誰にもいつかは必ず訪れる「死」
ふだんの生活の中で死を意識することはそう多くはないですが、実際に親族が亡くなれば葬儀が執り行われます。
そんな時、お葬式に必要なものがわからないと悩みますよね。
本記事では、親族の葬儀に参列する時の持ち物と服装のマナーを解説します。
お葬式に参列する時の必要な物で悩んでいる方は、参考にしてください。
親族のお葬式で必要なもの
親族のお葬式で必要なものとは何があるでしょう?
主に5つあります。
- 黒のバッグ
- 黒か白のハンカチ
- 数珠
- 香典
- 袱紗
詳しく説明します。
黒のバッグ
親族のお葬式に必要なものとして最初にあげられるのは、黒のバッグです。
男性はカバンを持たない方が多く、必要な物はポケットに入れて参列することが一般的です。
葬儀にバッグを持っていく場合は、セカンドバッグなどのコンパクトなものを選びましょう。
女性はカバンの素材は布製の黒無地で、ファスナーや留め金など金具が付いていないものを選ぶのが無難です。
皮製品など動物の皮は殺生を連想させるので避けましょう。
荷物が多い場合は、ショルダーバッグや大きいバッグは使わずに、葬儀用のサブバッグを用意することをおすすめします。
参考サイト:よりそうお葬式
黒か白のハンカチ
黒か白のハンカチは、親族のお葬式で必要なもののひとつです。
お葬式は涙を流す場合があり、ハンカチを使うことが多いからです。
お通夜や告別式は故人を偲び見送る場なので、泣いてしまうことがあります。
黒でも白でも無地のハンカチが好ましいとされています。
布の色と同色で目立たないレースや刺繍が施されているものは使用できますが、柄・ラメなどの装飾やシルク素材のものは葬儀では使用できないので注意しましょう。
参考サイト:小さなお葬式 (osohshiki.jp)
数珠
親族のお葬式で必要なもの数珠です。
数珠は、お焼香の時に使います。
仏前で手を合わせる際、左手にかけた数珠に右手を添える方法。
数珠の輪の中に右手と左手の親指を除く指を入れ、親指で挟むようにして手を合わせる方法です。
仏教の世界では、左手が仏の世界を表すと言われてます。
基本的に房を下に垂れるように左手にかけ、親指で押さえるようにして持ちましょう。
数珠は念仏を唱える時に使う法具ですが、身につけるだけで厄除けになると言われています。
数珠には本式数珠と略式数珠があり、本式数珠は宗派のものがあり、108個の玉数からなる格式の高い数珠です。
略式数珠は宗派を問わずに使えるので、汎用性が高いので、購入するのを迷ったときは略式数珠を用意しておくといいでしょう。
数珠には男女兼用がありません。
男性は10㎜以上・女性は8㎜以下が一般的なので覚えておくと便利です。
参考サイト: 葬儀会館【ティア】 (tear.co.jp)
香典
香典は親族のお葬式で必要なもののひとつです。
「香典」とは、線香や花の代わりに故人の霊前に供えるお金のことで、香料とも言います。
香典は、訃報を受けた後、香典袋に入れて持参して受付で渡しましょう。
香典袋は、白黒結びきりの水引を使用します。
香典の金額は故人とのお付き合いや自分の年齢によって異なるのです。
ただし、一度出した香典が少なかったからと改めて用意することは、不幸が重なるということでやってはいけない行為なので注意しましょう。
参考サイト:よりそうお葬式
袱紗
親族のお葬式で必要なものは袱紗です。
香典を用意したら、袋が折れたり汚れたりしないように、袱紗に包んで会場まで持っていきます。
香典は、会場について受付で渡す直前に袱紗から出してください。
袱紗に包んだまま香典を渡すのは、不幸を渡すことと同義だとされているので注意しましょう。
親族のお葬式の際の服装マナー
親族のお葬式の際の服装マナーにはどのようなルールがあるでしょうか?
基本的には黒のフォーマルな服装であれば問題はありません。
- 男性の服装
- 女性の服装
- 子どもの服装
それぞれ詳しく説明します。
男性の服装
親族のお葬式の際、男性は礼服を着ます。
礼装のうち、通夜や葬儀・告別式に参列するために着る服装は喪服です。
喪服の色は、黒が一般的で、できるだけ目立たない服装を心がけます。
ワイシャツは白、ネクタイ・靴下すべて黒で揃えましょう。
靴やベルトも黒で揃えますが、エナメルなどの光沢のあるものは控えることをおすすめします。
黒のビジネススーツを葬儀で着るのはマナー違反です。
男性の喪服で使われるブラックスーツは、昼夜天候にかかわりなく光沢がない深い黒の喪服であるように作られています。
黒のビジネススーツで参列すると、周囲の喪服の方々に比べて服装に違和感を生じ、平服だとわかってしまうのです。
急な訃報にあわてないように、喪服の準備を心がけておきましょう。
参考サイト:小さなお葬式
女性の服装
親族のお葬式の際、女性は礼服を着ます。
女性の礼服は男性と異なるさまざま形がありますが、黒色の服装、膝下丈のスカートを選びましょう。
小物で注意したいポイントが3つあります。
- 髪留めは装飾の無い黒いもの
- ストッキングは黒
- ネックレスは一連のパール
メイクは、濃い色の口紅・ポイントメイクは避け、ナチュラルな色合いやリップクリームを使うことをおすすめです。
参考サイト:小さなお葬式
子どもの服装
親族のお葬式の際、子どもは黒系の服を選びましょう。
学生・幼稚園・保育園に通っている場合は制服があれば制服を着用します。
制服がない場合は、上下黒または白のブラウスに黒のパンツ、黒の靴下などモノトーンの服装がおすすめです。
参考サイト:小さなお葬式
まとめ
ふだんの生活の中で死を意識することはそう多くはないですが、実際に親族が亡くなれば葬儀が執り行われますよね。
そんな時、お葬式に必要なものがわからないと悩みます。
本記事では、親族の葬儀に参列する時の持ち物と服装のマナーを解説しました。
お葬式に参列する時の事で悩んでいる方は、参考にしてください。
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