インフラツーリズムとは?魅力や全国でおすすめなインフラ施設を紹介

 

「最近よく話を聞く”インフラツーリズム”ってなんだろう?」

話題になっているものは、よくわからなくても興味を惹かれますよね。

本記事では、インフラツーリズムとは何かということや、その魅力と全国でおすすめのインフラ施設を紹介します。

インフラツーリズムに興味のある人やいつもと違う旅行先を考えている人は参考にしてくださいね。

 

インフラツーリズムとは

インフラツーリズムとは日本各地にある様々なインフラ施設の見学ツアーに行くことです。

インフラツーリズムには、私たちの知らない魅力がたくさんあるのです。

日本には、ダム・橋・港・トンネル・歴史的土木建築など様々な公共施設・インフラストラクチャーがあります。

公共施設を管理する国土交通省や自治体ではインフラツーリズムを推奨しているのです。

日々の生活を守り、役に立っている公共施設を観光資源と位置づけ、観光客を呼び込んでいます。

普段の生活では意識することのないインフラの裏側を知ることができ、全国で知名度と共に参加者が増えています。

(参考サイト インフラツーリズム魅力倍増プロジェクト

 

インフラツーリズムの魅力

実際に、観光としての「インフラツーリズムの魅力」とはどのようなものでしょうか。

インフラツーリズムには下記のような魅力があります。

  • 普段見られない施設の裏側が見られる
  • 非日常を味わえて刺激になる
  • 施設や地域の歴史を学べる
  • 親子で楽しめる
  • インフラ施設のダイナミックさを楽しめる
  • 日本の土木技術を体感できる

詳しく説明します。

 

普段見られない施設の裏側が見られる

インフラツーリズムの魅力は、普段見られない施設の裏側が見られることです。

なぜなら、インフラ施設の多くは普段は関連の職員しか立ち入れないからです。

インフラツーリズムで各施設の見学やツアーに申し込めば、普段は見られなかったり、立ち入れなかったりする裏側を見られます。

季節によっては特別な施設を体験できるなど、人気の企画になることも。

施設がフル稼働するときは、ツアーがキャンセルされることもあるので気をつけましょう。

 

非日常を味わえて刺激になる

非日常を味わえ、刺激になることもインフラツーリズムの魅力です。

インフラ施設の多くは、身近にありながらも、普段は気にせずに生活することが多いからです。

インフラツーリズムに参加すると、生活のすぐ側に巨大なインフラ設備があるとわかり、非日常を味わえます。

また、インフラがあるおかげで災害などから自分たちの生活が守られていることも実感でき、災害への備えなど気持ちを新たにできるのです。

 

施設や地域の歴史を学べる

インフラツーリズムの魅力は施設や地域の歴史を学べることです。

大規模なインフラ施設が作られた場所は、元々は水害・土砂崩れ・地すべりなどが発生しやすい場所です。

インフラツーリズムに行くと以下のような施設や地域の歴史が学べます。

  • 地域の災害の歴史や規模
  • インフラが作られた目的
  • インフラが作られた前後の災害の変遷
  • 今後の災害に向けた対策や拡張計画など

インフラ施設のおかげで以前のような大きな災害に遭わず、生活できることが実感できます。

 

親子で楽しめる

親子で楽しめることもインフラツーリズムの魅力です。

巨大なインフラ施設は危険な場所が多くありますが、ツアーでは子どもでも行ける場所が多く用意されています。

インフラツーリズムに参加すれば生活の身近にあるインフラ施設を親子で学び、楽しめるのです。

子どもの年齢によっては、長期休みの自由課題に使えることも。

ツアーによっては子どもの年齢制限や身長制限などがあるので、申し込みの際には注意しましょう。

 

インフラ施設のダイナミックさを楽しめる

インフラツーリズムの魅力は、インフラ施設のダイナミックさを楽しめることです。

巨大な施設には、大きな柱が何本も立っている光景や間近で施設が稼働しているのを見られます。

インフラ施設では写真を撮れる場所もあるため、人間と施設の比較ができます。

ダイナミックな写真を撮ってSNSで共有することを目的にインフラ施設に訪れる人もいるほどです。

 

日本の土木技術を体感できる

日本の土木技術を体感できることもインフラツーリズムの魅力です。

日本は自然が豊かと言われます。

しかし、裏を返せば自然災害が多いことを意味し、そのため土木技術が発展してきました。

現代でも日本の土木技術は世界一と呼ばれるほどです。

外国からの観光客の参加もできるツアーがあるインフラ施設も多くあります。

日本のような災害のない国の人たちにとっては、日本の土木技術を体感できると人気です。

 

全国でおすすめなインフラ施設を紹介

日本には、どんなインフラ施設があるのでしょう?

