【子育て中の自己嫌悪】育児に悩むママたちの体験談と対処法をご紹介

 

「親はこうあるべき」と、親としての理想像を持っているママは多いのではないでしょうか。

しかし、理想と現実とのギャップが大きかったり思うような子育てができなかったりして、自己嫌悪になってしまうことも。

本記事では、子育て中に自己嫌悪を感じたママの体験談と対処法を紹介します。

子育てでの自己嫌悪に悩んでいる方は、参考にしてくださいね。

 

子育て中どんなときに自己嫌悪になる?先輩ママたちの体験談

子育て中のママは、どんな時に自己嫌悪になるのでしょうか?

7人子だくさんの筆者や、周りのママたちの子育て事例を元に6つの体験談を紹介します。

  • 大きな声で怒った時
  • 手をあげてしまった時
  • 感情的に暴言をぶつけてしまった時
  • 子どもが泣きながら寝てしまった時
  • 優しく健気な姿を見た時
  • 子どもが忘れ物をした時

 

大きな声で怒った時

筆者の子どもがイヤイヤ期の頃に、子どもに対して怒鳴ってしまった体験談です。

何をするにもイヤイヤで疲れていた頃、子どもがお茶の入ったコップを投げて、大きな声で怒ったことがあります。

子どもは筆者を見てビクッと肩を上げて固まった後、泣き出しました。

子どもを萎縮させてしまったと感じ、「なんでもっと優しく言えなかったんだろう」と申し訳なくなりました。

親に余裕がない時や子どもにとって危険な時などは、つい大きな声を出してしまいがちです。

大きな声で怒った時に自己嫌悪になることは、筆者以外にも多くのママたちが経験しているようでした。

 

手をあげてしまった時

筆者の夫は、第5子が生まれるくらいまで「言っても分からなければ叩いてでも教えろ」という考え方をしていました。

筆者は共感できない考え方でしたが、夫に反対意見を強く言うこともできなかったのです。

ある時、夫が子どもに手をあげると、子どもは手で頭を庇うような仕草をしました。

叩かれまいと自分を庇う子どもの姿を見て、筆者は悲しくなり自己嫌悪に陥りました。

筆者自身も、感情的になり子どもを叩いてしまったことがあります。

周りのママたちを見ていても、つい手が出てしまうことがあるようです。

手が出る状況としては、危険回避のためや言っても聞かないため、親がイライラしていたといった背景があります。

 

感情的に暴言をぶつけてしまった時

筆者の長女が中学生だった頃の体験です。

反抗期の娘に対して「産まなければ良かった」と言って、娘を泣かせてしまったことがあります。

もちろん本心ではありません。

どれほど重い言葉かも分かっているつもりなのに、感情的に暴言をぶつけてしまったのです。

苛立ちを止められず、大人気ない態度だったととても後悔して自己嫌悪に陥りました。

筆者のママ友にも、言うことを聞かない子どもに強く言い過ぎて自己嫌悪感を覚えたことがある方が何人かいます。

 

子どもが泣きながら寝てしまった時

筆者の末子が幼稚園の時のエピソードです。

いつも親子で一緒に寝ているのですが、筆者の終わらせたい用事が終わらず、先に寝るように子どもに伝えました。

しばらくして、子どもの様子を見るため寝室に行くと、子どもは既に寝ていました。

しかし、涙の跡が頬にあるのを見つけて「寂しい思いをさせてごめんね」と思い、用事を優先させたことを後悔したのです。

筆者のママ友は、仕事で遅くまで子どもを保育園に預けていて、お迎えに行った時の寂しそうな顔を見ると自己嫌悪すると教えてくれました。

 

優しく健気な姿を見た時

筆者の子どもが3歳、2歳、1歳の頃の体験です。

夫と年子の娘たちと一緒に、食事に出かけていました。

店内は花見シーズンでごった返し、注文の品は30分待っても運ばれてくる気配はありませんでした。

1歳児が泣き出したら困るとイライラし始めた筆者に、「ご飯楽しみだね」と長女が笑顔で言ったのです。

娘の笑顔を見て気持ちが軽くなり、短気な自分に自己嫌悪感を覚えました。

筆者のママ友は、体調不良で動けない自分を心配する子どもの姿を見て、自己嫌悪になったそうです。

「子どもに心配かけないよう元気な母でいたい」と、彼女はいつも健康に気を遣っています。

 

子どもが忘れ物をした時

筆者の三男が幼稚園の頃のエピソードです。

幼稚園行事でバス遠足があり、3男は遠足をとても楽しみにしていました。

遠足の前日の夜から張り切って準備をし、当日はいつもより早く登園したほどです。

ところが、持ち物を確認してから家を出たはずなのに、園に着いたらピンクのカラー帽子がありませんでした。

筆者がすぐに自宅へ戻り園まで帽子を届けたので事なきを得ましたが、三男の「忘れ物してしまった……」という悲しそうな顔を見て、筆者の確認不足だと自己嫌悪になりました。

筆者の友人も学校の衣替えを忘れていたせいで、自分の子どもだけ制服が違っており、自己嫌悪に陥ったことがあるそうです。

親のせいで子どもが悲しい気持ちになると、親は自己嫌悪になる傾向があります。

 

子育て中の自己嫌悪はどう対処した?先輩ママたちの対処法

子育て中の自己嫌悪はどのように対処すればよいのでしょうか?

