「酒癖さえ、治してくれればなぁ……」

お世話になっている人や仲の良い人でも、一緒に飲みに行ったときに酒癖が悪いと、対応に困ってしまいますよね。

実は、酒癖が悪い人への効果的な対処法があるんです。

本記事では、酒癖が悪い人の言動の特徴5つと、周りができる対処法を7つ紹介します。

酒癖の悪い人に困っている方や、対処法を知りたい方は参考にしてくださいね。

 

酒癖が悪い人の言動の特徴

酒癖が悪い人の言動には、どのような特徴があるのでしょうか？

主な特徴は、次の5つです。

 

• 暴力をふるう・暴言を吐く
• セクハラをする
• 説教をする
• 愚痴ばかり言う
• マナーが悪くなる

 

詳しく説明します。

 

暴力をふるう・暴言を吐く

酒癖が悪い人の言動に多い特徴は、暴力をふるう・暴言を吐くことです。

飲酒の影響で脳が理性を失い、感情や行動をコントロールができなくなることで、攻撃性が増すといわれています。

たとえば、普段はおとなしい人が急に怒りだし暴力を振るったり、いつもは冷静な人が泣き出し周りを罵倒したりすることも。

暴力をふるうことや暴言を吐くことは、酒癖が悪い人に多い特徴でしょう。

 

参考サイト：Q.お酒を飲むと暴力的になってしまうのはなぜですか？｜AllAbout　健康・医療

 

セクハラをする

セクハラをすることも、酒癖が悪い人の言動に多い特徴です。

お酒を飲むと、行動の抑制が効きにくくなるからです。

筆者が飲み会でセクハラされた体験です。

筆者は大勢での飲み会に参加した際、普段は優しくおとなしい男性の友人も来ていました。

しかし友人は、酔うと過度にボディタッチをしたり、女性にもたれかかったりしていたんです。

普段の性格を知っている周りの女性はみんなびっくりし、対応に困ってしまいました。

酔ってセクハラをすることは、とても酒癖が悪いと言えるでしょう。

 

参考サイト：「お酒を飲むと豹変する人」には注意が必要だ｜東洋経済ONLINE

 

説教をする

酒癖が悪い人の言動によくみられるのが、説教をすることです。

飲酒で気が大きくなり、誰かに説教をしたくなるのですね。

たとえば、普段は優しくおとなしい上司が、飲み会で部下に説教をすることがあります。

反対に、部下が上司に向かって「お前はダメな上司だ」などと説教をする場合も。

酔っ払った勢いで説教をすることも、酒癖が悪い人の特徴でしょう。

 

愚痴ばかり言う

愚痴ばかり言う人も、酒癖が悪い人に多い特徴です。

酒癖の悪い人は、普段抱えているストレスや不満を、飲酒のせいにして吐き出すことがあります。

たとえば、飲み会の席で仕事仲間や上司に対する愚痴を言ったり、友人や知人などその場にいない人の悪口を言ったり。

「酒に酔っているから」と、お酒のせいにして直接相手に愚痴を言うこともあります。

愚痴は、せっかくの楽しい飲み会の雰囲気を台無しにしてしまいます。

愚痴ばかり言う人がいると、良いお酒の席とは言えなくなってしまうでしょう。

 

マナーが悪くなる

マナーが悪くなることも、酒癖が悪い人の特徴でしょう。

普段はきちんとしている人でも、飲酒により気が大きくなり、マナーが悪くなるからです。

たとえば、店員さんに横柄な態度を取ったり、上司へ暴言を吐いたり。

また、酔って床や道路の上に寝てしまい、周りの人に迷惑をかけることも。

マナーが悪くなってしまうのも、酒癖が悪い特徴と言えそうです。

 

酒癖が悪い人への対処法

では、酒癖が悪い人へは、どのように対処したら良いのでしょうか？

主な対処法は、次の7つです。

 

• 一緒に飲みに行かないようにする
• 飲みの席ではできるだけ近づかないようにする
• お酒と一緒に水を飲ませる
• 強いお酒を飲ませない
• 飲酒のペースを落とさせる
• 酔った状態を動画に撮ってシラフのときに見せる
• 病院で相談するよう勧める

 

詳しく説明します。

 

