「育児のために仕事を辞めたら後悔するのかな?」
仕事を辞めてから後悔することになれば、困ってしまいますよね。
本記事では、育児のために仕事を辞めると後悔するのか、辞めてよかったことはあるのかについて体験談も交えて紹介します。
育児のために仕事を辞めようか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね。
育児をしながら正社員として仕事を続けるメリット
育児をしながら正社員として仕事を続けると、どのようなメリットがあるのでしょうか?
仕事を続けるメリットは、主に3つあります。
- 家計にゆとりが生まれやすい
- 夫に万が一のことがあっても大丈夫
- 家庭以外に自分の居場所を持てる
それぞれ、詳しく説明します。
家計にゆとりが生まれやすい
育児をしながら正社員として仕事を続ける大きなメリットは、家計にゆとりが生まれやすいことです。
なぜなら、夫婦それぞれに安定した収入が確保され、家計で使えるお金が増えるからです。
たとえば、光熱費や教育費などの生活に必要なお金を支払っても、まだ余りがあることも。
余裕資金を使って貯金や投資にまわしたり、趣味を楽しんだりすることも可能です。
生涯年収も変わってくるため、キャリアを維持する意義は大きいといえるでしょう。
家計にゆとりがあると心にもゆとりが生まれるため、仕事をするうえでの大きなメリットだと考えられます。
夫に万が一のことがあっても大丈夫
育児をしながら正社員で働き続けるメリットのひとつは、夫に万が一のことがあっても大丈夫だと思える安心感です。
夫に経済的な依存をせず、家庭を支えられるだけの経済力を持っているからです。
病気やケガなどで夫の収入が長期間途絶えても、対処しやすくなります。
万が一のときでも安心できる要素があると、困難な状況にも立ち向かえる希望になるでしょう。
希望こそが、正社員として働き続けるメリットなのです。
家庭以外に自分の居場所を持てる
家庭以外に自分の居場所を持てる点も、育児をしながら正社員として仕事を続けるメリットです。
子育て中は外出が制限されやすく、家にこもって生活リズムが崩れてしまうことも。
家庭以外に自分の居場所がないと、自分が辛くなったときなどに逃げる場所がありません。
家庭のほかに自分の居場所があると逃げ道になり、精神的な安定を保ちやすくなります。
また、仕事をしていると身だしなみに気を使ったり家族以外とのコミュニケーションがとれたりして、気分転換になります。
生活にメリハリがでて充実感が高まることが、育児と仕事の両立で得られるメリットです。
育児をしながら仕事を続けるデメリット
育児をしながら仕事を続けると、どのようなデメリットがあるのでしょうか?
仕事を続けるうえでのデメリットは、主に3つあります。
- 子どもと過ごせる時間が減る
- 体力的に大変
- 家計の負担が増える可能性がある
それぞれ、詳しく説明します。
子どもと過ごせる時間が減る
育児をしながら仕事を続けるデメリットは、子どもと過ごせる時間が減ることです。
なぜなら、仕事に費やす時間が増えると、増えた分だけ子どもと関わる時間が減ります。
初めてできるようになった動作などを、見逃してしまうことも。
幼少期の子どもはあっという間に成長していくので、子どもとの時間は貴重です。
子どもとの大切な時間が減るのは、デメリットだと考えられます。
体力的に大変
育児と仕事の両立は、体力的に厳しくなりやすい点がデメリットです。
子どもの夜泣きや病気のケアで睡眠が削られると、睡眠不足から疲れが溜まりやすい傾向があります。
また、立ち仕事や外回りの仕事なら、体力の消耗が大きくなりがちです。
食事作りや洗濯など、家事は先延ばしにできないものが多く、疲労が溜まってしまうことも。
育児も仕事もと頑張っていると体力の回復が追いつかず、体力的に大変になります。
家計の負担が増える可能性がある
育児をしながら仕事を続けると、家計の負担が増える可能性があります。
なぜなら、所得税のアップや保育料の負担などが考えられるからです。
正社員で働くと、夫の扶養から外れたり児童手当の対象外になったりするケースもあります。
さらに、ベビーシッターや保育園の利用時間が長くなりがちで、料金が高額になることも。
子どもが小さい間は、共働き世帯の負担が増える可能性が高いのです。
一時的な傾向とはいえ、家計の負担が増える可能性があるのはデメリットだといえます。
後悔?辞めてよかった?育児のために正社員の仕事を辞めた人の体験談
育児のために正社員で働くことを辞めると、どのような気持ちになるのでしょうか?
