「反抗期の息子がなかなか勉強してくれない……」
そんな時、我が子に勉強してもらうために親としてどうすればいいのか悩みますよね。
実は、反抗期の息子をやる気にさせる方法があるんです。
本記事では、反抗期の息子へのNG行動と対策をご紹介します。
お子さんの心の中が見えず不安を感じているお母さんは、参考にしてくださいね。
勉強しない反抗期の息子への親のNG行動
勉強しない反抗期の息子にはどんな行動がNGなのでしょうか?
NG行動は主に3つです。
- 「勉強しなさい」と言う
- 周りの子供と比較する
- 子供を無理に変えようとする
詳しく説明します。
「勉強しなさい」と言う
勉強しなさいという一言は、逆効果になってしまうNG行為の一つです。
なぜなら、子どもの主体性を奪ってしまうからです。
勉強しようとしていたところに親から「勉強しなさい」と言われるとやる気がなくなってしまう経験は誰にでもあるはず。
「勉強しなさい」の言葉はできるだけ口にしないようにしましょう。
周りの子供と比較する
「〇〇君は部活も学校の成績もいいのに、あなたはなぜできないの?」
ついつい周りの子どもたちと比較してしまう行動も、親がやってしまいがちなNG行動です。
なぜなら、他の子と比較されることで子どもは自尊心を傷つけられ、親への不信感を募らせるからです。
私たち大人でも、他人と比較されたら嫌な思いをするはず。
自分がやられて嫌なことは、たとえ自分の子でもやってはいけません。
子どもは意固地になり歯向かうばかりですので、周りと比較することはやめましょう。
子供を無理に変えようとする
子どもを無理に変えようとする行為も、多くの親がやってしまうNG行動です。
子どもに無理やり勉強させたとしても、長続きはしません。
反抗期はとにかく親に「やれ」と言われるのを嫌うため、自分自身でやる気になってもらう必要があります。
落ち着いて時間がたち、自ら勉強できるようになるのを待ちましょう。
勉強しない反抗期の息子への対応方法
勉強しない反抗期の息子へはどのように対応すればよいでしょう。
- 褒めて自信を持たせる
- 息子の努力を認める
- 息子に自分で決めさせる
- 息子の話に共感する
詳しく説明します。
褒めて自信を持たせる
反抗期の子どもには、褒めて自信を持たせるのが有効です。
思春期は心の揺らぎも多く、少しのことで自信をなくし不安になってしまいます。
親や周りに諦められてしまうとさらに自信を無くし、勉強なんて意味がないと思ってしまうかもしれません。
何かを成し遂げたときは子どもの努力に共感し、理解したうえで褒めてあげましょう。
息子の努力を認める
親が子どもの努力を認めることはとても大切なことです。
努力を認めてあげることにより、自分が進めてきたことが間違っていなかったと認識できるからです。
親は子どもができることが当たり前だと思ってしまい、新たに努力したことが見えなくなってしまいがち。
やる気や自信を付けさせるためには、どんな小さな努力も認めてあげましょう。
息子に自分で決めさせる
自分のことは自分自身で決めさせましょう。
子どもは自分で決めることによって自我が芽生え、自分自身の考えを持つことができるようになるからです。
反抗期は早く自立し自由になりたいという思いが強く、自我を成長させるための大切な準備期間です。
勉強の必要性を十分に説明し理解してもらった上で、勉強をするかしないか、あるいはどのように勉強するかを自分で決めてもらいましょう。
息子の話に共感する
反抗期の子どもが何か伝えてきたときは、否定せずにまずは共感しましょう。
身近で唯一甘えられる存在の親だからこそ、どうしようもないイライラをぶつけて心のバランスをとっているからです。
勉強ができないことには、本人も不安や戸惑いを感じているはずです。
落ち着いて話を聞き、いつでも近くにいて力になることを伝え、支えてあげましょう。
反抗期の息子が勉強するようになった!【経験談】
反抗期の息子が勉強するようになった3つの経験談をご紹介します。
- 息子の高校受験に向けて見せた親の本気
- 親の頑張る姿を見せたら子どもが変わった
- 身近な人に助けを求め親も子も成長できた
息子の高校受験に向けて見せた親の本気
高校受験に向けた三者面談など、先生との話し合いの場ではいつも困っていました。
筆者の息子は中3になってもまったく進路が決まらず、勉強する様子もなかったからです。
自堕落な生活を続ける息子に小言を言うのにも疲れ切った私は、次の3つの条件を息子に提示しました。
- 高校へ行く行かないは自分で決めること
- 高校受験するならすべり止めなしの公立一本のみ
- 高校に行かずに生きていく覚悟ができたなら、中学校卒業と同時に家を出ること
ダラダラと生活してきた息子もさすがにマズいと思ったのか、高校受験を決めました。
親が本気を見せることも、時には必要でしょう。
親の頑張る姿を見せたら子どもが変わった
親が頑張る姿を見せるのも、子によっては効果的です。
スマホ片手に説教しても説得力などなく、まったく伝わりません。
本気で息子に勉強を促したいと思った時、筆者は「ならば私も」と、資格を取るべく一緒に勉強を始めることを決めました。
最初は馬鹿にしていた息子も気づけば志望校を決め、自ら勉強を始めるように。
親が一生懸命になれば、子どもに意思が伝わる場合もあります。
身近な人に助けを求め親も子も成長できた
親だけではどうにもならない時は、身近な人にアドバイスをもらうことも大切です。
一人で悩んでいても、解決策はなかなか見つかりません。
筆者が反抗期の息子に頭を痛めていたところ、筆者の弟が様子を知り相談に乗ってくれました。
筆者の弟は、息子からすると叔父さんです。
息子は、叔父さんという信頼できる相談相手ができたことで落ち着き始め、勉強をするようになり進路を真剣に考え始めました。
不安や心配を抱え込まず、誰かに相談するのも一つの手です。
まとめ
反抗期の息子が勉強しない時は子どもや自分を責めてしまいがちですが、反抗期は大人への通過点であり心と体の成長期でもあります。
本記事では、反抗期の息子に対する親のNG行動や対策を紹介しました。
本記事を参考に、無理のない範囲で反抗期の子どもに向き合ってあげてくださいね。
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