老犬(シニア犬)にも散歩は必要!散歩量の目安や注意点を紹介

 

「シニア犬にも散歩って必要なのかな」

必要ならば理由や散歩量の目安を知りたいですよね。

実は、シニア犬にも散歩は必要だといわれています。

本記事では、シニア犬にも散歩が必要な理由と、散歩量の目安や注意点についてご紹介します。

愛犬にいつまでも元気でいてもらうため、散歩の必要性や目安を知りたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。

 

シニア犬に散歩が必要な理由

シニア犬に散歩は必要なのでしょうか?

以下のような理由により、シニア犬にも散歩は必要であるといわれています。

  • 足腰が弱るのを防げる
  • ストレス解消になる
  • 病気の予防になる

詳しく説明します。

 

足腰が弱るのを防げる

シニア犬にも散歩が必要な理由の1つに、足腰が弱るのを防げるからということがあります。

室内など限られた中で過ごしていると、運動不足になる可能性があるのです。

運動しなくなると、足腰や関節が弱って立てなくなったり歩けなくなったりする恐れがあります。

すると、ますます老化に拍車がかかります。

シニア犬にも適度な散歩は足腰が弱るのを防げる良い運動になるでしょう。

 

ストレス解消になる

シニア犬にも散歩が必要なのは、ストレスの解消にもなるからです。

犬にとっての散歩は、運動だけではなく、色々な匂いを嗅いで情報収集をするためです。

ずっと室内にいるばかりではストレスが溜まってしまいます。

外に出て気分転換し、情報収集して好奇心を刺激すると、精神的な健康にも役立ちます。

シニアになっても、散歩によってストレスを発散させ、心と体の健康寿命を延ばして長生きさせたいですね。

 

病気の予防になる

病気の予防になるのも、シニア犬に散歩が必要な理由です。

ずっと室内で過ごしていて運動不足が続くと肥満につながります。

肥満はあらゆる病気の元ともいわれます。

散歩をさせることで、運動不足やストレス解消になって病気予防になるのです。

また、室内とは違った刺激が得られて、認知機能の維持や向上にもつながります。

散歩に出て歩けば、肥満が原因となる糖尿病の予防や関節の衰えにも有効です。

好奇心を刺激して、認知症の予防にもなるでしょう。

 

シニア犬に適切な散歩の量とは?

シニア犬にも散歩は必要だと分かりましたが、どの程度散歩をさせたら良いのでしょうか。

シニアになると、若いときのように疲れ知らずとはいきません。

散歩中もすぐに疲れて立ち止まったり、歩くのを嫌がったりします。

愛犬が疲れた様子を見せ始めたら、散歩にかける時間を見直してみましょう。

例えば、1日2回30分から1時間かけていた散歩を、1回10分目安に2〜3回に分けて連れて行くなどとします。

生活環境により、何度も散歩に連れて行くのが難しい場合もあるでしょう。

30分や1時間の長めの散歩中、何回か抱っこをしてあげるのも1つの方法です。

犬用のカートを利用するのもおすすめです。

 

シニア犬の散歩の注意点

シニア犬の散歩の注意点は何があるでしょうか?

散歩をさせるにあたり、以下のように注意しなければならない点が3つあります。

  • 暑さや寒さに配慮する
  • 体調が悪そうなときは無理に連れて行かない
  • 首輪ではなくハーネスを使う

詳しく説明します。

 

暑さや寒さに配慮する

シニア犬を散歩させるには、暑さや寒さに配慮する必要があります。

シニアになると、体温調節がうまくできなくなるからです。

犬にとって、夏場の気温の高い時間は、アスファルトなど道路が高温になるため大変危険です。

アスファルトの熱さで肉球のヤケドや熱中症になるリスクが高まります。

また、冬場の寒さにも注意が必要です。

人間同様、暖かい室内から寒い屋外へ出ると心臓に負担がかかるからです。

あまりに気温の低い早朝や夜の散歩は避け、日が出ている穏やかな昼間の時間帯を選ぶようにしましょう。

 

体調が悪そうなときは無理に連れて行かない

体調が悪そうなときは無理に連れて行かないことも、シニア犬の散歩の注意点の1つです。

シニア犬は、日によっても体調に変化があります。

「何だかいつもと様子が違う」とか「あんまり体調が良くなさそう」と感じた日には、無理に散歩に連れ出すのは控えましょう。

愛犬の状態に合わせて散歩の時間を短縮したり、コースを緩やかなものに変えてあげたりすることをおすすめします。

 

首輪ではなくハーネスを使う

シニア犬の散歩の注意点として、首輪ではなくハーネスを使うことをおすすめします。

老化によって足腰が弱ると、思いかけず転倒してケガをする可能性があります。

転倒した場合、飼い主さんがしっかりと愛犬の体を支えてあげられると良いですよね。

万が一愛犬が転倒しても、ハーネスを付けていることで体を起こす際のサポートになります。

室内などでハーネスを付けて歩く練習を少しずつしてから散歩に行くと良いでしょう。

 

シニア犬の散歩に関するQ&A

シニア犬の飼い主さんならば、共通の疑問があるのではないでしょうか。

よくある2つの疑問にお答えします。

  • 散歩に行きたがらないのだけど?
  • 散歩中に立ち止まってしまうのはなぜ?

 

散歩に行きたがらないのだけど?

シニア犬の散歩に関する疑問として、「散歩に行きたがらないのはなぜか」ということがあります。

原因として、足腰に痛みがあるなど体の不調や好奇心の低下といった心身の不調が考えられます。

例えば、おやつなど大好きなもので外へと誘導してみましょう。

外気に触れるだけでも気分転換になります。

好奇心や意欲の低下が長引くようであれば、動物病院に連れて行くことをおすすめします。

 

散歩中に立ち止まってしまうのはなぜ?

「散歩中に立ち止まってしまうのはなぜか」というのも、シニア犬の散歩に関する疑問の1つです。

疲れやすいシニア犬は、ちょくちょく立ち止まるケースが多いといえます。

あるいは足裏にケガをしていたり、関節に痛みを抱えていたりする可能性も。

様子をみて異常が見当たらなければ、軽くリードを引っ張って誘導してみましょう。

あまり頻繁に立ち止まって歩きたがらない場合は、始めから犬用カートに乗せて行くのもいい方法です。

散歩の途中でカートから降ろし、何度か歩かせてみる方法をおすすめします。

 

まとめ

シニア犬を飼っている方は、散歩の必要性や散歩量の目安、注意点を知りたいですよね。

実は、シニア犬にも散歩は必要だといわれています。

本記事では、シニア犬にも散歩が必要な理由と、散歩量の目安や注意点を紹介しました。

愛犬に健康で長生きしてもらうため、シニア犬の散歩の必要性や目安を知りたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。

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