退職して後悔したのか、よかったのか、筆者も含めて実際の体験談を紹介します。
- 辞めてよかった筆者のエピソード
- 辞めてよかった友人のエピソード
- 辞めてよかった叔母のエピソード
- 退職を後悔した友人のエピソード
- 退職を後悔したいとこのエピソード
辞めてよかった筆者のエピソード
第6子の育児のために正社員を辞めてよかった、筆者が体験したエピソードです。
筆者は7人の子どもがいて、第5子までは産休・育休を利用しながら仕事を続けていました。
育休はありがたい制度ですが、思いのほか短く、もっと子どもの側にいたいと感じていました。
退職してから子どもと一緒に過ごす時間が増え、上の子ども達も嬉しそうでした。
なにより、数字に追われる営業職だったので開放感が嬉しかったです。
送り迎えが難しくて諦めていた、上の子ども達の習い事に通えるようになり喜んだことも。
現在は、自分のペースでできる仕事をしながら、スキルアップを目指しているので楽しいです。
辞めてよかった友人のエピソード
筆者の友人Aさんの、正社員を辞めてよかった体験談です。
育児をしながら仕事を続けるのは自分にはできないと思ったそうで、育児をきっかけに友人は退職しました。
友人は子どもが好きで、以前から3人以上は産みたいと願っていました。
正社員で働く前に育児を落ち着かせたいと考えているそうで、現在3人の子育て中です。
将来的には正社員での勤務を希望していて、資格取得のための勉強もしています。
家族を大切にしながら未来の姿も考えているので、充実した日々を過ごしているようです。
辞めてよかった叔母のエピソード
筆者の叔母の、正社員を辞めてよかった体験談です。
叔母は妊娠をきっかけに、育児に専念するため退職しました。
ずっと専業主婦でうまく家計を管理しながら、子ども2人を大学まで卒業させています。
育児と合わせて、健康に配慮した食事作りや居心地のよい家づくりなどを楽しんでいました。
家族に何かあっても、身軽に動ける点が気に入っていたようです。
現在は、全力で孫を可愛がるおばあちゃんになっています。
退職を後悔した友人のエピソード
筆者の友人のBさんが、正社員を辞めて後悔したエピソードです。
「子どもが生まれたら家にいて欲しい」という、友人の夫家族の希望もあり、友人は退職を決めました。
しかしながら、次第に家計に余裕がなくなり些細なことで喧嘩になることも。
また、田舎の山奥に住んでいたため子育ての悩みなどを話せる人もなく、閉塞感などを感じて辛くなったようです。
友人は子どもの保育園が決まると預けて働くことを決め、第二子からは育児と仕事を両立させています。
無資格からのスタートで介護職を始め、キャリアを積み、現在はケアマネジャーになっています。
育児中は大変な思いも経験したけど、頑張ってよかったそうです。
退職を後悔したいとこのエピソード
筆者のいとこが、正社員を辞めて後悔した体験談です。
彼女は事務職をしていましたが、育児との両立は厳しいと判断して退職をしました。
落ち着いたら働く予定でしたが、年子で子どもを授かり、育児期間は伸びることに。
さらに2人出産して、正社員は諦めたのだとか。
子どもは可愛いけど、年齢・スキル・体力などの面で、自分に再就職は難しいと後悔したようです。
現在は扶養内でパートで働くと決めて、家庭と仕事とのバランスを保っています。
まとめ
仕事を辞めてから後悔することになれば、困ってしまいますよね。
とはいえ、仕事を辞めたからといって後悔ばかりするわけではなく、メリットもあるのです。
本記事では、育児のために仕事を辞めると後悔するのか、辞めてよかったことはあるのかについて体験談も交えて紹介しました。
体験談から、今後のキャリアや家計、家事の兼ね合いなどを家族で話し合って決めると選択への自信が持てると考えられます。
育児のために仕事を辞めようか悩んでいる方は、ぜひ参考にして後悔しない選択をしてくださいね。
コメントを残す