「日本の縁起物ってどんなものがあるんだろう?」
素敵なモチーフが思いついても、せっかくならモチーフの意味も知っておきたいところです。
本記事では、日本の縁起物や幸運のモチーフの種類や、それぞれの意味を紹介します。
縁起の良いものをギフトにしようと考えている人は参考にしてくださいね。
日本の伝統的な幸運のモチーフ5選!
幸運のモチーフはどのようなものがあるのでしょうか。
日本の伝統的な幸運のモチーフと意味を紹介します。
- だるま
- ほおずき
- 四葉のクローバー
- いかり
- 富士山
詳しく説明します。
だるま
だるまは日本の伝統的な幸運のモチーフです。
だるまはインドで生まれ、中国に禅宗を広めた達磨大師が座禅をしている姿を現しています。
達磨大師の教えは鎌倉時代に日本に広まり、達磨大師を模した飾りが造られるようになりました。
現在の形のだるまが縁起物として飾られるようになったのは江戸時代からです。
江戸時代では赤いだるまは「魔除け効果」があると信じられていましたが、現代では家内安全・無病息災・必勝祈願など幅広い目的の祈願に使われます。
また、現代では色に合わせて祈願する内容も異なります。
それぞれの色には以下のような意味があります。
- 赤:魔除け、家内安全、開運
- 黒:商売繁盛
- 金:金運上昇
- 黄:豊穣、金運上昇
- 白:合格祈願、大願成就
なお、だるまに祈願する際に目を入れるのは左目、願いが叶ったら右目を入れるようにしましょう。
ほおずき
ほおずきは「鬼灯」と書き、厄除け・無病息災の意味を持つ日本の伝統的なモチーフです。
夏のお彼岸のころに玄関に飾られるほおずきはご先祖様の灯りとしての役割だけでなく、地域によっては家の魔よけの役割も果たします。
ほおずきを飾ることで悪い運を払い、幸運を招くのです。
特に金運アップ・運気上昇に期待できます。
夏の時期には生花のほおずきを玄関に飾ってみてはいかがでしょうか?
四葉のクローバー
四葉のクローバーは幸運のモチーフとして高い人気を誇ります。
四葉のクローバーを真剣に探したことは誰でもあるのではないでしょうか?
四葉にはそれぞれ意味があります。
- Faith:信頼
- Hope :希望
- Love :愛
- Luck :幸運
自然界では四葉のクローバーは見つけにくいため、ラッキーアイテムのモチーフとして人気です。
いかり
海のモチーフとしても人気な幸運モチーフがいかり(錨)です。
いかりは鎖やロープで船につないで海底に沈め、船が漂流しないように使われます。
そのためいかりは「力」「安定」「希望」を意味し、商売繁盛や波乱から身を守るモチーフとして使用されます。
「離れ離れにならないようにご縁を結び、正しい方向に導く」という恋愛にピッタリな意味も持つため、恋愛中のカップルや恋愛成就のお守りにおすすめです。
富士山
日本一の高さを誇る山、富士山も幸運のモチーフです。
古代から「霊峰」と呼ばれ神様を祭っているだけでなく、富士山を昇ることで健康や幸福などのご利益を得られると言われています。
また、富士山は山頂からゆったりときれいな「八」の字を描くように広がっています。
きれいな「八」の字は「末広がり」として、明るい未来を予感させるものです。
富士山の富士は「不死」「無事」にも通じ、健康・長寿・無病息災・家内安全の縁起物とされています。
なお、富士山は通常薄い青色をイメージしますが、赤い富士山には厄除け・商売繁盛・願望成就・悪い縁が切れるなどの意味があります。
日本で有名な幸運の動物モチーフ5選
日本では古来から幸運を呼ぶものとして、さまざまな動物がモチーフになっています。
特に以下の5つが、幸運を呼ぶ動物として代表的です。
- 招き猫
- ねずみ
- 鶴
- 犬
- 蛇
詳しく説明します。
招き猫
幸運の動物モチーフですぐ思い浮かぶのが招き猫です。
猫は古くからネズミを退治し、穀物を守ってくれていました。
そのため、猫がいついた家では「商売繁盛」につながることから福を呼ぶ動物となったのです。
招き猫の右手をあげているものはお金や金運を招き、左手をあげているものは人を呼び商売繁盛につながります。
あげている高さが高いほど、多くの福を招きます。
通常は三毛猫ですが、西洋では嫌われる黒猫も招き猫のモチーフです。
ねずみ
十二支の最初の動物・ねずみも幸運のモチーフです。
ねずみは多産のため、子孫繁栄を意味します。
また、ねずみは七福神の一柱・大黒天の使いでもあります。
大黒天が商売繁盛や蓄財の神様のため、ねずみも金運アップや商売繁盛の象徴とされているのです。
ねずみは未来予知ができるとされており、ねずみがいる家は「家事などの災厄が発生しない」「富が約束された家」として縁起が良いといわれています。
鶴
「鶴は千年、亀は万年」といわれるように鶴は長寿の象徴です。
鶴が縁起物の理由は寿命の長さだけではありません。
鶴は夫婦になると一生同じパートナーと過ごすため、「夫婦円満」の象徴でもあります。
また、「鶴の一声」ともいわれるように、鶴の声は高く響き、天まで声が届くと考えられています。
鶴は長寿・夫婦円満・天と地をつなぐおめでたい鳥なのです。
犬
犬は古来より人間にとって、かけがえのないパートナーです。
神社を守る「狛犬」に代表されるように、犬の鳴き声には魔除けの力があるとされてきました。
犬は子だくさんで安産のため、「子宝」「安産」の象徴でもあります。
古くから犬の安産にあやかり、妊娠5か月目の最初の「戌の日」に腹帯を巻き、安産を祈願する風習があります。
蛇
蛇は金運をあげる動物として知られています。
金運アップのお守りとして、蛇皮の財布を持っていたり蛇の抜け殻を財布に入れたりしている人も多いでしょう。
蛇は芸事・知恵・豊穣・蓄財の神様である弁財天の使いであり、白蛇は弁財天の化身と考えられています。
脱皮を繰り返し、成長していく蛇は古来より「再生」「無限」のイメージがあり、無限の知恵や金運アップの象徴です。
日本で有名な幸運のモチーフ商品5選!
