「イヤイヤ期の子どもにイライラしてしまう自分が嫌だ……!」
イヤイヤ期の子どもと接していると、イライラしがちで困ってしまいますよね。
実は、イヤイヤ期は子どもの気持ちを大事にしてあげると、穏やかに過ごしやすいんです。
本記事では、イヤイヤ期の子どもにイライラするときの対処法や、イライラしないコツを紹介します。
子どものイヤイヤ期で疲れたり悩んだりしている方は、参考にしてくださいね。
イヤイヤ期ってどんな時期?
そもそもイヤイヤ期とは、どんな時期なのでしょうか?
イヤイヤ期は、自我が芽生えて「自分でしたい」という気持ちがうまれる時期で、成長の証と考えられています。
たとえば、親にご飯を食べさせてもらっていたのが、自分と他人との区別ができるようになり「自分でやってみたい」と感じる時期です。
とはいえ、初めからうまくできるわけもなく、もどかしさを感じて苛立ってしまう時期でもあります。
大人であれば、苛立った気持ちを言葉にしたり気分転換したりして対処できますよね。
しかし、脳の発達がまだ未熟な小さな子どもは、怒りやもどかしさを感情のままに爆発させてしまうのです。
やりたいのにできないもどかしい状態がイヤイヤ期の正体であり、子供の成長に欠かせない大切な時期でもあります。
【体験談】イヤイヤ期の子どもにイライラしたときの対処法
イヤイヤ期の子どもにイライラしたとき、どのように対処すれば良いのでしょうか?
子だくさんな筆者が乗り越えてきた、我が子のイヤイヤ期でのリアルな体験談を紹介します。
- 子どもの意志を尊重してサポートをする
- 選択肢を作って子どもに選んでもらう
- 一拍おいて気分を変える
- 時間にゆとりをもつ
- 合格の最低ラインを決めておく
- 子どもの気持ちに共感する
h3子どもの意志を尊重してサポートをする
ご飯を食べずに遊んでいるイヤイヤ期の我が子(2歳)に、ご飯を食べさせるのに苦労した筆者の体験談です。
子どもを見ていると、自分でフォークやスプーンを使って食べたいけど、うまくできないようでした。
お腹が空いて、さらに機嫌が悪くなることも。
影武者になったつもりで、子どもが自分でスプーンを口に運んだタイミングで、横からそっと食べさせると静かに食べてくれました。
選択肢を作って子どもに選んでもらう
イヤイヤ期の筆者の子ども(2歳)が、服を着てくれなくて困ってしまったエピソードです。
服を着せようとしても嫌がるので、着やすい服を2セット用意して子どもに選んでもらうことにしました。
子どもが自分で着ようとするので筆者は見守り、服の後ろと前が反対になっていても気にしませんでした。
トイレなど別のタイミングでなおせば良いと考え、まずは、子どもが自分で着替えられたことを一緒に喜んだのです。
自分でやりたい気持ちが尊重されれば、スムーズに着替えられるようでした。
一拍おいて気分を変える
筆者の長女が2歳くらいのイヤイヤ期で、出かけるときに娘が靴を履かず、筆者がイラッとしたときの対処法です。
筆者が娘に靴を履かせるときに嫌がり、娘の前に靴を3足並べて「どれにする?」と聞いても、選ぶ気配がありませんでした。
仕方がないので「あと10秒数えたら行くけど、どうする?」と言って、子どもに考えてもらうようにしたのです。
急かしたくなる気持ちを抑えて数を数えると、お互いに落ち着く時間にもなります。
数えている途中で娘の気分が変わり、自分から靴を履いて満足そうにすることも。
毎回うまくいくとは限りませんが、子どもにもタイミングがあるのだと思いました。
時間にゆとりをもつ
筆者の子ども達がイヤイヤ期で泣き叫んで動かず、困ってしまったときの体験です。
筆者は時間に追われると焦ってイライラすることが多かったので、早めの行動を心がけるようにしました。
1人なら30分で終わる買い物でも、子ども達が一緒の場合、1時間以上かかることも珍しくありません。
