「資産運用のために積立NISAを始めたい」
そんな時、積立NISAのための貯金がないと困ってしまいますよね。
実は、貯金ゼロでも積立NISAを始められる方法があります。
本記事では、積立NISAを貯金ゼロからでも可能な戦略を紹介しています。
資産運用をしたいけれど貯金がなくてお困りの方は、参考にしてくださいね。
貯金ゼロでも始められる積立NISAとは何か
貯金ゼロでも始められる積立NISAとはどのようなものでしょうか?
主なポイントは2つあります。
- 積立NISAの仕組み
- 小額から始められる積立投資
詳しく説明します。
積立NISAの仕組み
貯金ゼロでも始められるのは、積立NISAの仕組みにあります。
積立NISAは、少額からの積立投資を支援するために生まれた非課税制度だからです。
投資で得た利益には約20%の所得税がかかりますが、積立NISAであれば所得税は引かれません。
積立NISAは少額から積立投資ができ、利益が出たとしても所得税が引かれないので、始めやすいのです。
少額から始められる積立投資
積立NISAは、少額から始められる積立投資なので、貯金ゼロでも始められます。
少額から始められるというのは、毎月100円から投資できるからです。
毎月の給料から数百円程度でもいいので、積立NISAの運用に回します。
少額だと十分な資産形成はできませんが、続けていくうちに投資に回すのに適した金額が分かってきます。
貯金ゼロでも積立NISAをする戦略は定期積立!
貯金ゼロでも、積立NISAをするなら、定期積立がおすすめです。
毎月決まった日に、決まった金額で積立できます。
教育費なのか旅行費用なのか、自分の目標額を設定しましょう。
金額が設定できると、計画的に積立できます。
積立NISAのメリットとデメリット
積立NISAの特徴はどのようなものがあるでしょうか?
下記についてそれぞれ紹介します。
- 積立NISAのメリット
- 積立NISAのデメリット
積立NISAのメリット
積立NISAのメリットについて3つ紹介します。
- 運用コストを抑えることができる
- 年齢に上限がない
- 安心安全の銘柄が購入できる
【①運用コストを抑えることができる】
積立NISAのメリットは、運用コストを抑えることです。
積立NISAの投資対象は、販売手数料が0円の商品や、信託報酬の低い商品となっています。
本来、投資信託を購入・運用する際には別途手数料がかかりますが、積立NISAは長期運用を目的としているため手数料はかかりません。
以上のことから、運用コストを低めに抑えられます。
【②年齢に上限がない】
2つ目のメリットは、年齢に上限がありません。
積立NISA用の口座を開設する際には、18歳以上であることが条件となっています。
しかし、積立NISAの利用には年齢の上限を設けていないため、何歳からでも長期積み立て投資を始められます。
【③安心安全の銘柄が購入できる】
安心安全の銘柄が購入できる点が、積立NISAのメリットです。
積立NISAは、金融庁が長期・積立に適した一定のガイドラインを作っています。
初めての方にとって銘柄選びは難しいと感じますが、ガイドラインがあるので安心して銘柄を選べます。
積立NISAのデメリット
積立NISAのデメリットについて3つ紹介します。
- 購入できる投資信託が限られている
- 1年の投資枠が決まっている
- 元本割れすることがある
【①購入できる投資信託が限られている】
積立NISAのデメリットは、購入できる投資信託が限られていることです。
積立NISAの対象となる投資信託は、金融庁の基準をクリアしたもののみです。
たとえば、個別株や株主優待等の恩恵を受けられません。
様々な種類の投資信託から選びたい方は、注意が必要です。
【② 1年の投資枠が決まっている。】
積立NISAのデメリットとして、1年の投資枠が決まっている点が挙げられます。
積立NISAは、1年間の上限が40万円と定められています。
途中で売却しても、投資額が復活する事はありません。
4月に10万円の投資信託を購入し、翌月の5月に売却したら、購入した10万円の枠は復活しません。
また、投資枠が余ったとしても翌年に繰り越しができないので、投資枠に注意が必要です。
【③元本割れすることがある】
元本割れすることがあるのが、積立NISAのデメリットです。
積立NISAも投資にはなるので、利益を得られることもあれば、購入したときよりもマイナスになる可能性があります。
投資には、損益通算という制度があります。
たとえば、A証券で10万円の損失が出たけどB証券で10万円の利益が出たとき、利益をプラマイゼロと考えるものです。
積立NISAは損失を相殺できず、B証券の利益に2万円の税金がかかります。
積立NISAに必要な準備
積立NISAに必要な準備はどのようなものがあるでしょうか?
ポイントは2つあります。
- 積立に回せる額を明確にする
- どこの銘柄がいいか見ておく
詳しく説明します。
積立に回せる額を明確にする
積立NISAに必要な準備は、積立に回せる額を明確にしておくことです。
ある程度積立に回す額が決まれば、今は貯金がなくても積立分は残しておこうと意識ができます。
少額からできるので、最初のうちは100円から始めて慣れてきたら金額を増やしていくのもアリです。
資産運用のために、自分の生活がキツくならない範囲でまずはやってみてくださいね。
どこの銘柄がいいか見ておく
積立NISAを始める前に、どこの銘柄がいいのか把握しておきましょう。
種類が限られているとはいえ、初めのうちはどうしたらいいか困るからです。
たとえば「SBI証券」と「楽天証券」は有名ですが、プロに相談できたりポイントが貯まったりと利点が違います。
自分に合いそうな銘柄を選ぶのは大切です。
自分が納得した上で銘柄を購入できると、後悔しなくて済みます。
参考:マネーはじめてナビ
貯金ゼロでも積立NISAで成功するためのポイント
貯金ゼロでも積立NISAで成功するにはどうすれば良いのでしょうか?
主なポイントは2つあります。
- 長期運用を心がける
- 目標を決め、無理のない範囲で積立をする
長期運用を心がける
貯金ゼロでも積立NISAで成功するには、長期運用を心がけましょう。
長期運用を行い、得られる複利効果が十分に発揮されると、資産形成が成功しやすくなります。
いつでも売却して現金化できる点は、積立NISAのメリットです。
しかし価格が上がってもすぐに売らない方が長期的に見て利益になることもあります。
すぐに利益を出そうとするのではなく、「長期的に運用していくものだ」と理解してから始めると上手くいきます。
目標を決め、無理のない範囲で積立をする
貯金ゼロでも積立NISAで成功するために、目標を決めて無理のない範囲で積立をしましょう。
目標が明確でないと、短期的な売買を繰り返してしまいます。
商品選びの際、目標が定まっていると、自分の目標に合った商品選びと金額設定ができます。
貯金ゼロでも無理をしないように、いつまでにどのくらいの金額が必要か明確にすると良いですよ。
まとめ
「資産運用のために積立NISAを始めたい」と思っても、積立に回せる貯金がないと困ってしまいますよね。
実は積立NISAは貯金ゼロでも始められるのです。
本記事では、積立NISAを貯金ゼロからでも可能な戦略を紹介しました。
積立NISAをしたいけれど、貯金がなくてお困りの方は、本記事を参考にしてくださいね。
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