一緒に飲みに行かないようにする

一緒に飲みに行かないようにすることは、酒癖が悪い人への効果的な対処法です。

飲みに行かないことで、酒癖が悪い人からの迷惑行為を回避しやすいからです。

酒癖の悪い人が酔っ払ってしまっても、一緒の飲み会にいなければ、直接絡まれたり迷惑をかけられたりする心配はなくなります。

あなた自身を守るためにも、相手が酒癖が悪い人とわかっている場合は、一緒に飲みに行かないようにしましょう。

 

飲みの席ではできるだけ近づかないようにする

酒癖の悪い人へ有効な対処法は、飲みの席ではできるだけ近づかないようにすることです。

なるべく近づかないことで、被害を最小限に抑えられるからです。

たとえば複数人で飲みに行く場合、違うテーブルに着くだけで、物理的な距離ができますよね。

どうしても飲み会に参加しなければならない場合は、酒癖の悪い人とは距離を取り、できるだけ近づかないようにしましょう。

 

お酒と一緒に水を飲ませる

酒癖の悪い人へは、お酒と一緒に水を飲ませる方法でも対処できます。

水を飲ませることで、酔いにくくできる可能性があるからです。

たとえば、お酒と一緒に水を飲むことで、飲酒量をセーブする効果を期待できます。

また、水を飲むと満腹感が得られるため、飲酒のペースを遅くできる可能性も。

悪酔いや泥酔を防ぐためにも、酒癖が悪い人へは、お酒と一緒に水を飲ませるようにしましょう。

 

強いお酒を飲ませない

酒癖の悪い人への対処として、強いお酒を飲ませないことも有効です。

強いお酒を飲むと、酔いが回りやすくなるからです。

たとえば同じ200mlのお酒でも、アルコール度数が3パーセントのカクテルと12パーセントのワインでは、ワインの方がたくさんのアルコールを摂取してしまいますよね。

最近では0.5パーセントのビールが発売されるなど、アルコール度数の低いお酒も多くなってきています。

強いお酒を飲ませないようにして、アルコールの摂取量を出来る限り抑えましょう。

 

飲酒のペースを落とさせる

飲酒のペースを落とさせるのも、酒癖が悪い人への良い対処法です。

飲酒のペースが早いと、当然酔うのも早くなってしまいます。

たとえば最初のお酒を勢いよく飲んでしまうだけで、血液中のアルコール濃度が急に高くなり、悪酔いの原因になることも。

反対に、ゆっくりとしたペースでお酒を飲むことで、血液中のアルコール濃度の上昇を穏やかにできるとされています。

飲酒のペースが早い人には、お酒の代わりに食事を勧めてみるなど、ペースを落とさせる工夫をしてみてくださいね。

 

酔った状態を動画に撮ってシラフのときに見せる

酒癖が悪い人への対処法としてとても効果的なのが、酔った状態を動画に撮ってシラフのときに見せることです。

悪質な酔い方をするような人は、自分の酔った状態や言動を覚えていないことが多いからです。

たとえば、セクハラをしたり暴言を吐いたりしても、「酔っていたから」とお酒のせいにする人もいます。

また、自覚症状があったとしても「覚えていない」と、シラを切るかもしれません。

酒癖の悪さをしっかりと自覚してもらうためにも、証拠として動画を撮影し、後日見せるようにしましょう。

 

病院で相談するよう勧める

酒癖の悪い人への対処法は、病院で相談するように勧めることです。

毎回ひどく酔っ払ってしまう人は、お酒を飲むことに歯止めが利かなくなっている可能性がある人もいます。

また、アルコールは依存度が高いため、知らないうちにアルコール依存症になっている可能性も。

飲酒で周りに迷惑をかけるだけでなく、本人の健康も損なわれてしまう恐れもありますので、医師に相談するよう勧めてみてくださいね。

 

まとめ

飲み会は人間関係を円滑にするコミュニケーションですが、一歩間違えれば人間関係にヒビが入りかねません。

お酒との付き合いはほどほどにして、気持ちの良い飲み会を楽しみたいですよね。

本記事では、酒癖が悪い人の言動の特徴5つと、周りができる対処法を7つ紹介しました。

酒癖が悪い人の言動に困っている方や、対処法を知りたい方は参考にしてくださいね。