ろう者との筆談のポイントは?スムーズなやり方のコツを紹介

「ろう者と筆談をしているけど、なかなかスムーズにいかないな……」

ろう者と筆談で会話するとき、スムーズにテンポよく筆談で会話できたらと思う方もいるのではないでしょうか。

実は、ろう者との筆談にはポイントがあるのです。

本記事では、ろう者との筆談のポイントとスムーズなやり方のコツを紹介します。

ろう者と筆談するときにスムーズに会話したい人は、ぜひ参考にしてくださいね。

 

ろう者との筆談のメリット・デメリット

ろう者と筆談をするには、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

それぞれ紹介します。

 

メリット

ろう者との筆談のメリットは、確実に自分の言いたいことを伝えられることです。

書いて伝えるとろう者に言いたいことが理解してもらいやすくなります。

さらに声を出さないので、まわりを気にすることなく静かに会話できます。

ニュアンスを伝えるのが難しいメッセージなどは、文章だけでなくイラストやカラーペンを使用すると、より伝わりやすくなり便利です。

 

デメリット

ろう者との筆談のデメリットは、やりとりに時間がかかることです。

自分が言いたいことを全部書くのは意外に時間がかかり、ろう者が書くのを待つのも時間がかかるので、スムーズに進みにくいのです。

テンポよく会話をするのは難しく、早く書こうとして文字が乱雑になりやすいので、ろう者が読めずに困惑する場合もあります。

さらに、乱雑だったり癖が強く文字が読みにくかったりすると、たとえば「0」と書いたのにろう者は「6」と誤認してしまう可能性もあります。

 

ろう者と筆談する際のポイント

ろう者と筆談する際のポイントには、どのようなことがあるのでしょうか。

4つ紹介します。

  • 文章を短くする
  • 大きい文字でわかりやすく書く
  • 横書きで書く
  • お互いに確認しあう

 

文章を短くする

ろう者と筆談する際は、文章を短くしましょう。

言いたいことを全部書くと、時間がかなりかかってしまいます。

結論を先に書いたり、箇条書きのように簡潔に書いたりして、言いたいことを短文でまとめるようにすると理解しやすくなります。

ろう者がわかりやすいように、文章を書くことが大切です。

 

大きい文字でわかりやすく書く

ろう者と筆談をするときには、大きい文字でわかりやすく書くのもポイントです。

自分は読めるけど、文字が小さいとろう者には読みにくかったり理解できなかったりすることもあります。

大きい文字でわかりやすく書き、ろう者が読みやすいように筆談しましょう。

全部ひらがなで書くと逆に読みにくいので適度な漢字を入れ、数字や濁点なども大きくはっきりと書くとわかりやすいです。

 

横書きで書く

ろう者と筆談するときのポイントは、横書きで書くことです。

横書きにすると、ろう者がリアルタイムで文字を確認できるので、理解してもらえやすいのです。

縦書きで書くと手で文字が隠れて、書いている最中の文字がろう者に見えません。

対面ではなく、ろう者と並んで見えるように横書きで書くのがポイントになります。

 

お互いに確認しあう

お互いに確認しあうのも、ろう者と筆談するときのポイントです。

細かい説明や微妙なニュアンスを伝えるとき、文字やイラストなどで伝えたつもりでもろう者が正しく認識しているかはわかりません。

自分が伝えたいことを理解してもらえているかどうか、ろう者の言うことを自分が理解したかお互いに確認するのが大切です。

誤認してすれ違わないように「意味がわかりますか」「こういうことで合ってますか」など理解度を確かめ反応を見ながら進めましょう。

理解できないままだとお互いにストレスを感じてしまいます。

うなずいたり笑顔で対応したりして、ろう者にわかるように筆談するのもポイントになります。

 

筆談だけじゃない!手話のできない人がろう者と会話する方法

筆談だけではなく、手話のできない人がろう者と会話するには、どのようにしたらいいのでしょうか。

会話する方法を3つ紹介します。

  • 口の動きを読んでもらう
  • 身振り手振り
  • コミュニケーションアプリを使用する

参考ページ:normanet

 

身振り手振り

身振り手振りで会話するのも、筆談以外でろう者と会話する方法です。

ジェスチャーでうまく表現できれば、ろう者に伝わります。

筆記用具がないときや緊急時など、身振り手振りで会話するのです。

筆者は、列車事故で電車が止まっていたとき、ホームで人があふれかえり、駅のアナウンスで状況を確認していたことがありました。

状況がわからないろう者の人に「どうなってるの?」と尋ねられ、身振り手振りで答え、理解してもらえたことがあります。

 

口の動きを読んでもらう

筆談以外でろう者と会話する方法は、自分の口の動きをろう者に読んでもらう「口話」があります。

ゆっくりと口を一文字ずつ大きく動かして、読んでもらい言いたいことを伝えるのです。

ただし長文や早口だと理解ができないのと、「ごま」「こま」など口の動きが同じものは伝えるのが難しい場合があります。

ろう者も集中力が必要になるので、単語を伝えたいときやわかりやすく伝えられるときは口話で伝えてみましょう。

 

コミュニケーションアプリを使用する

筆談以外でろう者と会話するには、コミュニケーションアプリを使用するという方法もあります。

コミュニケーションアプリとは、自分が話した言葉や会話が音声認識機能により、自動で文字起こしできるアプリです。

ろう者がディスプレイに表示された文字を読んで理解し、文字を打ち込んで相手に返信できます。

「LINE CLOVA Note」や「UDトーク」などアプリがいろいろあるので、使いやすいものを探してみてください。

 

まとめ

ろう者とスムーズに筆談できたらとお困りの方も多いのではないでしょうか。

実は、ろう者との筆談にはスムーズなやり方のコツがあるのです。

本記事では、ろう者とのスムーズな筆談のコツとやり方を紹介しました。

スムーズにろう者と筆談して気持ちよく会話したい人は、ぜひ参考にしてくださいね。

紙で筆談したらすぐシュレッダーで破棄し、電子で筆談したらデータをすぐ消して、プライバシーに配慮するのもポイントですよ。

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