「自分軸のある子供に育てたい!」
そんな時、親としては、どうしたら子供の自分軸が育つのか悩みますよね。
本記事では、自分軸のある子供に育てるために、自分軸を育てる6つのことと親のやるべきことをお伝えします。
子供が自分軸を持てるように育ててあげたい方や、自分軸について気になる方は、ぜひ参考にしてください。
子供の自分軸を育てる方法
子供の自分軸を育てるためには、どうすれば良いのでしょうか?
主な方法が6つあります。
- 子供の話を肯定して聞く
- 子供に決めさせる
- 根拠のない自信をつけてあげる
- 他の子供と比較しない
- ありのままを受け入れる
- 子供を信じる
詳しく説明します。
子供の話を肯定して聞く
子供の自分軸を育てるためには、子供の話を肯定してよく聞いてあげましょう。
子供は無条件に話を聞いてもらえることで、安心感や落ち着き、自分が認められた喜びを感じます。
子供の話を否定せず、肯定して聞いてあげることが大切なポイントです。
否定をしてしまうと、「どうせ分かってもらえない」と話をしてくれなくなることも。
子供の自分軸を育てるためには、まず無条件に寄り添い話を聞いてあげましょう。
子供に決めさせる
子供の自分軸を育てるために、できる限り子供自身に決めさせるようにしましょう。
物事を自分で決めることができる「自己決定感」を育むことが、自分軸を持つことにつながります。
「何の遊びをしたいのか」「どの服が着たいか」など、日常生活の中で、できる限りのことを子供自身に決めさせてあげましょう。
注意したいのは、子供の意見を決して否定しないことです。
親から見ると間違っている意見でも、危険がないことならば優しくアドバイスをする程度にして、後は子供の判断に任せてしまいましょう。
もし失敗してしまったとしても、自分で決めたことなら経験から学びとることも多いはずですよ。
根拠のない自信をつけてあげる
根拠のない自信をつけてあげることが、子供の自分軸を育てることにつながります。
根拠のない自信があれば、自分を信じられるので、自分が決めたことにも自信が持てます。
「テストでいい点が取れたから」「かけっこで一等賞になったから」などでなく、理由や根拠がないのが大切なポイントです。
「あなたがいるだけでいい」と子供の存在を絶対的なものとして認めてあげるように接しましょう。
根拠のない自信があれば、自分軸を持って自分からチャレンジできる子供に育つはずですよ。
他の子供と比較しない
子供の自分軸を育てるために、他の子供と比較しないようにしましょう。
親が他の子供と比較していると、子供も他者を判断の基準にしてしまいます。
比較すると優劣が生まれ、「あの子よりできているから大丈夫」と安心したり、「あの子よりできていない」と卑下してしまったりするのです。
他の子との比較ではなく、子供自身の過去と今を比較して、できるようになったことなどを褒めてあげましょう。
ありのままを受け入れる
子供の自分軸を育てるために、ありのままを受け入れてあげるようにしましょう。
ありのままを受け入れることで、子供は「自分は認められている」と感じて心が満たされます。
心が満たされると、「自分はこのままでいいんだ」と安心感を持ち、子供も自分自身を認められるのです。
自分を信じて安心できると、どんどん自分軸が育つようになりますよ。
子供を信じる
子供を信じることが、自分軸を育ててあげることにつながります。
親に信じてもらい安心感を持つと、子供も親を信じられます。
一番身近な存在である親に信じてもらい信頼関係を築けると、自分自身のことも信じられるようになるのです。
友達や周りの人のことも受け入れ、他者とも良好な信頼関係が築けるようになります。
まずは親が子供を信じて、しっかりとした自分軸を育ててあげましょう。
子供の自分軸が育つとどうなる?
