HSPの特徴を持つ人たちには、苦手と感じる人がそれぞれの職場にも多く存在します。
本記事では、HSPが苦手な人の特徴7つと、職場の苦手な人とうまく付き合うコツを紹介します。
HSPが苦手と感じる人の特徴を知りたい方や、職場の苦手な人と付き合うコツを知りたい方は、参考にしてくださいね。
HSPとは
HSPとは、「感受性がとても強く、非常に敏感な気質を持った人たち」のことです。
英語表記である「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」の頭文字から、「HSP(エイチ・エス・ピー)」と呼ばれています。
HSPの人は感度の高いアンテナを常に張っている状態のため、非常に疲れやすく、ストレスを感じやすいのが特徴です。
環境や性格などの後天的なものではなく生まれ持った性質であり、5人に1人が当てはまるとも言われています。
また、日本は真面目な国民性から、海外よりもHSPの割合が多い国ともされているようです。
参考:マドレクリニック
HSPが職場で苦手な人の特徴
HSPが苦手だと感じる職場の人には、どのような特徴があるのでしょうか?
主な特徴は次の7つです。
- 声が大きい人
- 不機嫌を態度に出す人
- 嫌味をいう人
- 愚痴が多い人
- 独り言が多い人
- 体臭がきつい人
- 社交的で頻繁に誘ってくる人
詳しく説明します。
声が大きい人
HSPが苦手とする人の特徴に多いのが、声が大きい人です。
HSPの特徴に、聴覚が鋭いことがあるからです。
たとえば声が大きい人が近くにいると、耳が痛くなったり、動機がしてしまったりする場合があります。
また、声が大きい人は圧も強いため、繊細なHSPは気圧されてしまうことも。
声が大きい人のことを、HSPは苦手に感じるでしょう。
不機嫌を態度に出す人
不機嫌を態度に出す人も、HSPはとても苦手だと感じるようです。
HSPの人は、周りの空気を敏感に感じ取るからです。
たとえば、不機嫌な人がいるだけで負の感情を感じ取ってしまい、疲れやすくなります。
また、HSPは負の感情に共感しやすいため、自分も不機嫌なってしまう可能性もあります。
不機嫌を態度に出す人と一緒にいることは、HSPにはとても苦痛な行為でしょう。
嫌味をいう人
嫌味をいう人も、HSPは苦手に感じる人の特徴です。
HSPは、他人の気持ちを汲み取り共感しやすい特徴を持っています。
たとえば、嫌味を言う人のネガティブな感情を受け取ることで、疲れやすくなります。
また、笑顔で嫌味を言われたとしても、笑顔の裏にある悪意に気付いてしまうことも。
職場に嫌味をいう人がいると、HSPはとてもつらい思いをしてしまうでしょう。
愚痴が多い人
HSPが苦手と感じる特徴を持つ人は、愚痴が多い人です。
HSPは、共感力がとても高いからです。
たとえば愚痴を聞いたとき、HSPは相手のネガティブな感情を、まるで自分が体験したかのように味わってしまいます。
また、他人の愚痴を聞いた場合でも、まるで自分が愚痴られているように感じてしまうことも。
他人の感情に影響されるため、愚痴が多い人をHSPはとても苦手に感じるでしょう。
独り言が多い人
独り言が多い人も、HSPは苦手です。
HSPは、聴覚が敏感な人が多いと言われています。
たとえば、ブツブツと独り言が聞こえてくるだけで、とても気になってしまいます。
またネガティブに感じやすい人も多いため、独り言が聞こえてきた場合、自分に向かって言われているように感じることも。
独り言が多い人が職場にいる場合、HSPの人は疲れやすい傾向があります。
体臭がきつい人
体臭がきつい人も、HSPは苦手です。
なぜならHSPの人は、嗅覚が鋭い人が多いからです。
たとえば、体臭が強い人のそばにいるだけで具合が悪くなったり、頭が痛くなったりします。
また、良い香りがする香水や柔軟剤の匂いさえも、気持ち悪く感じてしまうときがあるでしょう。
HSPが体臭がきつい人と接する場合は、マスクをしたり距離を取ったりなどの工夫が必要となります。
社交的で頻繁に誘ってくる人
社交的で頻繁に誘ってくる人のことも、HSPは苦手です。
HSPは疲れやすいため、自分の時間を大切にしたい人がほとんどです。
しかし、頻繁に誘ってこられることで、自分の時間を確保できずエネルギー切れを起こしてしまいます。
また断ることも苦手なため、毎回どのように断ろうか考えすぎてしまい、疲れてしまうことも。
HSPの人は、社交的で頻繁に誘ってくる人とは、距離を置くのが良さそうです。
HSPが職場の苦手な人とうまく付き合うためにしていること
実際にHSPの人は、職場の苦手な人とうまく付き合うために、どんなことをしているのでしょうか?
ここでは、実際にHSPの性質を持っている人たちの体験談を4つ紹介します。
- 休憩時間はひとりで過ごす
- マスクや耳栓で刺激から身を守る
- プライベートと仕事の時間をしっかり分ける
- 睡眠の質を上げる
詳しく説明します。
休憩時間はひとりで過ごす
HSPである筆者の体験です。
大学の事務で働いている筆者は、毎日たくさんの学生や職員が行き交う職場で、とても疲れていました。
午前中でエネルギーが切れてしまっていたのです。
そこでお昼の休憩時間を完全にひとりで過ごすようにしたところ、周りからの刺激を遮断でき、とても安心できました。
今では休憩時間にゆっくりと心と体を休めることができ、午後からの仕事も頑張れています。
マスクや耳栓で刺激から身を守る
筆者の友人・Mさんの体験談です。
HSPであるMさんの職場では毎日大勢の人が出入りしているため、いろんな人の香水の匂いや鳴り響く電話の音に、Mさんはストレスを感じていました。
そこでMさんは上司に「仕事中にマスクと耳栓をつけることを許可してほしい」と自ら提案し、許可を得たのです。
今では周囲の体臭や騒音が軽減され、「前よりもストレスを感じることは減った」と話してくれました。
プライベートと仕事の時間をしっかり分ける
派遣社員として働く、HSPの20代女性・むつさんの体験です。
自身もHSPのむつさんは、仕事で不安なことがあれば、四六時中考えてしまうタイプでした。
そこでメモ帳やマニュアルを会社に置いて帰ったり、復習は仕事の時間のみにしたりと、プライベートと仕事の時間をしっかり分けることにしました。
その結果、オンとオフを切り替えられ、気分もガラリと変わったそうです。
参考:むつのおしごと日記。
睡眠の質を上げる
HSP気質を持ちながらフリーのライターとして活動するすずめさんの体験です。
当時すずめさんは、毎日たくさんの刺激を脳に受け取ってしまい、睡眠不足に悩んでいました。
そこで寝具へ投資し睡眠の質を上げたところ、しっかりと眠れるようになりました。
質の高い睡眠がとれるようになったことで、脳もリフレッシュでき、体と心に余裕が生まれたそうです。
参考:ママやすみ
まとめ
日頃からストレスを感じやすいHSPですから、苦手な人とは少しでも距離を置きたいですよね。
本記事では、HSPが苦手な人の特徴7つと、職場の苦手な人とうまく付き合うコツを紹介しました。
HSPが苦手と感じる人の特徴を知りたい方や、職場の苦手な人と付き合うコツを知りたい方は、参考にしてくださいね。
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