お葬式から四十九日法要までの過ごし方は?してはいけないことはあるの?

 

「お葬式が終わった後も四十九日法要までどのように過ごしたらいいのか……」

お葬式に続いて、四十九日法要をどのようにすればいいのか、悩む人はいるのではないでしょうか。

本記事では、筆者の経験をもとに、お葬式から四十九日法要までの過ごし方やしてはいけないことを紹介します。

これからお葬式から四十九日法要を執り行う方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

四十九日とは

仏教では、故人が亡くなった日から49日目に行う法要の事を四十九日といいます。

人が亡くなったら7日ごとに極楽浄土へ行けるか否かの判断が下され、最後の判断が下るのが49日目と言われています。

 

四十九日法要の意味

四十九日は、「故人の次の世が決まる日」とされています。

また、四十九日をひとつの区切りとし、喪に服す期間が終わる「忌明け」となります。

遺族が普段どおりの生活に戻るためにも、四十九日法要は欠かせない法事なのです。

 

お葬式と四十九日法要の両方をやらなくちゃいけないの?

お葬式と四十九日法要の両方をやらなければいけないのでしょうか。

近年コロナ禍の影響で、お葬式や四十九日法要の形態に変化がみられています。

「一般的な葬儀」でも「通夜」と「葬儀」を1日で終わらせる「1日葬」を選び「初七日法要」も一緒に行うことも多くなりました。

2021年に入ってからは「四十九日法要」も一緒に行う事例が増えているといわれてます。

四十九日の法要は、必ず行わなければならないといったきまりはありません。

もし四十九日の法要をなしにするのであれば、1人で決めるのではなく、お墓のある寺院や家族に相談して決めましょう。

 

お葬式から四十九日法要までの流れ・過ごし方

お葬式から四十九日法要まで準備をしておくことが大切です。

四十九日法要までの流れ・過ごし方には、主に3つあります。

  • お葬式の1週間後
  • お葬式の1週間後以降
  • 四十九日法要当日

詳しく説明します。

 

お葬式の1週間後

お葬式の1週間後が初七日法要となります。

初七日法要は亡くなった日を含めて7日目に執り行いますが、現在では葬儀と同じ日に行うケースも多いようです。

筆者の父の葬儀でも、僧侶に葬儀の読経をしてもらったのち、初七日法要の読経もして同日に執り行いました。

本位牌の手配も欠かせません。

四十九日が終わるまでは、仮の位牌である白木位牌が使用されます。

表面に戒名・裏面に俗名を入れる本位牌は、亡くなった方を偲ぶために必要です。

直前になって慌てないよう早めに寺院や葬儀社に手配しておきましょう。

 

お葬式の1週間後以降

お葬式の1週間後以降は、毎日の供養が大切です。

四十九日が終わるまでは仮の祭壇に遺骨と位牌を安置し、お水とお線香を供えて手を合わせましょう。

 

四十九日法要当日

四十九日法要当日は、お寺のある寺院・セレモニーホールで法要を執り行うのが一般的です。

法要の流れは以下のとおりです。

会場に導師が入場し、読経します。

読経の合間に焼香が行われ、施主から血縁の濃い順に焼香をあげていきます。

読経と焼香が終了したら、導師の法話が行われ、四十九日の法要の説明や身のためになる話をしてくれるでしょう。

導師の法話のあと、最後に施主が挨拶をして四十九日の法要は閉式となります。

お墓が用意できている場合はそのまま納骨式とお墓参りに移行します。

筆者の父の四十九日法要でも、僧侶の法話の後、お墓に行き納骨式とお墓参りを行いました。

 

四十九日法要までの間にしてはいけないこと

四十九日法要までの間にしてはいけないことが主に2つあります。

  • 結婚式への出席や年賀状のやりとりなどの祝いごと
  • 旅行や引っ越しなどの派手なこと

詳しく説明します。

 

結婚式への出席や年賀状のやりとりなどの祝いごと

四十九日法要までの間にしてはいけないことの1つに、結婚式への出席や年賀状のやりとりなどの祝いごとがあります。

身内の人が亡くなることは「不幸」の象徴です。

また、四十九日の期間は亡くなった人のことを思い悲しんでいる期間です。

したがって、結婚式やお正月などのお祝いは避けたほうが良いでしょう。

喪中だと知らない人に、新年の挨拶を言われることがあるかもしれません。

その場合は「おはようございます」「こんにちわ」と普段通りの挨拶をかえすようにしましょう。

「身内が亡くなったので」ときちんと説明すれば失礼にはあたりません。

参考サイト:小さなお葬式

 

旅行や引っ越しなどの派手なこと

旅行や引っ越しなどの派手なことをしないことも、四十九日法要までの間にしてはいけないことの1つです。

なぜなら、他の人に「死」という穢れを運んでいかないように身を慎む期間だからです。

喪中の人が旅行すると災難に見舞われると考える地域もあるので、四十九日が終わるまでは旅行は控えた方が無難です。

また、四十九日のあいだは、亡くなった人の魂が家に残ると考えられています。

よほどの急用でないかぎりは、引越しの計画は延期し、故人とゆっくりお別れする時間を優先させましょう。

 

まとめ

お葬式から四十九日法要を迎えるにあたってどのような準備をすればよいのか分からず、悩むこともあるかもしれません。

本記事では、筆者の経験をもとに、お葬式から四十九日法要までの過ごし方やしてはいけないことを紹介しました。

故人だけでなく遺族にとっても大切な節目の法要を、悔いの無いようにしたいと思っている方は、ぜひ参考になさってください。

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