「きれいごとじゃ生きていけないし、離婚と別居はどちらが得なんだろう?」
本記事では、離婚と別居ではどちらが得なのかを、元夫婦問題カウンセラーの筆者の体験談を交えて詳しく紹介します。
離婚や別居経験者の体験談も併せて紹介するので、離婚か別居かで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね。
離婚より別居を選んだ方が得な理由
離婚より別居を選んだ方が得な理由はどのようなものがあるのでしょうか?
離婚より別居を選んだ方が得な理由は主に3つあります。
- お互いを見つめ直せる
- 婚姻費用を請求できる
- 裁判離婚が認められやすくなる
詳しく説明します。
お互いを見つめ直せる
離婚より別居を選んだ方が得な理由は、しっかりとお互いを見つめ直せるからです。
別居して物理的に距離を取ることで、相手との関係や自分自身を見つめ直す時間が取れます。
一緒に生活をしていると、相手のマイナス面ばかりが目につきやすいですが、別居をすることで見えていなかった愛情に気づくことは多々あります。
一旦別居して、お互いを見つめ直せる時間を取ると、人間的に成長することも多いですよ。
婚姻費用を請求できる
離婚より別居を選んだ方が得な理由は、婚姻費用を請求できるからです。
日本の法律では、別居中や裁判中でも別居中でも、夫婦は負担能力に応じて相手の生活を支える義務があります。
筆者の元クライアントは、旦那さん自らが家を出る形での別居でしたが、婚姻費用の請求と受け取りをしました。
旦那さんと距離を取りつつ、生活を維持することができたので、経済的負担を一人で背負わずに済んだと言っていました。
そもそも生活費をもらえていない場合や、急に離婚するのに不安がある方は、一旦勉強することをお勧めします。
裁判離婚が認められやすくなる
離婚より別居を選んだ方が得な理由は、裁判離婚が認められやすくなるからです。
別居期間は、婚姻関係が破綻しているかどうかを判断する一つの材料になります。
本来夫婦はお互いに協力して生活をしていく義務がありますが、別居をするとその義務が果たしづらくなります。
離婚をしたいけれど相手が応じない場合などは、計画的に数年後の離婚を目指して、一旦別居をするのも一つの方法です。
別居より離婚を選んだ方が得な理由
別居より離婚を選んだ方が得な理由は、どのようなものがあるのでしょうか?
別居より離婚を選んだ方が得な理由は主に3つあります。
- 精神的な安定がある
- 財産分与や慰謝料がもらえる
- 再婚を考えている
詳しく説明します。
精神的な安定がある
別居より離婚を選んだ方が得な理由は、精神的な安定があるからです。
一旦別居をしたものの、いつまでこの生活が続くのかというストレスを抱えることも。
思い切って離婚をすると、様々な負担が増えることは事実ですが、精神的にはとても楽になって安定したという方が多いです。
精神的な不安定は心身の破壊にもつながりかねません。
心機一転、離婚を選択するのも一つの方法です。
財産分与や慰謝料がもらえる
別居より離婚を選んだ方が得な理由は、財産分与や慰謝料がもらえるからです。
婚姻関係にあった期間やそれぞれの夫婦の実態に応じて、財産分与や慰謝料がもらえます。
相手の不貞行為やDVなどは、もちろん慰謝料の請求ができますし、専業主婦の場合も財産分与があるのです。
自分の方が収入や貯蓄や財産が多い場合は気をつけた方がいいですが、そうでなければ離婚によって財産分与が受けられるケースもありますよ。
再婚を考えている
再婚を考えている場合、別居より離婚を選んだ方が得になります。
当然ですが別居期間中であっても夫婦であることには変わりがありませんので、良い人がいても再婚することはできません。
夫婦関係を再構築する意思が全くなく、次の人生をスタートさせたい人は、別居を長引かせるよりも離婚をした方が気持ち良いスタートが切れるでしょう。
時間は有限ですから、思い切って離婚をして再婚に向けて動くのも一つの方法です。
離婚と別居どちらを選んだ方が得なのか体験談を紹介
そもそも離婚と別居は、どちらを選んだ方が得なのでしょうか?