すぐに試せる対処法は、主に7つです。

  • 家事は便利家電や家事代行を利用して楽をする
  • 完璧を目指さない
  • 子どもの意見・気持ちを聞く
  • 心の専門家や地域の保健師をたよる
  • 今の自分を受け入れる
  • 心にゆとりを持つ
  • 睡眠をとる

詳しく説明します。

 

家事は便利家電や家事代行を利用して楽をする

子育てで自己嫌悪になった時は、便利家電や家事代行を利用して家事の負担を減らしましょう。

家事の負担を減らすことで、時間と心にゆとりができるでしょう。

「やるべきことは多いのに時間がない!」という状態だと、無能感から自己嫌悪になってしまうことも。

便利家電や家事代行を利用すると、家事の時短につながり、自分の時間を増やせます。

筆者は食洗機や洗濯乾燥機を利用して、空いた時間を子どもとのコミュニケーションに使っています。

自己嫌悪になることがあっても、子どもの笑顔に癒やされ、ポジティブな気持ちに切り替えられるのです。

 

完璧を目指さない

子育て中の自己嫌悪を解消するには、完璧を目指さないことです。

子育て中は自分の時間を作りづらく、完璧を目指そうとすると親の負担が大きくなります。

完璧な理想像と現況を比べて、できていないことが目立ち、自己嫌悪になりやすいのです。

「6割できたら十分!」という気持ちで、できたことを自分で褒めましょう。

筆者の友人は、自分自身のことを不器用だと思っているそうです。

毎日完璧に掃除しようと思うと疲れるため、少しずつ、日替わりで行うように工夫しているのだとか。

完璧を目指すのではなく、自分にとってベストな方法を見つけることで自己嫌悪を減らせます。

 

子どもの意見・気持ちを聞く

子育て中の自己嫌悪は、子どもの意見や気持ちを丁寧に聞くことで減らせます。

なぜなら、子どもの意見や気持ちを聞くことで親の意見を押しつけたり、頭ごなしに怒ったりすることを防げるからです。

親がなんでも頭ごなしに決めつけて子どもを怒ってしまうと、後から間違いに気づいた時に自己嫌悪に陥りがちです。

親の思い込みで子どもにイライラしている場合、子どもの意見や気持ちを聞くことで、親の勘違いだと気づく可能性があります。

親の勘違いで子どもを責めてしまうと、子どもが心を閉ざしてしまうことも。

親子の信頼関係を守るためにも、子どもの意見や気持ちにしっかりと耳を傾けましょう。

 

心の専門家や地域の保健師をたよる

子育てで自己嫌悪になった時は、心の専門家や地域の保健師をたよるのも有効です。

自己嫌悪の原因は、自分への期待が大き過ぎてるのかもしれません。

誰かに話を聞いてもらうだけで、気持ちが軽くなることも。

また、話すことが自分を客観的に見る機会になり、気持ちの整理ができたり、考え方の癖に気づけたりする可能性もあります。

プロのアドバイスが冷静になるきっかけになり、自己嫌悪から抜け出しやすくなることも。

筆者はいろいろな人の意見を聞いたことにより、自分の考え方に柔軟性が生まれ、視野が広がり自己嫌悪になることが少なくなりました。

 

今の自分を受け入れる

自己嫌悪を解消するなら、ありのままの自分を受け入れることです。

今の自分をありのまま肯定することで、自分を嫌いになるのではなく、前向きな気持ちになれます。

ママ友と自分、他人の子どもと自分の子どもなど、誰かと比べて自己嫌悪になるケースがよくあるのです。

自分を認めることで自己肯定感が高まれば、自分を誰かと比べて落ち込むこともなくなるでしょう。

 

心にゆとりを持つ

子育て中の自己嫌悪は、心にゆとりを持つことで解消できる可能性があります。

焦るとイライラして感情的になりがちで、落ち着いた後に自己嫌悪になりやすいのです。

時間に追われて焦り、イライラから必要以上に子どもを責めてしまう状況でも、心にゆとりがあれば冷静な対応ができるはずです。

筆者は、子どもが寝た後の時間を自分の時間にして、心のゆとりを作っています。

読書やストレッチなど、自分のために時間を使うことでネガティブな気持ちをリセットできるのです。

 

睡眠をとる

子育て中の自己嫌悪は、しっかり寝ることで対処できる場合があります。

なぜなら、睡眠は体力や気力を回復させるからです。

睡眠不足は自律神経に影響を及ぼすことが分かっています。

子どもが泣いてぐずっている時、昼間なら優しく対応ができても、夜中であれば煩わしく感じてしまうことも。

親の状況によって、同じ事柄でも受け止め方は変わるのです。

自己嫌悪になることがあっても、ぐっすり寝ることでポジティブ思考になれるかもしれません。

シンプルですが、睡眠の効果は抜群なのです。

 

まとめ

親として適切な振る舞いを意識していても、うまくいかないことは多いですよね。

子育て中の自己嫌悪は、多くのママたちが経験していることです。

本記事では、子育て中に自己嫌悪を感じたママの体験談と対処法を紹介しました。

子育てでの自己嫌悪に悩んでいる方は本記事を参考に、親子ともども快適で幸せな子育てを目指してくださいね。

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