「主婦だけど、フルタイムで働きたい……」
そんなとき、どんな働き方が良いのかわからないと、不安になりますよね。
実は、主婦がフルタイムで働く場合、派遣として働く方法もあるのです。
本記事では、フルタイムの派遣として主婦が働くメリット・デメリットと、実際に派遣勤務をしたことがある主婦たちの体験談を紹介します。
派遣としてフルタイムで働こうか迷っている主婦の方や、パートや正社員との違いを知りたい方は、参考にしてくださいね。
主婦がフルタイムの派遣勤務をするメリット
主婦がフルタイムの派遣勤務をする場合には、どのようなメリットがあるのでしょうか?
主なメリットは、次の5つです。
- パートよりも高額な給与が期待できる
- パートよりも福利厚生が手厚い
- パートよりもキャリアアップを目指しやすい
- 正社員よりも勤務時間の融通がきく
- 派遣会社のサポートを受けられる
詳しく説明します。
パートよりも高額な給与が期待できる
主婦がフルタイムの派遣勤務をするメリットは、パートよりも高額な給与が期待できることです。
派遣の場合、急な人員の不足などから即戦力を期待して募集されることが多いからです。
たとえば、パソコンのスキルを持っていたり、社会人経験がある人を探したり。
また、派遣社員はボーナスも出ないため、その分時給を高く設定している派遣会社もあるようです。
フルタイムで働くと1ヶ月の労働時間も多くなるため、パートよりも高い給与がもらえることは大きなメリットとなります。
参考:ワクプレfit|派遣社員は時給が高いのは本当?アルバイトよりも高時給である3つの理由
パートよりも福利厚生が手厚い
次に主婦がフルタイムで派遣勤務するメリットとして、パートよりも福利厚生が手厚いことがあります。
派遣として勤務する場合、派遣先の福利厚生に左右されることなく、派遣会社の福利厚生を受けられるからです。
たとえば、派遣会社が定める有給休暇や育児休暇を取得できたり、健康診断を受けられたりします。
パートよりも福利厚生が手厚いことは、派遣で働く大きなメリットです。
パートよりもキャリアアップを目指しやすい
パートよりもキャリアアップを目指しやすいことも、主婦がフルタイムの派遣勤務をするメリットと言えます。
通常、パートの場合は企業からの評価となりますが、派遣の場合は派遣会社からの評価となるからです。
たとえば派遣先が合わなかった場合でも、派遣会社はそれだけで低い評価はぜず、逆に新しい派遣先を探したり変更してくれたりします。
また、研修制度が充実している派遣会社も多いため、無料で研修を受けるチャンスがあるところも。
キャリアアップを目指す主婦にとって、派遣での勤務は大きなメリットとなります。
正社員よりも勤務時間の融通がきく
正社員よりも勤務時間の融通がきくことも、主婦がフルタイムの派遣勤務をするメリットです。
派遣勤務の場合、勤務時間がきっちりと契約で定められています。
たとえば、正社員が「残業は当たり前」という空気であっても、派遣の場合は定時で退社できることがほとんどでしょう。
また、派遣は一般的に時給制なので、「1時間だけ早く上がりたい」などの相談に乗ってもらいやすいことも。
主婦業との両立を考えると、正社員よりも勤務時間の融通がきくことは、とてもメリットとなります。
派遣会社のサポートを受けられる
フルタイムで主婦が派遣勤務をするメリットとして、派遣会社のサポートを受けられることがあります。
派遣勤務をすると、派遣先とあなたの間には、派遣会社の担当さんがパイプ役として入るからです。
たとえば、職場のことで直接上司に言いにくいことがある場合でも、派遣会社を経由して相談ができます。
定期的に面談を行なっている派遣会社もあり、精神的にもサポートしてもらえるのは心強いですね。
主婦がフルタイムの派遣勤務をするデメリット
主婦がフルタイムの派遣勤務をする場合には、どのようなデメリットがあるのでしょうか?