筆者が知っている実際の体験談は、6つあります。
- 離婚を選んだことで個人の幸福度が増した
- 離婚を選んだことで精神的な安定が得られた
- 離婚を選んだことで新しいパートナーと出会えた
- 別居を選んだことで夫婦関係の再評価ができた
- 別居を選んだことで個人の経済的精神的な自立ができた
- 別居を選んだことで婚姻費用の請求と受け取りができた
詳しく説明します。
離婚を選んだことで個人の幸福度が増した
離婚を選んだことで、個人の幸福度が大きく増した方は多いです。
これまで価値観の合わない人と生活していたことで抱えていた悩みやストレスから解放されるからです。
筆者の元クライアントは、離婚を選んだことで窮屈だった専業主婦に終止符を打ち、望んでいた社会復帰を果たしました。
組織の中でメキメキと成果を出し、わずか数ヶ月で管理職まで上り詰め、本当に仕事ができて嬉しいと話してくれました。
自分自身の幸福度を高めるために、離婚を選択するのも一つの方法です。
離婚を選んだことで精神的な安定が得られた
離婚を選んだことで、精神的な安定が得られた方は多いです。
顔を合わせるために嫌な気持ちになったり、話し合いをするたびにストレスがかかったりすることがなくなるからです。
筆者の元クライアントは、離婚を選んだことで精神的な安定が得られた結果、体の不調まで改善しました。
心と体の健やかな安定のために、離婚を選択するのも一つの方法です。
離婚を選んだことで新しいパートナーと出会えた
離婚を選ぶことで、新しいパートナーとの出会いが可能になります。
離婚を経験することで、自分が求めているパートナー像を真剣に考え直したり、堂々と出会いを求めたりすることができます。
離婚経験者のAさんは、離婚後に心から甘えることのできる外国人男性と再婚でき、数年経ってもラブラブだと言っていました。
修復不能な関係に縛られ続けるより、離婚をして新しいパートナーを求めていくのも一つの選択です。
別居を選んだことで夫婦関係の再評価ができた
別居を選ぶことで、夫婦関係の再評価ができた人はたくさんいます。
物理的に一旦距離を取ることで、自分を見つめ直したり、相手の立場に立ってみたりすることができるからです。
筆者の元クライアントは、一旦別居をしたことで夫婦がお互いに相手の立場に立って考えることができ、再同居ができました。
一旦冷静になって、相手がいない日常をどう感じるのかを確認するために、別居するのも一つの方法です。
別居を選んだことで個人の経済的・精神的な自立ができた
別居を選ぶことで、個人の経済的・精神的な自立ができます。
2人で1つだった夫婦が、個人の人間として存在することで、真剣に自分の人生を考え直して責任をもてるようになるからです。
筆者の元クライアントは、別居の期間中、ひたすら自分自身の弱さにも素晴らしさにも向き合い続けました。
自分を認められるようになった結果、精神的にとても大人になれたと話してくれました。
また別の元クライアントは、パートの傍ら副業を開始し、収入を増やすことができました。
自分で稼いで生活できる生活基盤の実現は、経済的自立はもちろん精神的自立にも役立ったそうです。
加えて、今まで旦那さんが生活費を稼いでくれていたことへの感謝も生まれたそう。
一人の人間として、経済的・精神的自立をするためにも、一旦別居をするのも一つの方法です。
別居を選んだことで婚姻費用の請求と受け取りができた
別居を選ぶことで、法律的に婚姻費用の請求と受け取りをする権利が発生します。
別居中は、収入の多い側が注入の少ない側の生活を守る義務があるからです。
筆者の元クライアントは、離婚をした場合の養育費と別居した場合の婚姻費用を比較した場合、1.5倍以上の差がありました。
婚姻費用の請求と受け取りを1番の目的にしたい場合は、離婚ではなく別居を選択することをおすすめします。
まとめ
「きれいごとじゃ生活していけないし、離婚と別居はどちらが得なんだろう?」
そんな時、どちらが得かの理由や具体的な事例があると参考になりますよね。
本記事では、元夫婦問題カウンセラーの筆者が離婚と別居ではどちらが得なのかについて、それぞれの得な理由と経験談も交えて紹介しました。
離婚か別居かで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね。
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