ストレスが溜まると、買い物をしてストレスを発散したくなることがありますよね。
本記事では、ストレスでお金を使いたくなる理由と、浪費癖の防ぎ方について解説します。
買い物のし過ぎで不安を感じている方は、参考にしてください。
ストレスでお金を使いたくなるのはなぜ?
ストレスが溜まったり強いストレスがかかると、お金を使いたくなるのはどうしてでしょうか?
次の2つの理由があります。
- 買い物でストレスを発散しようとしている
- 新しいものを手にいれる満足感がほしい
詳しく説明します。
買い物でストレスを発散しようとしている
ストレスでお金を使いたくなる理由は、買い物でストレスを発散しようとしているからです。
「ストレス社会」と言われる現代のはけ口の一つが、「お金を使う行為」なのです。
ショッピングは新しいものを手に入れる行為で、お金を使う際には快感や満足感をもたらすドーパミンが放出されて快感が生まれます。
そのため、ストレスが大きいほど買い物に依存しやすいのです。
新しいものを手にいれる満足感がほしい
新しいものを手にいれる満足感は、浪費癖を作る根本的な原因の一つです。
たとえば、お店で素敵な靴を見るとドーパミンが分泌されワクワクします。
自分にとって新しければ新しい体験であるほどエキサイティングなので、脳が快感を覚えて喜ぶのです。
快感を持続させるために、自分が履きそうにない靴をつい買ってしまうこともあるかもしれません。
しかし、買い物を終えるとドーパミンは減少するので、必要で買ったわけではない靴は下駄箱の中にしまいっぱなしになるのです。
ストレスでお金を使いたくなるときの対処法
ストレスでお金を使いたくなるときの対処法には、次の3つの方法があります。
- 現金やカードを持ち歩かない
- ショッピングサイトやアプリを見ないようにする
- 買い物以外の方法でストレスを発散する
それぞれ解説します。
現金やカードを持ち歩かない
ストレスでお金を使いたくなるときは、多額の現金やクレジットカードを持ち歩かないことです。
あらかじめ決めておいた、一週間分の使って良いお金のみを財布に入れておくようにしましょう。
クレジットカードで買い物する習慣がついてしまうと、浪費癖でない人でもお金を使っている感覚が薄れてしまいがちです。
カードがなければ買い物ができませんから、浪費を抑えることができます。
現金払いにすると、お金を払っているという実感を取り戻せる上、使い過ぎを予防しやすいのがメリットです。
ショッピングサイトやアプリを見ないようにする
ショッピングサイトやアプリを見ないようにするのも、浪費を防ぐ効果的な方法です。
ネットショッピングの普及により、クリックするだけで簡単にお買い物ができるようになりました。
「ついつい必要のないものまで買ってしまう」「毎月クレジットカードの請求が怖い」「ネットショッピングがストレス発散になっている」という方は、ショッピングサイトやアプリを見ないようにしましょう。
毎月の支払いに追われてしまうと、楽しいはずのお買い物も楽しくなくなってしまいます。
無理のないお買い物で、ネットショッピングを楽しみましょう。
買い物以外の方法でストレスを発散する
買い物でしかストレスを発散できないと思い込んでいる方も多いかと思いますが、必ず誰にでも合うストレス発散方法があります。
ストレス発散の手段はいろいろありますが、比較的お金がかからず一人でもできる以下の方法がおすすめです。
- 十分に睡眠をとる
- 好きなものを食べる
- ゆっくりと入浴する
- 温泉に入る
- 声を出す(カラオケや絶叫マシンなど)
- 体を動かす(スポーツ、ラジオ体操、ヨガなど)
- アロマなどのリラックスツールを使うドラマや映画で泣く
- 植物に触れる、身近に置く
- 日記、ブログなどで気持ちを言語化する
買い物を止めるだけでは、余計にストレスが溜まってしまいます。
買い物以外のストレス発散の方法を見つけましょう。
お金の使いすぎを防ぐストレスの発散方法
お金の使いすぎを防ぐストレスの発散方法には、主に次の4つがあります。
- 体を動かす
- 趣味に没頭する
- 友人や家族と談笑する
- 寝る
詳しく解説します。
体を動かす
体を動かすことでストレスを発散し、お金の使いすぎを防ぎやすくなります。
外で運動すると日光浴にもなり、抗うつ効果が期待できるので一石二鳥。
ジョギングやウオーキングは単純作業に似ているので、頭を空っぽにするのに有効です。
スポーツジムに行くのもおすすめ。
スポーツジムは一人黙々と運動するタイプにも、みんなで参加して楽しむタイプにもフィットしますし、行きたいときに行けばいい場所なので気楽で負担になりません。
趣味に没頭する
映画鑑賞や読書で泣いたり笑ったりする感情のアウトプットも、ストレス発散に効果的です。
自分の身に起こったことで泣くのはエネルギーの消耗になりますが、映画や本は他人事なので心のダメージがありません。
創作・作業に没頭するのもとてもよいストレス発散法で、モノをつくっていると「無」になれるからいいのです。
たとえば、手芸でも料理でも箱庭・ジオラマなど、自分の興味があるものを創作したり、家庭菜園で何かを育てたりするのも効果的です。
友人や家族と談笑する
友人や家族と談笑すると、気分が軽くなったり気持ちの整理がついたりしやすくなります。
また、談笑して笑うことで安心感や安らぎが得られます。
笑うと心を安定させる「セロトニン」が分泌され、リラックスできるのです。
笑うと「セロトニン」のほかにも、気分を高揚させる「エンドルフィン」や、楽しく心地よい気分になる「ドーパミン」などの分泌も促されます。
寝る
お金を使いたくないときは、とにかくぐっすり眠ってストレスを発散することです。
十分な睡眠時間をとることも、ストレスを解消するためには重要です。
睡眠は体の休息だけでなく、脳にも休息を与える役割もあります。
また、睡眠不足は脳の疲労回復の妨げになるだけでなく、体の機能を調整してくれる自律神経やホルモンのバランスをも崩してしまいます。
「疲れているな」「ストレスが溜まっているな」と感じるときには早めの入眠を心掛けましょう。
まとめ
ストレスが溜まると、買い物をしてストレスを発散したくなることがありますよね。
でも、必要以上に買いすぎたり、浪費が癖になったりして困ってしまうことも。
本記事では、ストレスでお金を使いたくなる理由と、浪費癖の防ぎ方について解説しました。
買い物のし過ぎで不安を感じている方は、本記事を参考に実践してみてくださいね。
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