「柴犬は、わがままって本当?」
これから柴犬を飼おうと考えていると、心配になりますよね。
実は、柴犬は警戒心や好奇心が強いため、わがままに感じる場合があります。また、飼い方次第ではわがままに育ってしまうことも。
本記事では、柴犬の個性的な性格や、わがままになる飼い方と対処方法を解説します。
これから柴犬を飼う予定のある方は、本記事を参考にしてくださいね。
柴犬はわがまま?性格を解説
柴犬はわがままな性格だといわれることもありますが本当でしょうか?
柴犬の性格は主に3つあります。
- 勇敢で警戒心が強い
- 自立心が強い
- 好奇心旺盛
詳しく説明します。
勇敢で警戒心が強い
柴犬の性格には、勇敢で警戒心が強く、飼い主さんには忠実というところがあります。
その反面、他人にはなかなか心を開きません。
不安のあまり時に攻撃的になることがあるので、人や他の犬とのトラブル回避のためにもうまくしつけなければなりません。
柴犬のしつけに不慣れな場合は、専門のトレーナーさんにおまかせしましょう。
自立心が強い
柴犬の性格には、日本犬に多く見られる自立心の強さがあります。
柴犬のルーツは猟犬です。
そのため、飼い主からの命令がなくても自分の判断で獲物を追ったり仕留めたりするなど、頭が良くて自立心が強いことが特徴です。
飼い主や家族に対して甘えてくることはあまりなく、クールに接してきます。
好奇心旺盛
柴犬の性格は好奇心が旺盛で活発なところがあります。
動くものによく反応し遊ぶことが大好きで、おもちゃやボールなどを使い体を動かすことを好みます。
柴犬がわがままになる飼い方
ここまで説明したように、柴犬は警戒心や自立心、好奇心などが旺盛です。
それは決して「わがまま」とは違います。
しかし、飼い方次第では、わがままな柴犬に育つ可能性もあります。
柴犬がわがままになる飼い方には、主に次の4つがあります。
- スキンシップが取れていない
- 悪いことをしても叱らない
- 柴犬の要求に応じている
- 柴犬を最優先にしている
それぞれ説明します。
スキンシップが取れていない
柴犬がわがままになる飼い方に、スキンシップが取れていないことがあります。
スキンシップが足りないと、飼い主さんに構って欲しくて、わざと気を引こうとしてわがままになるのです。
飼い主さんと犬とのコミュニケーションが不足すると、信頼関係を築けません。
信頼関係が構築されていなければ、犬は飼い主さんのいうことを聞こうという気持ちにならず、わがままな態度を示してしまうのです。
悪いことをしても叱らない
悪いことをしても叱らず甘やかすと、柴犬がわがままになる場合があります。
犬は叱られないと「これは、いいんだな」と学習し、いたずらがどんどんエスカレートしていきます。
やめさせようとあわてて「ダメ!」と叱って取り上げると、唸ったり吠えたり反抗するようになるのです。
柴犬の要求に応じている
要求に何でも応じる飼い方をすると、柴犬がわがままになることがあります。
いろんな要求に飼い主さんが応じてしまうので、「なんでも言うことを聞いてくれる」と学習するのです。
わがままに育った柴犬は、飼い主さんが要求に応えないと、唸ったり吠えたり攻撃的な態度を見せます。
柴犬を最優先にしている
柴犬を最優先にしている飼い方をすると、柴犬がわがままになることがあります。
飼い主さんとの上下関係が崩れてしまっているのです。
もともと自立心が強く賢い性格なため、自分が上だと認識してしまっているのに急に飼い主さんに指示されても従いません。
犬が飼い主の意思に反する行動をとる恐れがあるので要注意です。
柴犬をわがままにしないための対処方法
柴犬をわがままにしないための対処方法には、次の4つがあります。
- 悪いことは「ダメ!」と伝える
- ご飯を食べなければ下げる
- おやつは飼い主のタイミングで与える
- 信頼関係を築く
それぞれ説明します。
悪いことは「ダメ!」と伝える
柴犬をわがままにしないためには、悪いことは「ダメ!」とはっきり伝えることが大切です。
いつもより低いトーンの声で顔も怒った表情で「ダメ!」と叱ります。
唸ったり吠えたりの反抗的・攻撃的な態度をとっても、騒ぎ立てず落ち着いて屈しないことが大事です。
犬は、人が怖がっているかどうか敏感に察しますし、騒ぎ立てると犬が興奮するからです。
ご飯を食べなければ下げる
ご飯を食べないというわがままには、「10分ほどおいても食べなければ器を下げる」という方法で対処しましょう。
犬は1日程度であれば、食べなくても大丈夫だと言われています。
「ご飯を食べないのであれば別なもので……」などと考えてはいけません。
「わがままでご飯を食べなければ何ももらえない」ということを認識させるため、可哀想ではありますがご飯はさげ、おやつも与えません。
ただし、病気が原因で食欲がない可能性もあるので、ご飯を食べない状態が続く場合は獣医の診察を受けましょう。
おやつは飼い主のタイミングで与える
「おやつが欲しい」などのわがままには、飼い主のタイミングで与えることで対処します。
飼い主さんの「わがままを許さない」という、強い覚悟と決心を持つことが最も重要で難しいことなのです。
特におやつのおねだりは、要求に応じる必要はありません。
わがままな行動をやめた時・指示通りに行動できた時に、きちんと褒めてからご褒美におやつをあげます。
信頼関係を築く
柴犬をわがままにしないための対処方法の一番は、信頼関係を築くことです。
わがまま行動の原因は、飼い主さんとの上下関係が崩れてしまっていることが大きいからです。
しつけの場面でも日常生活での態度や接触する機会でも、犬の言いなりにならないことが重要です。
飼い主さんとの信頼関係を築くための心構えとして次の2つがあります。
- 行動の善悪はきっちりと線引きし、「いいこと」「悪いこと」は統一した基準にします。犬のささいな要求にも毅然とした態度で臨みましょう。
- 日常的なコミュニケーションを欠かさないために、存分にスキンシップをとります。
犬との信頼関係を築くには時間がかかります。
焦らずに取り組んでいきましょう。
まとめ
「柴犬は、わがままって本当?」
これから柴犬を飼おうと考えていると、心配になりますよね。
わがままな態度は、自立心の強い性格が影響していることも。
また、飼い方を間違うとわがままな犬になってしまいます。
本記事では、柴犬の性格や、わがままになる飼い方と対処方法を解説しました。
これから柴犬を飼う予定のある方は、本記事を参考にしてくださいね。
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