何をするにも何倍もの時間と労力が必要ですが、時間にゆとりがあると突然のイヤイヤにも対処できます。
合格の最低ラインを決めておく
イヤイヤ期の筆者の子ども達が、遊びに行っても帰りたがらず、なかなか家までたどり着かなかったときのエピソードです。
遊びに行っても「帰りたくない!」と駄々をこねる時は、「ご飯は予約炊飯しているからなんとかなる」と考えていました。
ご飯があれば、お惣菜やインスタント食品などで簡単に体裁が整います。
完璧をめざすのではなく、「最低ここまでできれば合格」というラインを決めておくと、気持ちが楽です。
実際に、完璧な100点満点を目指すのではなく、60点を合格点にしても問題ありませんでした。
子どもの気持ちに共感する
イヤイヤ期の筆者の子ども(2歳)が、何をしても泣き止まずに困ってしまったときの話です。
イヤとかダメとか言う背景には、子どもなりの理由がある場合が多いようでした。
なので子どもの気持ちを観察し、「今はこんな気持ちなんだね」と代弁して共感することにしてみたのです。
子どもの気持ちを理解したうえで、筆者の都合や気持ちなど、子どもの気持ちに沿えない理由も伝えました。
共感が子どもの安心につながり、少しずつ気持ちを言葉で表せるようになったと思います。
一方的に大人の都合を押し付けるのではなく、対等に話すと良いですね。
イヤイヤ期の子どもにイライラしないコツ
イヤイヤ期の子どもにイライラしないために、どのようなコツがあるのでしょうか?
イライラしないでうまく乗り切るコツは、主に3つあります。
- 成長の証だと考える
- ほかの子どもと比べない
- ゆとりのあるスケジュールを心がける
詳しく説明します。
成長の証だと考える
イヤイヤ期の子どもにイライラしないコツは、成長の証だと考えることです。
なぜなら、イヤイヤ期は実際に子どもの成長にとって欠かせない現象だからです。
親からされるがままではなく、自分でやってみたい気持ちが出始めてきたからこそのイヤイラ期。
やりたいのに思うようにいかなくて、子どもが悔しい気持ちをうまく表現できていないことももちろんあります。
手がかかって大変な時期だと捉えるのではなく、「こうしたい」という自発的な気持ちが芽生え始めていると考えれば、あたたかい心で見守れるはずです。
ほかの子どもと比べない
イヤイヤ期の子どもにイライラしないためには、ほかの子どもと比べないことも大切です。
ほかの子どもと比べてしまうと、我が子のネガティブな部分に目がいきがちです。
ポジティブな部分を見落としてしまい、余計にイライラしてしまうことも。
また、ほかの子どもと比べられると、子ども自身の自己肯定感も下がってしまいます。
どんなにツラい1日でも、親は子どもの寝顔を見れば癒されますよね。
子育ての大変な時期は永遠に続くものではないので、ほかの子どもと比べずに、しっかりと今の我が子を見ましょう。
ゆとりのあるスケジュールを心がける
スケジュールを調整するときに、ゆとりのある時間配分を心がけると、落ち着いて対処ができます。
逆に、時間に追われて焦っているとイライラしがちです。
子どもが泣いて動かなくても、スケジュールにゆとりがあれば冷静に対応ができるものです。
また、親がイライラすると、子どもも不安になって落ち着きません。
親にとっても子どもにとっても好ましい状況を作れるよう、時間にゆとりを持って行動するようにしましょう。
まとめ
イヤイヤ期の子どもと接していると、イライラして困ってしまいますよね。
実は、イヤイヤ期は子どもの気持ちを大事にしてあげると、穏やかに過ごしやすいんです。
本記事では、イヤイヤ期の子どもにイライラするときの対処法やイライラしないコツを紹介しました。
子どものイヤイヤ期で疲れたり悩んだりしている方は、参考にしてくださいね。
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