ペットを飼いたいと思っても、「ちゃんとお世話してあげられるかな?」と不安になりますよね。
ペットは癒しを与えてくれる大切な存在ですが、実はペットを飼うデメリットもあります。ペットを迎え入れる前には、デメリットも知ったうえで冷静に判断をすることが大切です。
本記事では愛犬と暮らす筆者が、ペットを飼うデメリットや家族に迎え入れる前に知ってほしいポイントを紹介します。
ペットを飼いたいと考えている方は、ぜひ本記事を参考にしてくださいね。
ペットを飼うデメリット7選
ペットを飼う際は、デメリットを知った上で対処法などを考えておくことが大切です。
飼う前に知っておいてほしいデメリットを、7つ紹介します。
- 長時間留守にできない
- ペットを置いて旅行にいけない
- 鳴き声がうるさい
- 動物の臭いが移る・家が汚れる
- 飼育費用がかかる
- 毛が抜けて掃除が大変
- 適度な運動が必要
長時間留守にできない
ペットを飼うと、長時間外出できなくなります。
外出中は、トイレや食事などのお世話をしてあげられません。
飼い主がいないことで、寂しさやストレスを感じてしまうケースもあります。
特に犬は群れをつくって生きてきた動物のため、1人になることにストレスを感じやすいといわれています。
ペットによっては分離不安という症状が起き、パニックになったり問題行動を起こしたりしてしまうケースも。
筆者の愛犬は分離不安はないものの、家の中でトイレができません。
留守中はずっとトイレを我慢することになるため、長時間の外出はできず遠出をするのは困難です。
飼う犬によって性格が違うため理由は様々ですが、自由に長時間留守には出来なくなります。
(参考:富士見台どうぶつ病院)
ペットを置いて旅行にいけない
ペットと暮らすと、気軽に旅行に行くことができなくなります。
旅行中のペットのお世話をどうするのかが、大きな問題になるのです。
ペットホテルやペットシッターを利用するにも費用がかかり、繊細な動物には大きなストレスになります。
ペットと泊まれるホテルから探そうと思うと、宿泊先の選択肢はぐっと減り費用も上がります。
ペットと一緒では電車やバス、飛行機などが自由に使えないこともあり、交通手段も限られてしまいます。
友人の家では、子供とママはホテルに泊まり、夫と愛犬は車中泊をするようにしているのだとか。
筆者も旅行前に愛犬を遠方の実家に預けるため、旅行の日程プラス前後11日の余裕が必要です。
預ける練習をするなど事前に計画を立てる必要があり、ペットの状況によっては、旅行は諦める覚悟も必要になります。
鳴き声がうるさい
ペットには、鳴き声がうるさいというデメリットもあります。
特に鳥や犬などは鳴いたり吠えたりすることがあり、しつけも飼い主の思い通りにいくとは限りません。
集合住宅や隣との距離が近い家などの場合は、近所迷惑になりやすいので注意が必要です。
近隣とのトラブルが悪化し、裁判沙汰になったり賠償責任を負ったりするケースも。
鳴き声が大きい場合は、音を吸収する吸音パネルや絨毯などを使うなど、防音対策が必要になります。
動物の臭いが移る・家が汚れる
ペットと暮らすと、臭いが移ったり家が汚れてしまうというデメリットもあります。
ペットの臭いや汚れは、どうしても服や家などに付着してしまいます。
猫や鳥などは高いところにも登れるため、エアコンや柱の上など手の届かない所まで汚れて掃除が大変なのだとか。
友人の犬は留守番のたびに壁や机の足を噛むらしく、家がボロボロになったと嘆いていました。
筆者の家でも、床は愛犬の爪跡がいっぱいです。
清潔な環境を保つには、家の掃除だけでなくペットもケアをするなど定期的な管理が必要になります。
飼育費用がかかる
ペットとの暮らしには、さまざまな飼育費用が必要です。
食事代だけでなく定期的な予防接種代がかかったり、病気の治療費など予定外の費用が急に発生したりします。
人間の病院代には健康保険が適用されますが、動物は基本的に全額負担になるため、治療費が高額になるケースも。
ペットの種類によってはサロンでのケアが必須になることもあり、定期的にケア代がかかります。
