「いつの間にか扇風機にほこりがびっしり……」
暑い季節になると大活躍する扇風機ですが、使用頻度が高くなると、ほこりがたまりがちですよね。
実は、扇風機のほこりを効率よく取り除ける、便利な掃除法があるのです。
本記事では、扇風機のほこりの取り方について、分解できるタイプとできないタイプそれぞれの掃除法や裏ワザも紹介します。
扇風機の掃除法について気になる方は、ぜひ参考にしてくださいね。
【分解できるタイプ】扇風機のほこりの取り方
分解できるタイプの扇風機のほこりは、どのように取り除けばよいのでしょうか?
以下の手順で詳しく説明します。
- 必要なもの
- 手順1:掃除の準備をする
- 手順2:前面カバーを取り外す
- 手順3:ブレードを取り外す
- 手順4:後面カバーを外してモーター部分を掃除する
- 手順5:部品を洗浄し乾燥させる
- 手順6:再度組立てをして動作を確認する
必要なもの
分解できるタイプの扇風機のほこりを取るには、以下のものを準備すると便利です。
- ドライバー
- 柔らかい布
- 掃除用ブラシ
- 家庭用洗剤
- 新聞紙や古いシート
- 取扱説明書
手順1:掃除の準備をする
まず、ほこりを取り除く準備をし、安全を確認しましょう。
安全に作業をすすめるために、扇風機の電源を切り、プラグをコンセントから抜いておきます。
掃除を行う場所を確保して、新聞紙や古いシートを敷いておくと、周囲がほこりや水滴で汚れるのを防げます。
扇風機の取扱説明書を確認し、分解の手順や注意点を把握しておきましょう。
手順2:前面カバーを取り外す
次に、扇風機の前面カバーを取り外します。
一般的な扇風機の前面カバーはクリップやねじで固定されています。
クリップの場合は手で外し、ねじで固定されている場合には、ドライバーを使用してねじを外しましょう。
前面カバーに付着したほこりや汚れを、柔らかい布やブラシを使って軽く拭き取っておきます。
手順3:ブレードを取り外す
続いて、適切な道具を使ってブレード(羽根)を取り外します。
多くの扇風機のブレードは、ナットやロックピンで固定されています。
ナットで固定されている場合は手で回して緩め、ロックピンの場合は適切な道具を使用して慎重に外しましょう。
ブレードを取り外す際には、力を入れすぎず、ゆっくりと取り外すのがポイントです。
外したブレードに付着したほこりや汚れは、柔らかい布やブラシを使って軽く拭き取っておきましょう。
手順4:後面カバーを外してモーター部分を掃除する
ブレードを取り外した後は、後面カバーを外しましょう。
後面カバーもねじで固定されていることが多いため、ドライバーを使ってねじを外します。
カバーを取り外したらモーター部分が露出しますが、デリケートな部品が多いため直接水洗いするのは避けましょう。
代わりに、柔らかい布やブラシを使ってほこりを慎重に取り除きます。
手順5:部品を洗浄し乾燥させる
すべての部品を取り外したら、水洗いが可能なブレードやカバーがあれば、洗浄し乾燥させます。
手順2~4で取り外した部品で水洗いができるものは、洗剤を溶かしたぬるま湯に浸し、柔らかい布やスポンジなどで優しく洗います。
十分にすすいだ後、清潔な柔らかい布などで水気を取り除き、しっかり乾燥させましょう。
特にブレードやカバーは、完全に乾かさない状態で使用するとカビやサビ、故障の原因となるため注意が必要です。
自然乾燥が理想的ですが、急ぐ場合にはドライヤーの冷風を利用するのもおすすめです。
手順6:再度組立てをして動作を確認する
部品を十分に乾燥させたら、再び扇風機を組立て正常な動作を確認します。
分解した手順を逆にたどりながら、扇風機を再度組立てましょう。
まず、後面カバーを取りつけ、ねじをしっかりと締めます。
次に、乾燥させたブレードを元の位置に取りつけ、ナットやロックピンで固定しましょう。
最後に前面カバーを取りつけ、ねじやクリップでしっかりと固定します。
すべての部品が正しく取りつけられたら、扇風機のプラグをコンセントに差し込み、電源を入れて動作確認を行います。
異常な音や振動がないかをチェックし、正常に動作するのを確認できたら完了です。
【分解できないタイプ】扇風機のほこりの取り方
分解できないタイプの扇風機は、どのようにほこりを取り除けばよいのでしょうか?
