「猫の飼い始めの準備をしなきゃ」
そんなとき、猫の飼い始めに何を買えばいいのかわからないと困りますよね。
本記事では、猫を飼い始めに買うものとお部屋に迎える前の準備ポイントをお伝えします。
初めて猫を飼う方や、室内飼いが初めてという方はぜひ参考にしてください。
猫の飼い始めに買うもの14選
猫の飼い始めに買うもの14選を紹介します。
- ケージ
- 猫用トイレ
- 猫用砂
- キャットフード
- 水の入れ物
- 爪とぎ
- 爪切り
- ブラシ
- ペットキャリー
- 猫用ベッド
- おもちゃ
- 消臭グッズ
- ロールクリーナー
- キャットタワー
ケージ
ケージを用意しておきましょう。
ケージは猫にとって家のようなものです。
猫は狭い場所が好きなので、ケージの中でリラックスできます。
猫だけの留守番は誤飲やケガのリスクがありますが、ケージがあれば安心。
また、来客や災害時には猫の避難場所にもなります。
猫は高い場所や上下運動が好きなので、高さのあるケージがおすすめです。
参考:ねこのきもち
猫用トイレ
飼い始めるときは、猫用トイレを必ず用意してください。
猫は清潔を好みますので、トイレが汚れていると排泄を我慢する場合があります。
排泄の我慢は病気に繋がる恐れがあるので、「飼っている数+1個」を準備すると安心です。
筆者は2匹の雄猫を飼っており、トイレは4つ設置してあります。
普段は2つしか使用していませんが、長時間の留守番になる時は全てのトイレを使用しています。
飼い始めは、猫用トイレを猫の数+1個用意しましょう。
猫用砂
トイレと一緒に猫用砂を購入しましょう。
猫用砂の種類は主に5つあり、猫にも好みがあるため最初はどれを選べばいいか迷う可能性があります。
おすすめは購入または譲り受ける前のお店や家で、猫が使っていた猫砂です。
何を使っているかわからない場合は、ペットショップでアドバイスを受けて選ぶと良いでしょう。
決めきれない時には、飼い主さんが管理しやすいものを選ぶのがおすすめです。
筆者の場合はいろいろ試した結果、現在はおからタイプの固まる砂と鉱物タイプのシステムトイレ用の砂を併用しています。
ごみが重くて捨てるのが負担だったため、トイレに流せるおからタイプの砂を選びました。
複数の種類の猫用砂を用意しておくと安心ですよ。
参考:まりも動物病院公式ブログ
キャットフード
キャットフードも猫用砂と同様に、来る前に食べていたものを購入しましょう。
以前食べていたものがわからない場合は、猫用の「総合栄養食」を選んでください。
総合栄養食には猫が必要とする栄養がバランスよく含まれています。
さらに、猫のライフステージに合ったキャットフードを選ぶことも大切です。
猫のライフステージは大きく分けて、子猫(1歳未満)・成猫(1~6歳頃)・シニア(7歳以上)となっています。
筆者の家では、迎えた猫を保護した家で与えられていたキャットフードを選んでいます。
何を与えればいいかわからないときは、動物病院で相談しましょう。
水の入れ物
猫用の水の入れ物を用意しましょう。
様々なものがありますが、猫のヒゲが水に当たりにくい形のものがおすすめです。
筆者の家では猫たちが追いかけっこをしている時にぶつかることが多いので、ひっくり返らないよう重さのある陶器を使用しています。
こまめなお手入れが苦手な方は、自動給水器を設置するのも良いですね。
自動給水器は毛やほこりなどを取り除いてくれるので、いつでも猫にきれいな水を飲ませてあげられます。
いくつかの部屋を行き来できる環境であれば、各部屋に設置するのが理想的です。
また、ケージの中にも設置しましょう。
参考:サライ
爪とぎ
爪とぎを用意しましょう。
猫には爪をとぐ習慣があります。
爪とぎを準備しないと、猫が爪で家具や壁をボロボロにしてしまう恐れがあります。
猫が爪とぎをするのは、単純に爪を研ぐためだけではありません。
マーキングや気分転換、また飼い主へのアピールで爪とぎをします。
筆者の家では爪をとがれたソファの横にポール型の爪とぎを追加設置したところ、以後はソファで爪をとぐことがなくなりました。