全国でおすすめなインフラ施設を紹介します

  • 北海道 知床横断道路
  • 青森県 津軽ダム
  • 埼玉県 水循環センター
  • 香川県 瀬戸大橋
  • 大阪府 亀の瀬地すべり
  • 埼玉県 首都圏外かく放水路
  • 富山県 立山砂防

参考にしてくださいね。

 

北海道 知床横断道路

北海道の知床横断道路は、年に1回の除雪作業と現れる雪の壁で有名なインフラ施設です。

知床横断道路は、世界自然遺産に登録されている知床を横断する道路です。

冬の期間は厳しい寒気と雪のため、横断道路は春まで閉鎖されてしまいます。

そのため、知床横断道路の年1回のダイナミックな除雪作業は春を告げる風物詩となりました。

除雪作業で現れる人の背丈を遥かに超える雪の壁も有名です。

(参考サイト 北海道 知床横断道路

 

青森県 津軽ダム

青森県の津軽ダムは、既存の目屋ダムの約60m下流に建設された全国的にも珍しい再開発コンクリートダムです。

津軽ダム周辺では、ダムパークや展示室などがあり散策ができるだけでなく、事前申し込みで堤体内も見学ができます。

津軽ダム建設でできた津軽白神湖では水陸両用バスでのツアーが実施されています。

世界自然遺産に登録されている白神山地が近いため、ダムと周辺の自然景観を楽しめるのです。

(参考サイト 青森県 津軽ダム

 

埼玉県 水循環センター

埼玉県にある水循環センターは埼玉県内5か所にある下水処理施設です。

下水を処理するために巨大な施設が集まっていて、大人も子どもも参加できる見学コースが設定されています。

水循環センターのツアーに参加することで、下水がどのように処理されるかを学べるだけでなく、水を大切にする環境への配慮も学べます。

(参考サイト 埼玉県 水循環センター

 

香川県 瀬戸大橋

香川県の瀬戸大橋は、世界最大級の道路と鉄道の併用橋です。

建設におよそ10年かかった瀬戸大橋は、潮流・台風・地震・複雑な地質などを克服した日本の土木技術を体感できます。

瀬戸大橋で実施されるツアーでは、普段は立ち入れない橋の内部や管理用通路などに入れ、タイミングが合えば橋を走る電車を見られることも。

海抜175mの塔の上にも登れるため、参加者は中学生以上など制限がありますが、絶景とダイナミックさを楽しめます。

(参考サイト 香川県 瀬戸大橋:)

 

大阪府 亀の瀬地すべり

大阪府の亀の瀬地すべりは、地下に大規模施設をもつ地すべり対策のインフラ施設です。

亀の瀬は、万葉集にも「畏(かしこ)の坂」として登場するくらい地すべりで恐れられてきました。

地すべりの発生は4万年以上前から続いているとも。

地すべりを止めるため地下に杭を打ち、排水トンネルを設置しています。

地上からでは見ることのできない、地下探検を味わえます。

(参考サイト 大阪府 亀の瀬地すべり

 

埼玉県 首都圏外かく放水路

埼玉県の首都圏外かく放水路は、通称「地下神殿」と呼ばれる水害対策の世界最大級の地下河川と調整池です。

地下神殿と呼ばれる理由は、地下の調整池に何本もの巨大な柱が立っていて、神殿のような厳かな雰囲気を感じられるからです。

「ジャパンツーリズムアワード2019」を受賞するなど、インフラツーリズムに力を入れています。

(参考サイト 埼玉県 首都圏外かく放水路

 

富山県 立山砂防

富山県の立山砂防は、立山カルデラで度々発生する土砂崩れを防ぐための施設です。

国の重要文化財に指定されている白岩砂防堰堤を含んでおり、立山のもう一つの顔です。

立山カルデラのツアーでは普段は入れない困難な場所を専門の解説員が案内してくれます。

立山といえばトロッコ列車が有名ですが、現在も砂防工事に活躍する立山砂防のシンボルの1つとなっています。

(参考サイト 富山県 立山砂防

 

まとめ

インフラツーリズムは全国的に話題になり、ひと味違った体験ができると人気が高まりつつある新しい体験型の観光です。

本記事ではインフラツーリズムとは何かということや、その魅力と全国でおすすめのインフラ施設を紹介しました。

いつもと違う旅行先を考えている人は、本記事を参考にインフラツーリズムを体験してみてくださいね。

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