日本にはたくさんの幸運のモチーフがあり、商品としても発売されています。
日本人だけでなく、外国の友人やお客様に送っても喜ばれる日本の有名な幸運モチーフの商品を紹介します。
- 江戸だるま 友禅 紅白
- 招きハローキティ
- のれん 鶴と亀 筒描き染め
- 神棚 狛犬守る わんこ宮
- 盃 富士山盃 (金赤) 赤富士 薩摩切子
プレゼント選びの参考にしてくださいね。
江戸だるま 友禅 紅白
江戸木目込みという伝統的な技術と友禅がコラボしただるまです。
木目込みという土台に溝を掘り、掘った溝に布地を入れ込んでいく伝統的な技術を用いています。
木目込みに使用されている紅白の友禅は、紅は「活気」「情熱」を表し、白は「善」「純潔」「清廉」を表します。
家内安全・合格祈願・開店祝いなど幅広い用途におすすめです。
江戸だるまを制作しているのは、2016年に経済産業省が推し進めるクールジャパン政策の”Wonder500(世界にまだ知られていない、日本が誇るべき地方産品)”に選ばれたことのある工房です。
商品参照:江戸だるま(大) 友禅 紅白
招きハローキティ
日本を代表する「かわいい」の代名詞である、ハローキティが招き猫になりました。
木目込み技術を使い、晴れ着を着たハローキティが福を招きます。
色は6色を展開し、色の意味に合わせたプレゼントとしてもおすすめです。
- 赤:魔除け、無病息災
- 緑:健康運アップ
- 桃:恋愛運・出会い運アップ
- 紫:長寿・成功運
- 黄:金運アップ
- 青:学業成就、交通安全
商品参照:招きハローキティ(赤)
のれん 鶴と亀 筒描き染め
縁起の良い鶴と亀が描かれたのれんです。
創業300年以上の歴史を持つ老舗の工房が、一点ずつ筒描き染めという製法で手作りしています。
図柄はおめでたい鶴と亀で、長寿のお祝いだけでなく、商売繁盛や夫婦円満などのプレゼントにおすすめです。
商品参照:【のれん】鶴と亀 筒描き染め
神棚 狛犬守る わんこ宮
犬好きな人におすすめしたいのが、「狛犬守る わんこ宮」です。
手のひらサイズのミニチュアの神棚は岐阜県産のヒノキ材でつくられ、陶器製の愛らしい狛犬も一つずつ手描きでつくられています。
狛犬は「阿・吽」の2匹セットです。
かわいらしい狛犬が守る神棚で、毎日心穏やかに過ごしたい人におすすめです。
商品参照:狛犬守る わんこ宮
盃 富士山盃 (金赤) 赤富士 薩摩切子
赤富士を薩摩切子で表現したのが、薩摩びーどろ工芸の「薩摩切子 赤富士」です。
薩摩切子は江戸時代に篤姫の養父・島津斉彬が海外交易品として開発させ、外国でも珍重されました。
一時は幻の工芸品といわれましたが、職人が結集し、見事復元されました。
原料に金を用いて発色させたピンクの金赤が鮮やかな、薩摩切子で彫られた縁起の良い赤富士です。
青富士の盃とセットで楽しむことができます。
商品参照:盃 富士山盃 (金赤) 赤富士 薩摩切子
まとめ
日本にはたくさんの縁起物や幸運のモチーフがあります。
しかし、友人や仕事仲間に縁起物を送ろうと思っても、最適なモチーフがすぐには思い浮かびませんよね。
本記事では、日本の縁起物や幸運のモチーフ、それぞれの意味を紹介しました。
縁起の良いものをギフトにしようと考えている人は本記事を参考に、ギフトにぴったりなモチーフを見つけてくださいね
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