爪とぎは複数設置して、家具や壁に傷つけられるリスクを軽減しましょう。
爪切り
爪切りは必ず用意しましょう。
爪とぎをした猫の爪はとても鋭く危険です。
伸びた爪を放っておくと、カーテンなどに引っ掛かって怪我をする恐れがあります。
また、体を掻いたり毛繕いをしたりする時に傷ができるリスクも。
飼い主や猫自身の体を守るためにも爪切りは必要です。
多くの猫が爪切りを嫌がりますが、もたもたとすると更に嫌がられます。
スムーズに作業できるよう、爪切りは飼い主が使いやすい形のものを選びましょう。
筆者は、普段から使用しているハサミと同じ構造のハサミタイプの爪切りをオススメします。
参考:マイナビおすすめナビ
ブラシ
被毛の汚れやもつれを取り除くためにも、猫用ブラシを準備しましょう。
猫は基本的に綺麗好きなので自分で毛繕いをします。
毛繕いで飲み込んだ毛を毛玉として吐き戻すことは普通のことで、問題ありません。
しかし、吐き戻しが多くなると猫の体に負担がかかります。
換毛期には多量の毛が抜けるため注意が必要です。
また、毛繕いをあまりしない猫もいますし、シニア期になると手入れができなくなります。
猫の毛繕いの手伝いをする感覚で、ブラッシングをしてあげるのがポイントです。
ブラッシングで触れ合うことが猫と飼い主とのコミュニケーションとなり、信頼関係の向上にも繋がります。
猫専用のブラシを用意しておきましょう。
ペットキャリー
病院へ行く時や引越しの時のためにペットキャリーを準備します。
ペットキャリーは、ハードとソフトの2タイプがありますが、初めはハードタイプのものがおすすめです。
ハードタイプはしっかりした作りなので、移動の際にも猫が安定した体勢をとれます。
災害が起きた場合の避難時にも安心です。
ハードタイプの中でも、上部扉がついているものがおすすめです。
病院での診察時にキャリーの奥へ逃げ込むことがあるので、上部扉がついていると出し入れがスムーズになります。
通院や災害時に備え、必ずペットキャリーを用意しておきましょう。
参考:ねこのきもち
猫用ベッド
部屋の中で猫がリラックスできるように、専用のベッドを準備してあげましょう。
ベッドには主に3種類の型があります。
ベッド型、ドーム型、ハンモック型です。
ベッド型は、開放感がありながらフィット感も感じられて猫が安心して使用できます。
狭い場所が好きな猫にはドーム型がおすすめです。
ハンモック型はケージの中で使えて便利です。
ドーム型をつぶしてベッド型にもできる2Wayタイプもあります。
2Wayタイプを購入して、猫の好みを探るのも良いでしょう。
素材にも、オールシーズンタイプ、冬の保温タイプ、夏の冷感タイプなどがあります。
季節に合ったベッドを追加するとより快適になります。
おもちゃ
おもちゃを買って遊んであげましょう。
猫のおもちゃと言えば猫じゃらし。
棒状のものや釣り竿状のものがあり、先端部分には鳥の羽や虫の形をしたセロファンなど種類が豊富です。
他にもボールやレーザーポインター、ぬいぐるみなどがあります。
さらに、トンネルを使って遊ぶと猫はとても喜びます。
猫は暗い場所や狭い場所でくつろいだり隠れて獲物を狙ったりします。
トンネルと他のおもちゃを組み合わせて遊ぶのがおすすめです。
消臭グッズ
消臭グッズも用意しましょう。
猫は体臭がほとんどないかわりに、排泄物がとても臭いのです。
トイレの後処理をしても臭いが残っているのは珍しくありません。
臭いが気になるときは消臭グッズを使うと快適です。
また、猫はスプレーといって「マーキング行為」をする場合があります。
スプレーの際はいつもより濃い尿が出るので、特に臭くなります。
筆者の家には1匹きれい好きな猫がおり、排泄後に放っておくと2〜3分ほど砂をかけている時がありました。
砂かけがしつこい時にだけ消臭グッズを使うようにしたら、すぐに砂かけをやめてくつろぐようになったのです。
砂の飛び散りが減り、飼い主も猫もストレスが減りました。