以下の手順にわけて詳しく説明します。
- 必要なもの
- 手順1:掃除の準備をする
- 手順2:吸気口のほこりを取り除く
- 手順3:表面や細部を掃除する
- 手順4:仕上げ拭きと動作の確認をする
必要なもの
分解できないタイプの扇風機の掃除には、以下のものを準備するのがおすすめです。
- 柔らかい布
- 掃除用ブラシ
- 掃除機
- 新聞紙や古いシート
- エアダスター
手順1:掃除の準備をする
まず、分解できないタイプの扇風機のほこりを取るために、掃除の準備をしましょう。
掃除を始める前に、扇風機の電源を切り、プラグをコンセントから抜きます。
次に、必要な掃除道具を用意して、作業場所を確保します。
作業場所には、ほこりや汚れが周囲に広がるのを防ぐために、新聞紙や古いシートを敷いておくとよいでしょう。
手順2:吸気口のほこりを取り除く
次に、扇風機の吸気口にたまったほこりを取り除きます。
掃除機のノズルを使って、吸気口の表面や隙間にたまったほこりを吸い取りましょう。
掃除機が使えない場合には、柔らかいブラシでほこりを軽くはらうだけでも効果的です。
あらかじめ扇風機の吸気口にたまったほこりやゴミを取り除いておくことで、効率よく掃除できます。
手順3:表面や細部を掃除する
吸気口のほこりを取り除いた後は、扇風機表面や細部の掃除に移ります。
軽く湿らせた柔らかい布などで、扇風機の表面を優しく拭き取ります。
扇風機に水気が残ってしまうとカビやサビ、故障の原因になるため、布の水分はしっかり絞ってから使用しましょう。
さらにエアダスターを使用すると、扇風機のブレードの隙間に入り込んだほこりを効率よく取り除けます。
短い噴射で一箇所に集中しすぎないよう注意しながら、細部にたまったほこりを吹き飛ばしましょう。
ただし、周囲にほこりが飛び散るため、部屋を換気するか外で作業するのがおすすめです。
手順4:仕上げ拭きと動作の確認をする
最後に、扇風機の仕上げ拭きと動作確認を行います。
乾いた布を使って扇風機全体をもう一度拭き、残ったほこりや汚れを取り除きましょう。
掃除が終わったら、扇風機のプラグをコンセントに差し込み、電源を入れて動作の確認をします。
異常な音や振動がないかをチェックし、正常に動作することを確認したら完了です。
扇風機にほこりがつきにくくなる裏ワザ
ほこりを扇風機に寄せつけないようにするには、どのような裏ワザがあるのでしょうか?
扇風機にほこりがつきにくくするために、柔軟剤を使用するのがおすすめです。
柔軟剤には帯電防止効果があるため、ほこりが扇風機に付着しにくくなるのです。
まず、ぬるま湯1L程度を準備して、柔軟剤を小さじ1杯ほど入れて溶かします。
柔軟剤を溶かしたぬるま湯を布巾に染み込ませ固く絞って、乾いた羽根などの部品を拭いておきます。
ただし故障や事故を防ぐため、電気部分が濡れないように注意して、扇風機が完全に乾いている状態で行うことが大切です。
柔軟剤を使うと、ほこりがつきにくくなるだけでなく、扇風機から部屋全体に広がる心地よい香りも楽しめますよ。
定期的に柔軟剤を使って扇風機を拭いておくことが、ほこりの付着を減らせる裏ワザです。
参考サイト:100満ボルト
まとめ
夏に大活躍する扇風機は、ほこりがたまりやすく掃除が大変ですよね。
本記事では、扇風機のほこりの取り方について、分解できるタイプとできないタイプそれぞれの掃除法や裏ワザも紹介しました。
分解できる部品は取り外す、前もってほこりを取り除いておくなど、扇風機を効率よく掃除する方法や裏ワザがあります。
今回ご紹介した内容を参考に掃除をして、ほこりを寄せつけない、きれいな扇風機で暑い季節を乗り切りましょう。
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