主なデメリットは、次の3つです。
- 契約期間がある
- 正社員と比べて雇用が不安定
- 責任のある仕事を任せてもらいにくい
詳しく説明します。
契約期間がある
主婦がフルタイムの派遣勤務をするデメリットの一つ目は、契約期間があることです。
定年まで勤務できる正社員とは違い、派遣勤務では、勤務できる期間が決まっています。
派遣法では同じ勤務先に派遣されるのは最長3年までとされているため、3年経つと派遣としての勤務はできなくなるのです。
長く働きたい主婦にとっては、契約期間があることはデメリットと考えられます。
参考:Manpowerclip|派遣法の3年ルールとは?メリット、デメリット、契約を延長する方法
正社員と比べて雇用が不安定
主婦がフルタイムの派遣勤務をするデメリットの二つ目は、正社員と比べて雇用が不安定なことです。
派遣契約を続行できるかどうかは、あくまでも派遣先の都合次第だからです。
たとえば、人件費の削減を見直している企業の場合、正社員よりも先に派遣社員の契約を切ることになるでしょう。
安定して働きたいと考える主婦には、雇用が不安定なことはデメリットとなります。
責任のある仕事を任せてもらいにくい
主婦がフルタイムの派遣勤務をするデメリットの三つ目は、責任のある仕事を任せてもらいにくいことです。
派遣社員は足りない人員の補完である場合が多いため、責任のある仕事は回ってきません。
たとえば、書類の作成や一次チェックをすることはあっても、最終的なチェックや決裁をすることはほぼないでしょう。
また、大事な会議や出張なども、派遣社員の場合は参加しないことがほとんどです。
責任感のある仕事がしたい人にとって、責任のある仕事を任せてもらいにくいことは、デメリットになります。
フルタイムの派遣勤務をする主婦の体験談
実際にフルタイムの派遣勤務をする主婦の体験談を、4つ紹介します。
- 入社後もサポート制度が充実
- 未経験だった営業事務にチャレンジ
- 正社員との壁を感じる
- 定時で帰れることで習い事を始められた
それぞれ詳しく説明します。
入社後もサポート制度が充実
フルタイムで派遣勤務をしている筆者の体験です。
結婚後にフルタイムの派遣勤務をスタートさせた筆者は、仕事と家事の両立ができるかとても不安でした。
しかし、入社した後にも派遣会社の担当者が毎月必ず面談に来てくれて、仕事に対する不安や悩みも聞いてくれました。
主婦経験のある担当さんだったため、仕事のことだけでなく、家庭との両立がしやすいように働き方を一緒に考えてくれたんです。
おかげで筆者は無理なく仕事を続けられ、主婦業とも両立できています。
定時で帰れることで習い事を始められた
同じ派遣会社で働くTさんの体験です。
Tさんは子育てがひと段落したタイミングで働きに出たいと、初めて派遣登録をしたそうです。
Tさんは今まで正社員でしか働いたことがなかったため、雇用が不安定なことや契約期間があることに、最初は不安を感じていました。
しかし、定時で帰れることでプライベートを優先でき、習い事を始めたそうです。
オンとオフをしっかりと分けたことで、「生活にメリハリが出て楽しい」と話してくれました。
正社員との壁を感じる
派遣勤務をしている筆者の友人・Mさんの体験です。
自由な働き方を好むMさんは、派遣社員として、土日がお休みの事務職で働いています。
しかし、同じ部署に派遣社員はおらず、周りの正社員は残業や休日出勤をしているとのこと。
勤務時間や仕事内容が違うことで、正社員との間にどことなく壁を感じています。
特に休日明けの月曜日には、休日出勤の話で盛り上がる正社員の中に入れず、少し寂しい思いをしているそうです。
未経験だった営業事務にチャレンジ
派遣歴10年の主婦・かおりさんの体験談です。
当時かおりさんは、営業事務という職種は全くの未経験でした。
しかし、かおりさんの経歴を見た派遣会社のコーディネーターが勧めてくれたことで、営業事務として派遣で働き始めることに。
応募前に派遣会社の方が丁寧に仕事内容を教えてくれたことと、実際に働けるまでサポートしてくれたことで、スムーズに働くことができました。
かおりさんの周りの派遣スタッフも未経験からのスタートがほとんどだったので、安心して働けたそうです。
参考:派遣主婦のブログ|前職は関係ない!未経験の職種にチャレンジできる
まとめ
家事や育児をしながらフルタイムで働くことは、本当に大変ですよね。
なるべくなら効率よく、メリットの多いところで働きたいと思うのは当然です。
本記事では、フルタイムの派遣として主婦が働くメリット・デメリットと、実際に派遣勤務をしたことがある主婦たちの体験談を紹介しました。
派遣として働こうか迷っている主婦の方や、パートや正社員との違いを知りたい方は、参考にしてくださいね。
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