臭いによるストレスをなくすためにも、消臭グッズは用意しておきましょう。
ロールクリーナー
猫飼いには必須のものと言っても過言ではないのが、ロールクリーナーです。
猫の毛は柔らかく細いので、服などの繊維の中に入り込みます。
掃除機で取るのは難しいので、ロールクリーナーでしっかり取り除きましょう。
カーペットや家具用と衣類用のそれぞれを準備しておくことをおすすめします。
筆者は初めに1つ購入しましたが、後から2つ買い足しました。
生活の動線上でよく通る場所に1つと玄関口に1つ、車の中に衣類用を1つ、合計3つを使っています。
最初は1つ購入し、猫との生活に慣れてきた時に必要となった場所に買い足すのがおすすめです。
キャットタワー
猫は上下運動を好むので、キャットタワーが必要です。
猫は、野性時代に木の上など高所で身を隠しながら獲物を探していました。
野生時代の名残で、高所を好む猫が多いのです。
キャットタワーを準備してあげることはストレス軽減に繋がります。
最近ではDIYでキャットウォークを作る人も多いので、試しに作ってみてもいいかもしれませんね。
猫の飼い始め前の準備ポイント
次に、猫の飼い始める前の準備ポイント5つをお伝えします。
- 物を片付ける
- 倒れそうなものは撤去する
- 脱走できそうな箇所をなくす
- 配線に触れないようにする
- 壁や床を保護する
物を片付ける
紐、ゴム、ビニール、食べ物のニオイがするものなど、お部屋にある細かい物を片付けましょう。
猫は好奇心旺盛ですので、目についたものは何でも飛びつきます。
特に幼少期の猫はじゃれついて口に入れ、誤って飲み込んでしまうことも少なくありません。
人の生活の中には、猫が誤飲してしまうと生死に関わるような危険なものがたくさんあります。
猫の口に入るくらいの大きさのものは特に注意して片付けてください。
参考:ねこのきもち
倒れそうなものは撤去する
インテリア用品や家具などで、倒れそうなものは撤去しましょう。
高さのあるスタンドなど、不安定なものは猫にはわかりません。
飛び乗ろうとして倒れてしまうなど、猫が怪我をするリスクが高いです。
また、地震などで倒れる恐れもあります。
猫を危険から守るためにも、不安定なものは撤去しましょう。
脱走できそうな箇所をなくす
猫が脱走できるような箇所をなくしましょう。
脱走して外に出ると、交通事故に遭ったり迷子になったりするリスクがあるためです。
猫は頭が通る隙間を通り抜けることができます。
好奇心旺盛な猫は、隙間があれば入ろうとするし、飼い主が行き来する扉の向こうに何があるのかとても気にしています。
自宅から脱走しないよう、玄関の中に脱走防止の扉や柵を設置すると安心です。
配線に触れないようにする
猫が電気コードなど配線に触れないよう注意してください。
配線はひも状のおもちゃと似ているので、猫が間違えてじゃれつくリスクがあります。
じゃれつくと、コードに傷がついて感電の恐れがあります。
万が一に備えて、配線にカバーをするなどの処理をしておきましょう。
壁や床を保護する
壁や床を、あらかじめしっかり保護しましょう。
壁紙やカーペット、畳などは猫が爪をとぎやすい材質のものが多いため、保護が必要なのです。
さらに、猫が走り回ることで畳なども傷んでしまいます。
筆者の家では爪とぎ行為は問題なかったのですが、追いかけっこをするため畳がぼろぼろになりました。
猫は普段は爪をしまっていますが、興奮すると爪が出てきます。
2匹の猫が追いかけっこをするとあっという間に畳は傷んでしまいました。
賃貸物件では傷をつけると退去費用が高額になる恐れがあるので、事前に壁や床を保護しましょう。
まとめ
猫の飼い始めに買うものはたくさんあるので、迷いますよね。
本記事では、猫を飼う前に用意しておきたいもの、必要な準備ポイントをご紹介しました。
猫を飼う際は、本記事を参考に準備をしてください。
しっかり準備を整えて、猫との楽しい生活を手に入れましょう。
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