気で具合が悪く、ご飯を食べたくても食べられない時もあります。
病気の場合には、ご飯を食べないだけでなく、以下のような症状も見られます。
- 嘔吐
- 下痢
- よだれ
- 元気がない
- 発熱
- 咳
- 頻尿・血尿
- 水をたくさん飲む など
ペットショップで購入したり保護猫を引き取ったりする場合は、事前に病気の有無を確認していることが多いです。
しかし、野良猫を保護して飼う場合は、病気の可能性もあることを視野に入れておきましょう。
ご飯を食べない以外に他の症状が同時に見られる場合は、早めに獣医師にかかり、適切な治療をうけることをおすすめします。
猫にご飯を食べさせるポイント
猫にご飯を食べさせるポイントは、どのようなことがあるのでしょうか?
以下の3つを試してみましょう。
- ご飯を与えたらそっとして様子を見る
- 温めて匂いを出す
- ご飯の上にトッピングをする
詳しく説明します。
ご飯を与えたらそっとして様子を見る
ご飯を与えたらそっとして様子を見ることが、猫にご飯を食べさせるポイントの一つです。
新しい環境になった場合、猫は周囲を警戒して、ご飯を食べようとしないことが多いです。
例えば猫専用の部屋でご飯を与えたり、人がいない場所においてそっとしておいたり、環境を整えると猫の警戒心も和らいできます。
新しい環境に連れてきた場合は、猫が安心してご飯を食べられる環境をつくることが大切です。
温めて匂いを出す
猫にご飯を食べさせるポイントには、ご飯を温めて匂いを出す方法もあります。
ご飯を温めることで匂いがたち、猫の食欲を刺激したり、柔らかくなって食べやすくなったりするからです。
猫のご飯にはドライフードとウェットフードの2種類あり、温め方が異なります。
- ドライフード:
お湯でふやかす、または、温めたウェットフードをかける。 - ウェットフード:
電子レンジや湯煎で温める。
ドライフードでもウェットフードでも、温度は38度程度を目安にし、温度のムラが出ないように混ぜておくことがポイントです。
食べる分だけ温め、猫が食べ残した分を繰り返し温めることのないようにしましょう。
ご飯の上にトッピングをする
猫にご飯を食べさせるには、ご飯の上にトッピングすることもポイントです。
ドライフードにトッピングをすることで、猫の食欲を刺激する効果があります。
トッピングの種類としては以下のものがあげられます。
- 市販の猫用鰹節やふりかけなど
- 缶詰やパウチなどの市販のウェットフード
- 肉や魚などの食材
ドライフードにトッピングする場合には、トッピングだけを食べてしまわないように、ドライフードとトッピングを混ぜておきましょう。
人間用に味付けされたものは、猫の健康上良くないため、猫用のトッピングを使うことが大切です。
猫を飼い始めてご飯を食べない時に気を付けること
猫を飼い始めてご飯を食べないときに気を付けることが3つあります。
- 大きな音は立てない
- ご飯が減っているかを見る
- 排泄ができているかを見る
詳しく説明しますので、猫の様子を見る参考にしてください。
大きな音は立てない
猫を飼い始めてご飯を食べない時に気を付けることは、大きな音を立てないことです。
猫は人間よりはるかに聴覚に優れており、音に敏感だからです。
新しい環境に慣れず、警戒しているときに大きな音がすれば、猫はストレスを感じてしまいます。
生活音や人間の声、特に子どもの叫び声などは、猫に大きなストレスを与えます。
可能であれば猫専用の部屋を用意し、新しい環境に慣らすことも一つの方法です。
人間と同じ空間で生活するなら、大きな音を立てないように注意することが重要になります。
ご飯が減っているかを見る
ご飯が減っているかを見ることも、猫を飼い始めてご飯を食べない時に気を付けることの一つです。
猫は警戒していると人間の気配があるときはご飯を食べませんが、人間がいない部屋や人間が寝静まった夜などにご飯を食べます。
個体差や猫の性格もありますが、ご飯が少しでも減っていれば、食べているということなので心配する必要はありません。
食べている様子が見られない場合は、新しいごはんに変えたりトッピングを試したりして、ご飯が減っているかを見てみましょう。
子猫で半日以上、成猫で1日以上何も食べない場合は、獣医師に相談することをおすすめします。
排泄ができているかを見る
排泄ができているかをみることも、猫を飼い始めてご飯を食べない時に気を付けることです。
猫が新しい環境に警戒していると、ストレスで排泄も上手くできなくなります。
新しい環境で排泄させるためには、猫自身の匂いがついている砂などをトイレに混ぜておいたり、家具などの陰になって人の出入りが少ない場所にトイレを設置したりしましょう。
はじめのうちは新しい環境に落ち着かず、自分の匂いを付けるかのようにトイレではない場所で排泄することも。
猫は泌尿器系の病気にかかりやすいため、排泄ができているかをちゃんと見ることが重要です。
新しい環境で2-3日経っても排泄できていない場合は、獣医師に相談することをおすすめします。
まとめ
本記事では、飼い始めた猫がご飯を食べない原因とご飯を食べない時に気を付けることを解説しました。
飼い始めた猫がご飯を食べずにいると、具合が悪いのか心配になりますよね。
猫がご飯を食べないのには理由があります。
猫との新しい生活を楽しめるよう、猫を新しく飼う人や飼い始めた猫がご飯を食べなくて心配な人は参考にしてくださいね。
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