子供が自分軸を持てると、次のようなことができるようになります。
- 自分で考え自分で決定できるようになる
- 自己肯定感が高くなる
詳しく説明します。
自分で考え自分で決定できるようになる
子供の自分軸が育つと、自分で考え自分で決定できるようになります。
自分軸を持てると、自分が考えていることや決めることに対して自信が持てるのです。
自信があれば「うまくいくような気がする」と、子供は自分の決定を信じられます。
もしうまくいかなかったとしても自分で決めたことならば、トライアンドエラーをくり返して成長の糧にできるでしょう。
自己肯定感が高くなる
子供が自分軸を持てると、自己肯定感が高くなっていきます。
自分の考えや判断に自信を持てるので、うまくいった場合には大きな達成感を得られるからです。
うまくいかなかったとしても、自分で判断したことや一生懸命やったことに対して、過程を自分で誇れれば自己肯定感が高められます。
しっかりとした自分軸が持てると、さまざまな経験を通して、自己肯定感はどんどん高まっていくでしょう。
まずは親が自分軸で生きることが大切!親が自分軸で判断できるようにするためには?
子供の自分軸を育てるためには、まずは親が自分軸で生きることが大切です。
親が自分軸で判断できるようにするためには、どうすれば良いのでしょうか?
主に次の4つを心がけましょう。
- ありのままの自分を認める
- 他人の価値観は決して正解ではないという考えを持つ
- 自分がどうしたいかを優先する
- 関心があること・興味があることだけやってみる
詳しく説明します。
ありのままの自分を認める
親が自分軸で判断できるようにするために、ありのままの自分を認めることが大切です。
「自分軸を持たなければ」とがんばりすぎると、完璧を求めて「できていないところ探し」を始めてしまいがちです。
できていないところ探しは、自分自身を追い込んで自分軸から遠ざかってしまいます。
自信が持てなくても失敗をしたとしても、まずは、ありのままの自分にオッケーを出すことから始めましょう。
他人の価値観は決して正解ではないという考えを持つ
親が自分軸で判断できるようにするために、他人の価値観は必ずしも正解ではないという考えを持ちましょう。
他人の価値観を気にしていたり優先させていたりすると、自分の意見を見失ってしまいます。
「人は人、自分は自分」と意識することで、他人に影響されにくくなり自分軸で判断しやすくなります。
他人の価値観は正解でも不正解でもなく、自分とは違うその人自身の価値観です。
人と自分を切り離して考えられると、子供に対しても、自分と違う一人の人間として尊重して接することができますよ。
自分がどうしたいかを優先する
親が自分軸で判断できるようにするためには、自分がどうしたいかを優先するようにしましょう。
他人の顔色を伺ったり、周りの評価を気にしたりして意見を変えていると、自分軸からは遠ざかってしまいます。
「自分はどうしたいか」という考えの元で判断して行動に移しましょう。
自分の気持ちを優先させて判断することをくり返すと、自分ファーストで考える癖が身に付いていきます。
関心があること・興味があることだけやってみる
関心があること・興味があることだけやってみることで、親も自分軸で判断ができるようになります。
自分の関心や興味を大切にして実際にやってみることで、感情や達成感を確認でき、自分自身を理解してあげられます。
自分を理解し認めて自信を持つことが、正しく自分軸で判断することにつながるのです。
子供の興味や関心も大切にして応援できるようになり、自分軸を育ててあげることにもつながりますよ。
まとめ
子供の自分軸を育てるために、親はどうすれば良いのか悩みますよね。
本記事では、自分軸のある子供に育てるために、自分軸を育てる6つのことと親のやるべきことをお伝えしました。
子供を尊重し、ありのままを受け入れて信じてあげることが、自分軸を育てることにつながります。
また、親自身が自分軸で生きていれば、自然に子供の自分軸が育つものです。
本記事を参考に、子供の自分軸と親自身の自分軸を心豊かに育んでくださいね。
(参考文献:子育てベスト100──「最先端の新常識×子どもに一番大事なこと」が1冊で全部丸わかり)
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