子供と一緒に旅行をするなら、有意義な経験をさせてあげたいですよね。
本記事では、旅育の効果と子連れ旅のコツを体験談を交えて紹介します。
子供にとって旅行を少しでも実りあるものにしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
旅行で子供に経験を与える「旅育」の効果とは?
旅行がもたらす子供への嬉しい効果はどんなものがあるでしょうか?
ずばり「旅育」の効果は4つあります。
- 脳の発育に影響を与える
- 親子の絆が深くなる
- 世界観が大きく変わる
- コミュニケーション能力が発達する
1つずつ説明します。
脳の発育に影響を与える
旅での経験は、子供の脳の発育にいい効果をもたらします。
初めて訪れる場所や非日常体験から、子供の脳は新鮮な刺激を受けるためです。
新しい刺激で脳が活性化され、子供はよりたくさんの学びを得られます。
また、新鮮な体験を通して、子供の発想や考え方を豊かにすることにも繋がります。
子供の脳は大人以上に敏感に刺激を受けるため、その刺激が成長に繋がるのです。
参考書籍:家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ旅育BOOK/村田和子
親子の絆が深くなる
旅行を通して、親子の絆が深まるというメリットもあります。
普段仕事で忙しい両親も、ずっと一緒にいられる旅行では濃密な時間を過ごせます。
一緒に楽しい非日常体験をすることは、家族の連帯感を高めてくれるでしょう。
新鮮な環境下で、親は子供の新たな一面を発見できるチャンスもあるかもしれません。
世界観が大きく変わる
子供の世界観を変えられることも、旅育の特徴の一つ。
日常では味わうことのない体験や人との出会いで、今まで知らなかった世界を発見する機会となるのです。
大人にとっても、旅行を通して新たな発見がありますよね。
身近な環境の常識に偏りがちな子供の世界観は、旅行を通して大きく揺さぶられるでしょう。
コミュニケーション能力が発達する
旅は子供のコミュニケーション能力を伸ばしてくれます。
道に迷ったら地元の人に声をかけて教えてもらったり、食事処で食べたいものを注文したりと、初めて会う人と関わる機会が旅には多いです。
こうした普段関わることない人との交流があるのも旅行ならでは。
積極的に旅先で出会う人との関わり合いを促すことで、子供のコミュニケーション能力の向上が期待できます。
旅行を通じて子供に良い経験を与えるコツとは?
どんな旅行での経験が、子供にいい影響をもたらすのでしょうか?
旅行をいい経験にするコツを3つ紹介します。
- 行き先やプランを一緒に考える
- 体験アクティビティをたくさん組み込む
- どんなことが思い出に残ったか振り返る
順番に見ていきましょう。
行き先やプランを一緒に考える
旅行の計画を子供と一緒にすると、その旅がより一層有意義なものになります。
自分の行きたい場所や旅先で食べたいものを計画に組み込むと、旅への参加意識や愛着がぐんと上がります。
また、旅先の名所や歴史などを一緒に調べることで、旅先への興味が湧くという効果も。
どこに行くかよりも、何を学ぶのかやどんな体験をするのかが旅育には重要です。
ただ連れて行かれるだけの旅より、自ら計画した旅の方がたくさんの学びや経験ができ、満足いくものになるでしょう。
体験アクティビティをたくさん組み込む
体験型のアクティビティを充実させることは、良い旅育のコツです。
旅行というと、つい観光名所を巡ったり現地のおいしいものを食べたりすることに偏りがちです。
しかし、子供は自分の体を動かして体験したり、実際に見聞きしたりすることで、より多くの学びを得ていくものです。
筆者の子供も、ランドマークやお出かけスポットへ行くよりキャンプや山登りに出かける方が、たくさんの経験を得て思い出にも残っているようです。
旅先でしか味わえない貴重な体験をたくさん盛り込んだ旅行は、絶好の旅育になります。
どんなことが思い出に残ったか振り返る
旅の思い出も振り返ることは、その旅をいい経験として残しておく大事な機会です。
子供がどんなことに興味を持ったかや、どんなことを学んだかなど、言葉にすることで記憶の定着になります。
また親も、子供の興味や好きなものの傾向が分かり、次回の旅に繋げやすくなります。
旅先で撮った写真やパンフレットをスクラップブックなどにして、旅の感想や学びを添えるのもいいですね。
旅行を振り返ることで、ただ楽しかったで終わるだけでなく、有意義な体験にできるのです。
旅行に子供と行って良かったことは?体験談を紹介
実際によかったと感じた子供との旅行はどんなものがあるでしょうか。
旅育が上手くいった体験談を、筆者の経験を含め4つ紹介します。
- 一緒に旅のしおりを作る
- 自然にたくさん触れる
- 普段できない体験を積極的に取り入れる
- 旅の思い出を一緒に整理する
1つずつ見ていきましょう。
一緒に旅のしおりを作る
筆者が家族で旅行に行く際は、必ず子供としおりを作成します。
おおまかな日程表と持ち物、今回の旅の目的などを記載したものです。
一緒にしおりを作成することで、旅への目的意識が生まれ、どんな体験ができるのか理解しやすくなります。
また、筆者の子供は、しおりを作ることで旅へ行くことをより実感でき、楽しみになるようです。
旅へのモチベーションをあげるのにも、しおりの作成は非常に有効だと筆者は感じています。
自然にたくさん触れる
筆者が旅育で大切にしていることです。
日常では電子機器に触れる機会が多く、緑も少ない環境で生活しているため、旅先ではめいっぱい自然に触れることを心がけています。
澄んだ空気を吸って土や草花に触れると、自然の心地よさを存分に体験できるのです。
まさに都会では経験できないことで、親子でリフレッシュできます。
自然の美しさに感動したり、自然の恵みに感謝したりと、大切な感覚を養えるとてもいい機会です。
普段なかなか自然に触れる機会がない場合は、自然の多い場所へ旅に出るだけで良い旅育になりますよ。
普段できない体験を積極的に取り入れる
筆者が子供と体験してとてもよかったと感じるエピソードです。
息子が4歳のころに行った旅行で、いちご狩りや牧場体験をしました。
息子は実際にいちごが木になっているのを初めて見てびっくりしており、また採れたてのフレッシュないちごを食べて嬉しそうでした。
牧場では、牛や羊に餌をやることで愛情を育み、乳しぼり体験を通して牛乳がどんな風に出来上がるのか身をもって学べたのです。
この旅行を通し、息子は自然の恵みや動物の命について身近に感じ、とてもよい旅育になったと筆者は感じています。
旅の思い出を一緒に整理する
筆者の友人が必ず取り入れている旅育のエピソードです。
彼女が子供と旅行に行った際は、帰宅後の翌日までに必ず振り返りをするそうです。
旅行中に撮った写真をアルバムに整理しながら、その写真を撮った時どんな気持ちだったかや印象に残っていることなどを話すのだとか。
そして、子供の感想文を添えた手作りアルバムを作成するようです。
筆者も見せてもらったことがありますが、旅で得た学びや経験がわかりやすく、思い出が素敵な形で残っていることがわかりました。
少し手間はかかりますが、それ以上に1つ1つの旅行がとても有意義になるとても良い習慣ですね。
まとめ
せっかく旅行に行くなら、子供には普段できない経験をたくさんしてほしいと思いますよね。
たくさんのお金や手間をかけなくても、旅を通して子供に経験させてあげられることはたくさんあります。
本記事では、旅育の方法とコツを紹介しました。
旅育に興味のある親御さんはぜひ本記事を参考に、子供の成長に繋がる旅行を計画してみてください。
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