「毎日暑くて朝からエアコンが必要だけど、電気代が心配だな」
電気の使用量が増えると、電気代が気になりますよね。
本記事では、すぐに実践できるエアコンと冷蔵庫の節電方法を解説します。
夏場の電気料金を抑えたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
夏の電気代の節約はエアコンと冷蔵庫の使い方を工夫する
夏の電気代を節約するためには、エアコンと冷蔵庫の使い方を工夫しましょう。
エアコンは、夏の電気使用量の約6割を占めます。
また、1年を通して24時間フル稼働している冷蔵庫も、夏に最も多くの電力を消費します。エアコンと冷蔵庫の使い方を工夫すると、夏の電気料金を抑えることができますよ。
夏の電気代の節約方法【エアコン】
夏にたくさんの電気を使うエアコンの電気代を抑えるにはどうしたらよいでしょう?
電気代を節約する方法のポイントは、次の7つです。
- 設定温度は28℃にする
- 室温を下げた後は自動運転でキープ
- 最初から弱運転はしない
- 扇風機やサーキュレーターを併用する
- 定期的にフィルターを掃除する
- 室外機の周りに物を置かない
- 吹き出し口を上向きまたは水平にする
それぞれについて、解説していきますね。
設定温度は28℃にする
エアコンの設定温度を28℃に高く設定すると、節電になります。
設定温度を1℃上げると、約13%の消費電力の削減ができるからです。
25℃から28℃、外気温との差は7℃以内が、適正な室内温度と言われています。
室内の冷やし過ぎに注意して、節電しましょう。
室温を下げた後は自動運転でキープ
電気代を節約するには、エアコンを付けて室内温度を下げた後、なるべく一定の温度を保ち続けることをおすすめします。
エアコンは起動時に最も電気を消費し、つけたり消したりを繰り返すと余計に電気を使ってしまうからです。
夜中にタイマーを設定してエアコンを消し、暑くなったらつけるということを繰り返すと、逆に電気代がかさみます。
また、ちょっとした外出時もエアコンはつけておく方が節約になります。
最初から弱運転はしない
電気代を節約するには、エアコンをつけはじめに弱運転にせずに、普通に運転することもおすすめです。
弱運転は電力消費量が少ないように思いますが、快適な室温になるまでに時間がかかり、より多くの電力を消費してしまうからです。
室内温度を設定温度まで一気に下げた方が、電気代を安く抑えることができますよ。
部屋の温度を下げたあとは、自動運転で室温をキープしましょう。
扇風機やサーキュレーターを併用する
多くの電力を必要としない、扇風機やサーキュレーターの併用も節電に有効です。
室内の空気を循環させると、エアコンの冷気をうまく部屋中に回すことができるからです。
扇風機やサーキュレーターをエアコンの対角線上に置いて、部屋の空気を循環させて室温を一定に保ちましょう。
エアコンだけで部屋を冷やす時より電気代を抑えることができます。
定期的にフィルターを掃除する
定期的にフィルターの目詰まりを掃除することも、電気代の節電になります。
フィルターが目詰まりしたままエアコンを使うと、空気の取り込みが悪くなり電気代がかさみます。
掃除をして目詰まりを解消すると、エアコンが効率的に稼働できるのです。
2週間に一回程度、フィルターの掃除をしてゴミやほこりを取り除き、エアコンが室内の暖かい空気をスムーズに取り込めるようにしましょう。
室外機の周りに物を置かない
電気代を節約するためには、エアコンの室外機の周りに物を置かないようにしましょう。
吹き出し口の前に物を置いたり、カバーで覆っていたりすると、室内の暖かい空気を室外機が放出できず、熱が逃げづらくなってしまうからです。
室外機の周囲にものがある場合は、移動させて風通しを良くし、エアコンが効率よく稼働できるようにしましょう。
吹き出し口を上向きまたは水平にする
エアコンの噴き出し口を上向きまたは水平にすることも、電気代の節約につながります。
冷たい空気は、暖かい空気よりも重いため、風向きを上向きにすると冷たい空気が天井から床に降りてきます。
天井から床に向かって自然と空気の対流が発生し、部屋全体を冷やすことができるのです。
風向を下向きにすると、天井近くは温かく床付近は冷たいなど温度むらができて、必要以上に部屋を冷やし余分な電気を使ってしまいます。
吹き出し口の位置を上向きまたは水平になるよう意識して使ってくださいね。
夏の電気代の節約方法【冷蔵庫】
夏に消費電力が大きくなる冷蔵庫の電気代を節約するにはどうしたらよいでしょうか?
電気代を抑える主な方法は、次の3つです。
- 冷蔵庫の設定温度を見直す
- 冷蔵室に食品を詰め込みすぎない
- 冷蔵庫の開閉回数を考慮する
これから詳しく説明していきますね。
冷蔵庫の設定温度を見直す
冷蔵庫内の設定温度を見直すことも、電気代の節約になります。
適温を保てば庫内を必要以上に冷やさず、余計な電力を使わないで済むからです。
設定温度はできるだけ、夏は「中」冬は「弱」にしましょう。
設定温度を「強」から「中」にした場合、年間で61.7kWh節電、約1,400円の節約になります。
冷蔵室に食品を詰め込みすぎない
冷蔵室に食べ物を詰め込みすぎないことも、節電につながります。
冷蔵庫は冷気を循環させることによって温度を保っています。
食品を詰め込みすぎると冷気が循環できず、温度調節機能が稼働し続けるので、無駄に電力を消費してしまうのです。
節電のためにも、冷蔵庫に入れる食品は容量の半分程度にして、スッキリした庫内をめざしてみてくださいね。
冷蔵庫の開閉回数を考慮する
冷蔵庫を開け閉めする回数を減らすだけでも、節電に効果があります。
扉を開ける度に冷蔵庫内の冷気が外に出てしまい、再び冷やすために電気を使ってしまうからです。
庫内を確認しなくても何が入っているかがわかるよう、中身の管理をしましょう。
冷たい飲み物を、保冷ポットやマグに入れて外に出しておくと、開閉回数が減りますよ。
冷蔵庫の扉を頻繁に開けなくてもすむよう工夫してみてくださいね。
まとめ
暑い日に欠かせないエアコンと冷蔵庫。
この2つの家電だけでも、電力の消費量が多くなります。
夏は電気代が上がって困りますよね。
本記事では、ちょっとした工夫で夏の電気代を抑えられる、エアコンと冷蔵庫の使い方について説明しました。
夏場の電気料金が気になっている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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