事前に保険に加入したり毎月のサロン代を家計の予算に組み込んでおいたりと、計画的に家計を管理しておく必要があるでしょう。
毛が抜けて掃除が大変
ペットと暮らすと、抜け毛の掃除が大変です。
特に犬や猫など毛の抜けやすいペットの場合は、1日でかなりの毛が落ちます。
筆者宅でも愛犬の換毛期は、朝掃除機をかけても昼前にはもう床が毛だらけになっていることもあります。
自動お掃除ロボを設置して頻繁に掃除をするなど、こまめに掃除できる環境が必要です。
さらに、ペットの抜け毛にはアレルギーを引き起こす物質が付いているため、空気清浄機を設置するなどの対策も必要になります。
ペットがいると予想よりもたくさんの毛が抜け、あらゆる場所に毛が溜まってしまう恐れがあります。
適度な運動が必要
ペットには適度に運動をさせてあげる必要があります。
運動できない環境では、ペットもストレスを感じたり健康に悪影響が出る恐れがあるのです。
犬の場合は1日1~3回の散歩で、トイレをしたりストレスを発散させたりします。
また大型犬や運動好きな犬種の場合は、定期的にドッグランなどに連れて行かなければならないケースも。
一緒に走ったり遊んだりと、飼い主にも時間や体力の余裕が求められるでしょう。
ペットを飼う前に確認すべきデメリット
ペットを飼う際は、最期までしっかりと面倒を見てあげる必要があります。
飼うと決める前に確認しておくべきポイントを、3つ紹介します。
- 家族の合意が得られないかも
- 自分に世話をする体力がないかも
- 自分・家族にアレルギーがあるかも
家族の合意が得られないかも
ペットを飼う前には、必ず家族全員の同意を得るようにしましょう。
動物が苦手な家族がいた場合などは、大切にしてもらえないことでペットがストレスを抱えてしまうケースがあります。
ペットのお世話は何年も続くもので、ペットと暮らしているうちに家族の環境も変わっていきます。
「散歩は自分がする!」と決めた子供が、10年後には進学で家を出ている可能性も。
ペットのお世話は大変で長期間継続する必要があるため、家族全員で分担したり協力したりすることが大切です。
必ず事前に相談し、家族みんなでペットを迎え入れる体制を整えましょう。
自分に世話をする体力がないかも
自分にはペットのお世話をする体力があるのかも、考えてみましょう。
例えば犬を飼う際は、毎日の散歩や一緒に遊んであげる時間が必要です。
大きなペットの場合は力も強く、ブラッシングなどのケアだけでも体力を使います。
さらに、亀のように40年以上生きるペットもいて、自分が最期まで面倒を見られるかどうかも重要なポイントです。
日々のペットの運動やお世話ができ、最期まで責任をもって面倒を見られるかを事前にしっかりと考えておきましょう。
自分・家族にアレルギーがあるかも
自分や家族に動物に対するアレルギーがあるケースもあるため、注意しましょう。
アレルギー症状がひどい場合やアレルギーへの対処法がわからない場合は、悪化して肺炎などになってしまう恐れがあります。
特に小さな子供や高齢者の場合は悪化するリスクが高いため、注意が必要です。
初めて家族にペットを迎え入れる場合は、まず全員でアレルギー検査を受けておきましょう。
知人の家でペットと接する機会を持ち、アレルギーが出ないか様子を見てみるのも良いですね。
そして、もしアレルギーを発症しても、ペットのお世話を投げ出すことは許されません。
家族でどのように対応するのかを話し合ってから、ペットを家族に迎えましょう。
まとめ
ペットは、家族に癒しや喜びなどをたくさん与えてくれます。
しかし、さまざまな責任やデメリットも伴うため、飼う前にしっかりとチェックしておくことが大切です。
本記事では犬と暮らす筆者が、ペットを飼うデメリットや飼う前にチェックしておいてほしいポイントを紹介しました。
ペットとお互いに幸せな生活を送れるように、デメリットをふまえて慎重に判断をしてくださいね。
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